ギリシャ出張(DAY6)帰国日〜テッサロニキ〜フランクフルト〜東京

さて、楽しい最終日が終わったあとは、帰国という地獄へ…  ここからが自宅までの道のりが長いのであった。

まずは日本入国には、搭乗72時間前のPCR検査という義務があります。これをゲットするため早朝7時に地元の街のラボへ。フェスティバルが手配してくれたタクシーでここに連れてこられましたが、果たして何階なのか英語の表記もないので、まったく不明。

本当はここにフェスの若いスタッフが来てくれるはずだったのですが… なぜか現れず。うーん、仕方がないので、フェスの担当者にメッセージを送り連絡を待つことに。早朝だったのにもかかわらず担当者は連絡してきてくれて、5階に行けと言われる。




そこで検査を受けて、20分くらい待たされたのですが、無事陰性に。とっても素敵な男の先生。英語もなまりがなくインテリな感じ。英文の証明書をいただきホテルへ戻る。

そこからホテルに戻り、今日の朝食は無理かなーと思っていたところ無事直子さんと朝食も取れて、今度は9時出発で大型バスにてバスクのバンドさんたち6名と、スウェーデンのケンさん夫妻と一緒にテッサロニキの空港へ。またもや2時間くらい。ふぅー。バスを降りる時に、バンドさんにCDいただいちゃった。ありがとう!

空港のカフェ(屋外)はマスクしている人も少なし

ちょっと早く到着しすぎて、1時間くらい待ったらやっとカウンターがオープン。そして、ここでも空港スタッフが舐めるようにパスポートと同時に私のコロナ陰性証明などをチェック。無事にテッサロニキからフランクフルト、そしてフランクフルトから東京までのボーディングパスを渡されました。やった、これなら帰れる(このあと、もう1騒動あるんですが)

ここでコツはとにかく身軽になっておくこと。普段、荷物は機内持ち込みだけで行く私ですが、小さなスーツケースをカウンターで預けます。どうせなくなっても3日間監禁ホテルにいる間に届くだろう、ということで。

つまり、このあと東京の空港から恐怖のAPAホテルに投獄されるまでが結構時間がかかる…らしい。とある人のブログでは6時間とか書かれていたので、とにかく荷物は少なく。

そしてフランクフルトの空港では美味しいパンを買い込む。今ここで1つ食べて、1つは監禁に備えようと。あと水も500mlを2本購入。水は通常セキュリティ・チェックではじかれちゃうので、出国審査のあと購入する必要あり。


ぬかりなし!!と一人で気合いをいれてゲイトで待っていたら、ルフトハンザのスタッフがまたもや書類を確認します、という。

面倒くさーと思いつつも、書類を見せると、「これだとPCRの検査方法が明確ではない、すぐ再度取り寄せてくれ、PDFでいいから」との指示。うわー、なんだよー テッサロニキ空港のルフトハンザのスタッフはOK出したのにー だめならあの時点で言ってくれよーー(涙)

というわけで、多少のパニックがあったものの、電話したらすぐラボの先生は捕まり、PDFで再送してもらったのでした。フェスのスタッフにもあれこれ手伝ってもらい、ホッ。ギリシャ人、本当に親切。そしてドイツ人、抜けはあっても最後は抜かりない。チェック厳しいな。

そして無事に機内へ。今度こそ、ご飯二食!!! 一つめはチョイスも何もなくトマトパスタ。これベジメニューじゃない? 


二色めはこんなラップとヨーグルトのみ。お腹すきそう。


映画は疲れたので日本の映画「浅田家!」を見る。東北の応援していた思い出サルベージの皆さんがモデルになっていると聞いていたので、ずっと見たかったのだけど、コロナで見に行けなかったため初めて見た。なかなか面白かった。というか、主演のジャニーズの子、すごくいいね。なんか感動した。

この映画以外は疲れてほとんど100%爆睡。帰国便ってどうしてこんなによく眠れるんだろう。意識なくして寝てました。

そして機内ではこんな紙が配られました。


この健康カード(右上参照)というのは、このあと頻繁に登場するのですが、そもそもこの紙が「健康カード」だということが明確ではない。よーく見ると右上の角にクレジットがありますが、カードという割にはA4サイズで大きいし、とにかくA4の紙、ばらっばら渡されるので、めちゃくちゃ煩雑。


こちらがその「健康カード」の裏面。あいかわらずこの選択肢のわかりにくいことよ…  ヨーロッパの国名の順番に規則性あります? ギリシャどこにあるのか、さがしまくっちゃった。

受付のお姉さんが「ここです」って教えてくれたんだけど、そのお姉さんに「いつも思うんですが、この国名の順番って規則性あるんですかね?」と聞いたら「さぁ…」とのこと。





以上が契約書。そしてその契約書のサマリーまでついてる… (こうやって紙はどんどん増える)




これ… なんか見づらいと思いません? 加えてわかりにくい。文字が多いことで煩雑になってしまい、正直私には模様にしか見えません。

そしてこのあと渡される、紙、紙、紙… 紙の応酬。マジでA4のクリアファイル持っていった方がいいです。フォントもレイアウトもすべてバラバラ。作った担当部署が違う、ってことでしょうね。

が、そんなことはこの地獄の始まりの、ほんの序章にすぎなかったのでした。このあとこの旅は悲劇へと突入していきます。