映画「市民K」を見ました。圧巻!

 



タイトルはもちろん「市民ケーン」のもじったもの。すごいドキュメンタリーだった。圧巻。

歴史の証言ということもあるんだけど、人は変われるんだ…ということも考えさせれた。彼の力強い言葉が心に残る。

「人はロシアはもうすぐ変わるかと私に聞く。5年後か、10年後か…」でもそれに応えて、「今すぐではないかもしれない」と答えるホドルコフスキー。「でもいずれそうなる」と。そういうふうに未来を見つめていたい。

自分が生きている間には無理かもしれない。自分の苦労は無駄かもしれない。でも自分の立ち位置を大きな歴史の中で感じていたいのかも。いや、わからない。なんでこんなに強いんだろう。かっこよすぎる。こういう人がいるんだよ!! 強いよなぁ。ほんと強いよなぁ。

このドキュメンタリーを見ると2008年くらいから、その頃から今のこの状況を予測させるやばい空気はすごくあった。それを全然気づかなかった世界。知らなかった私。

Twitterに彼の英語アカウントがあり、思わずフォローした。映画を見ていて、プーチンが歌いだしたシーンで地震がきて、びっくりした…



そしてびっくりした。なんと登場したのはBBCのMartin Sixsmith。あのアイルランドの子供を売られてしまった女性を主人公にした映画・本の原作者だ。映画ではスティーブ・クーガンがマーティンの役をつとめ、これがめっちゃいい味を出している。

この投稿(↑)実はすごいアクセス数で(映画が日本でヒットしたんだろうか?)、1万以上のアクセスをいただいている。 
 
 

ジュディ・ディンチがめっちゃキュートなアイリッシュのおばちゃんを演じてるんだ。大好きな映画。何度も見て英語の勉強もしたりした。

そのマーティン・シックスミス、確かに映画の中でも「ジャーナリズムに戻ってロシアの歴史の本でも書こうかなー」なんて言ってる! 思わずあれこれYou Tubeを確認したら、「あなたを抱きしめる日まで」のプロモーションでクーガンと一緒にプロモーションに応じるマーティン・シックスミスの姿が。

私の中で、私とこの映画が見事につながった。それにしてもリアルだ。めっちゃリアル。 そしてロシアの国内の状況もなんかわかってきた。都会の人と、田舎の人と… この構図って自民党が絶対に勝つ日本に似ていないか? 

あぁ、なんか世界は絶望的ではあるが、こんなに強い、負けない人がいて、ロシアはすごいと思った。 

 先日行った美容院で、久しぶりに女性週刊誌を出されて読んだら、巻頭はプーチンのグラビア特集。犬と戯れる姿、上半身裸で体を鍛える様子など…なんかいろいろ考える。

同じ雑誌には「ワクチンは今、受けない方がいい」「海外で流行ったら打つのがベストなタイミング」とも。なんじゃ???