ウクライナで何千人という兵士の方が亡くなったり、病院や子供たちにまで爆弾が投下されているという状況下、命ってなんだろうと思う今日このごろ。
こんなふうに命の輝きを大切にしている人たちがいる。
障害を持って生まれた赤ちゃんたち。たとえばお腹の大きなお母さんは検査を受ける直前まで母子手帳に嬉しさあふれる日記を綴る。でも検査結果がわかって、そこから日記は真っ白だった。
育てていける自信がない。一緒に死にたいとなげく人たち。驚くほど多くの人が、自信がないと赤ん坊を手放すのだそうだ。そして多くの赤ちゃんはそのまま施設に行き、そこで一生を終えるのだそう。
でも…赤ん坊の時、一番大事な時に受ける愛情を受けなければ、子供はどうなってしまうんだろう。もちろん殺されるというわけではない。でも…それでいいんだろうか。
そしてそんな子供たちを引き取る、養子縁組するという人たちがいるというんだ。そんな家族のドキュメンタリー。
多くの里親さんが、生みの親がつけた名前をそのままキープしていた。そういうものなんだろうか。よくわからない。
でも「つらかっただろうな」と「自分では想像できないけど、大変だっただろう」というコメントする里親の人たち。
なんていうかなぁ、死にたくなったり、これは無理だと思った時に、自然な形で他の誰かが助けてあげらる社会。みんなで育てていけるような社会。そういうことなんだよなぁ。
それにしても障害を持った子供や赤ちゃんたちの笑顔にぐっと来る。里親さんの一人が言ってたけど、まさに「命の輝き」だ。
それにしても里親制度考えるよなぁ。わたしも子供を育てるのはやってみたかったんだ。「やってみたい」なんて不謹慎な言い方だけど。でも日本の場合、一人者だと経済力があってOKにならないんだよね。
でもそこに困っている、死にそうだと言っている人がいるときに、自分ができるかもと手伝う。そういうシンプルなことなんじゃないか。
引き取る方も葛藤の連続だ。責任が大きすぎると悩む奥さんを説得する旦那さん。兄弟姉妹が増えるといって喜びはりきる子供たち。でも引き取りに行ったら実の親の方が「やっぱりもう少し検討したい」と躊躇。がっかりして涙ぐむお兄ちゃん候補だった男の子。
いろんなドラマがある。シンプルにはいかない。
子供たちがみんな成人し、結構高齢なんだけど赤ちゃんを引き取ろうという夫婦もいる。子供たちも協力するという。素敵だなぁ。
みんな不安だし、みんな自信がない。でもなんとか命の輝きを絶やさないように。
番組に寄り添う日向敏文さんのピアノが素敵だ。作曲家のピアノって違うよねぇ…。なんか気持ちが入っているっていうか、なんていうか。
なんなんだろう、子供を手放した人が弱いとか、引き取った人が強いとかそういうことじゃないんだよな。
「ここがおうちだよ」
いろんなことを考えさせられる。
NHK Plusで4月2日まで見れるそうなので、ぜひ。このNPOへの寄付もできます。
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— 野崎洋子 (@mplantyoko) March 26, 2022
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— 野崎洋子 (@mplantyoko) March 26, 2022