朝5時に当然ワーイイイド・アウェイク! 絶対に起きちゃうんだ。わかっていたけど。ランニング・シューズは持ってきていたのだけど、坂が多く走るには適さないこのエリア。海岸線を走れるだけ走っても、往復でやっと2kmくらい。真剣に走るなら2往復しないとダメだこりゃ。
まだ月が出ている。
もともとお着替え用施設だった思われるところ。扉もなく、内側のガラスも壊れているものばかり。
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こういう廃墟になっちゃてるところがとても多い。そして遺跡に慣れているのか、それが放っておかれてる感じがギリシャなのかも。日本だったら、すぐ撤去されるよね。
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朝やけ。
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ホテルの裏にあったヨット? 勝手にPlasseyと名付ける。
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ここにも野良が。誰か餌付けしてるし…
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起きたら自動的に朝ごはんがあるのが嬉しい。せっかくギリシャにいるのに何故か英国風。そしてこのまま疲れたのでback to bedしようとしたら、主催者からメールが入り、オープニングがあるので来てほしいという緊急呼び出し。2時間後にタクシーをよこすからそれに乗って来いという。
この感じは、結局最後まで続く。なんともそれがギリシャ風。
オープニング・イベント。ここでやっとヤヌシュたちと合流したよー!
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ボランティアの皆さん。地元の街やギリシャだけではなく欧州各国から来ているらしい。いいね!
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関係者の皆さん。
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ミハウ(ヤヌシュ・プルシノフスキのバンドの笛担当)のバックには、まだこれがついてるw
午後はヤヌシュたちとビーチへ。水着の写真は無しとしてヤヌシュの青い海パンが素敵だったと書いておきましょう。しかしみんな水がぬるいと文句言ってた。そうなのか?!
私も水着を着るのは久しぶりだったのだけど、病気前に泳いでいた時に来ていた水着が痩せてブカブカになってしまい、20代の時着ていたスクール水着のようなやる気のない水着を着用。でも後から見たら、背中がバッチリ焼けて皮が剥けておりかなりいい感じ。…というか、今、とてもかゆい(笑)
いいよなぁ、人生初の海外リゾート!
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夕方はスペインのオーガナイザー、アルチェリさんによるレクチャー。今回私も参加させていただく5回のレクチャーのうちの一回です。
何度も書きますが、この時点でも主催者からは何も聞かされていなかったんだよな… ま、自分が3回目になるのは知っていたので前の人のやつを真似すりゃいいなくらいに考えていた。そもそも、お客がどのくらいいるのか、どういう場所なのか、どういったお客さんが来るのか、長さは?みたいな情報。
でも自分が呼ぶ立場だからわかるんだけど、あんまり主催者に「あれ、どうなってる?」「これはどうするの?」とか質問しても意味がない。何を言われても「はい、はい」って聞いてフレクシブルに対応するのが一番なのです。
アルチェリさんのレクチャーはパワポも使ってわかりやすく(本来は室内で予定されていたレクチャーだったらしい。外だとまだスクリーン使うには明るすぎたかも?)、とてもプロフェッショナルで、スペインで音楽キャリアを形成していくには、スペインでツアーするには等々、とても有益な内容。しっかりしてたなー。私こんなにちゃんと話せるかなぁ。
事前の登録は30名以上あったということだったのに、場所や時間の変更&変更で、残念ながらお客さんの数はあまり多くはなかったものの(こういうフェスティバルではよくあることなんだけど)野外で夕方の涼しくなってきたころに行われたので、通りがかりの人も聞いていったりして、とてもよい雰囲気。熱心に質問を重ねる人も多かったです。
ちなみにコロナでこのフェスティバルも多くのイベントや周辺ワークショップ、レクチャーなどがキャンセルになったりして大変だったみたい。本当に主催者の皆さん、おつかれ様でした。って、まだ終わってないんだけど。
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こちらもフェスティバルの一環で犬小屋ワークショップ??? 参加したかった!
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かわいい観光用の路面電車。
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お店の店頭写真。このアーティストの作品、いいなぁ! 一個買っちゃおうか…
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なんか太陽に恵まれた土地だ。朝、夕方、そして虹…すべてがマジカル!! 決してお金持ちの国とは言えないのだけど、なんか豊かでゆとりがある。天気のせいかなぁ。
夕飯は関係者が集められご飯に〜 これがもう、超おいしかった!
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このズッキーニの天ぷら最高です。
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巨大なイカ。
食べ物は今まで行ったどんな場所よりも最高かも!!!!
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実は今日は彼女に誕生日。このお花は、私が手配したんだけど、みんなであげたことにしてある(やるでしょ?)。男子はこういうの、気が効かないから(爆)
みんなでお祝いしました〜
それにしてもこのお花、24ユーロ(3,000円ほど)なのよ。安いよね。あまり行けてない感じの花屋でクレジットカードの支払いの機械は壊れているし現金しか使えなかったけど、おじさんがとっても素敵に作ってくれたのでした。
ところで、皆さん疑問に思っていると思いますが、ギリシャをはじめヨーロッパ大陸の感染状況もあまり良い状況ではないのですが、それでもなんだろ、ワクチンをほとんどの稼働人口が打ったという安心感かなぁ、妙にみんな解放的なのでした。
というか、感染対策もやるべきことはやる。でも過度には気にしない、といったところでしょうか。
というか、そもそも夏のこの地域。活動はすべて外(笑)。レストランも室内ではなくテーブルはすべて外なんですよね。(もしかしたら感染対策で、そういうことになっており今年は特別とかあるかもしれませんが)
一方で室内については、普通の飲食店ではないお店に入る時とかマスクはすべてかなり厳しく着用が義務づけられています。ホテルのロビーとかも、朝食の後とかビーチに行く時とかマスク忘れて歩いてると注意されるし…
かつレストランでも消毒液は各々のテーブルに一つずつ設置されていたり、従業員は全員マスク着用だし、必須ポイントにおいては厳しいのかもしれません。
それにしても、ポーランド人、みんなの大好きなアルチェリの誕生日ということで野外とはいえ食べ物の上で大合唱で歌うのでちょっとドキドキしちゃいました。まぁバンド・バブル内といえば、バンド・バブル内ではあるのですが。全員ワクチン済んではいるし。
スタッフの誕生日で歌うポーランド人たち pic.twitter.com/Xei0RwhGuR
— 野崎洋子(自宅隔離中) (@mplantyoko) August 26, 2021
ちなみにアルチェリさんやここのフェスの主催者はみんな来週はハンガリーのフェスに行くのだそうです。あっちこっちに呼ばれて旅をするのは、ワールド・ミュージックの仕事しているものの特権かも。
私もこの仕事してなかったら、ギリシャとか、しかも派手な観光地ではないこのKavalaの街とか、一生来れなかったと思うし。
夏はフェス・シーズンですから、みんなにとってもかき入れ時でもある。それになんというか、みんな仲良しだし素敵ですよね。みんなそうやって助け合って頑張っている。欧州は、そういうワールド・ミュージック・シーンが本当に素晴らしい。
自分のもそんなシーンの極東担当というか、端っこに居ることができて、とても嬉しく思っています。明日も頑張る。