「北とぴあ中央ヨーロッパこども映画祭」ができるまで

 「北とぴあ中央ヨーロッパこども映画祭」をやろうと決めたのはいつ頃だったか…  昨年暮れくらいかな。

2022年5月22日(日)北とぴあのつつじホールをバルトロメイ・ビットマンの来日のため、1年以上前から押さえていたのだ。

ところが感染症による来日する外国人ミュージシャンへの規制はいつまでたっても解除されない。というか、そもそも普通の流れでは現状興業ビザが降りない。隔離もある…というわけで、ツアーの日程を泣く泣くバラすことに決めたのだった。これが昨年の11月ごろ。

ちょっと結論を出すのは早いかなと思ったけど、そもそもまだ無名の彼ら。ちゃんと準備ができないのにせっかくの来日を無駄にするわけにはいかない。だったら、ちゃんと準備ができるまで待たないと…と。

だが、そこで落ち込んでいてもしょうがない。バルトロメイ・ビットマンのCDは発売になるので、それはそれで予定通りリリースするとして、あとは1年前から押さえていた北とぴあのホールをどうするか。

北区さんはこの状況なので、来日ツアーが流れたことに理解をしめしていたけれど、なにせ長く押さえていたホール、このままキャンセルじゃ本当に申し訳ない。

それにTHE MUSIC PLANTは生きてるよというのを世間さま(って誰?・笑)に表明するためにも、何か活動をし、元気に動いてないとなぁ。何もやらなくても名前がキープできる大手とウチは違う。動いていて、なんぼだからね…

…などと思い、せっかくだから何かをやってみるかということになったのだった。

来日公演は大変だし、普段付き合いのない日本人のミュージシャンの方に1年切った段階でヘルプを求めてもなぁ、と思いつつ、映画上映+マルシェとかワークショップでどうだ…ということになり…

ならばオリパラで北区がホスト役をつとめたハンガリーの映画はどうだ!?という流れになったのでした。

ところがハンガリー。なかなかこういったホール向きの映画がない。ハンガリー映画、何本も見た。映画詳しい達人にもアドバイスを求めた。

それこそめちゃくちゃシリアスなものや、巨匠もの…どれもとても良いのだけどファミリー向きじゃないしなぁと思っていたところ、そのハンガリーを中心に四カ国でこんな映画イベントがあるのを発見したのだった。


こちらのイベントはハンガリーをはじめとするチェコ、スロバキア、ポーランドのヴェシェグラード4カ国が毎年やっているこども映画祭。

毎年各国が文化予算を費やしているので一般の入場は無料だけど、そもそも子供連れじゃないと入れないなどハードルがある。

でも勉強のために行ってみるか…と、ポーランド文化センターの旧知の方にお願いして大人一人でなんとか入れてもらい、どんな感じなのか作品を見ることができた。

そもそもこのチラシだと字幕がどうなのかとか、あまり詳しい情報がなく、いったいどんな感じなのかと思いつつ会場に行くと、そこは超満員。大使館関係者のバイリンガルな子供が多いのか国際色豊か!

作品の中には字幕作品もあり、字幕で小さな子供が映画を理解できるんだろうかと思って一緒に見ていたんだけど…

子供ってすごいなぁ、と思ったのは、大人が全然わからないところでめっちゃ受けてるんだよね。意外な場所で、会場からどっかんどっかん笑いがおきるので、いやーーー 勉強になりました。

ちょうどクリスマスの時期で、最後はクリスマスのサンタさん(大使館員の方のコスプレ)まで登場し、会場は多いに沸いたのでした。

うーん、是枝監督もいつも言うけど、子供ってすごいわ。

さて、大人が見た場合、この映画祭どうでしょう(笑)

私の率直な感想ですが、たとえば3分くらいの動画が、ぽんぽん流れ、そのたびにオープニングやエンディングのテーマ曲が流れるので、妙に音楽が残るんだよね(笑)。これなんか特に。(スロバキアの作品)

あと普段聞く機会のない言語も、なんだかとってもここちいい。もちろんセリフがある映画は字幕がついています。

「うん、これならイケるかも!」

と言うわけで、私はすぐに議長国であるハンガリーの文化センターの方にお願いし、あれこれ交渉。無事にウチでもこれらのアニメーションが上映ができることになったのでした。

そしたら、なんとウクライナにロシアが侵攻し、ヨーロッパは大変な状況に。このヴェシェグラード四カ国は両国にも近いので、本当に大変だと思います。

そんな中、このイベントにあれこれと協力していただけるのは、本当にありがたいのでした。明日からこのヴェシェグラード四カ国の話と、各国の文化を紹介していきます。




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