ランニングのお供によく聞いている朝日ポッドキャスト。メディアトークのお3人の話がいつもながらに面白すぎる。そして勉強になる。
冒頭でフリーでライター、仕事の単価があがらないとなげく読者(リスナー)からの相談者さん。読者(リスナー)からの質問。
いやー これ共感しかない。フリーランスって2種類あって、伊藤さんのアドバイスがめちゃくちゃ冴えている。確かにフリーランスは自分にしかできない強みを持つことが大事。じゃないと人にいいように使い古されて終わっちゃうんだよね。
そして、受け仕事だけしてると専門性なくなっちゃうよ、と。お金にならなくても自分で動くこと。そして持ち込み企画とかでいいから自分発信の仕事をするのが大事…ということなどなど、もう共感しかない。
これ普段からこれ私が考えていることだよ! そして新しい仕事を生み出すプロデューサー的存在の不在もここには大きな問題としてあるある、なのだ。
私もやばいと思っているのは、この夏は日向さんの新譜のプロモーションをし、秋は民音さんの仕事をし、とても楽しいのだが、やばいと自分で自覚をしているのはファイナンスについて自分で責任をとっていないこと。
日向さんはもちろん昔から大ファンだったから「絶対にご一緒させてください!」と言ったのは自分だし、二つある民音さんの仕事はどちらも私が持ち込んだ企画だから、いずれにせよ自分発信の企画と…言えなくもない。それはいい。それは私の全行動の基本中の基本だから。
でも何度も言うが、やばいのはプロジェクトのファイナンスについて自分で責任をとっていないこと。これはやばい。なんだろうな、同じことじゃないの?と言われるかもだけど、私にとっては仕事としての価値に雲泥の差がある。
そうやって自分の仕事していないと、どんどん自分の仕事筋が落ちて、もう自分でリスクは取らない…みたいな仕事の仕方になっていくんだよ。それが怖い。楽な方に楽な方に人間は流れてしまう。
ただでさえ、若い時みたいに「このバンド、死んでも売り出したい」みたいなバンドとの出会いは確実に少なくなっていく。これはすごーくやばい。
いや、これが頭がよくなっていくということか? これが歳をとっていくということか? 要領がよくなっているということか? 確かにギャラ仕事だけしてたら、私は安全だ。
あと4年で仕事やめるって、最近は会う人に言っているのだが、引き際の美学も大事だと思う。自分の周りにも、なかなか仕事がやめられない人もいる。
そりゃぁアーティストだったら、死ぬまでその仕事をやり続けられるが、私たち凡人、私たちスタッフには賞味期限が間違いなくあるのだよ。周りに迷惑をかける前に(というか、もういっぱいかけているけど)引き際を見極めなくちゃいけない。
そしてやりたいこと全部やってやめないといけないから、こっから先の4年はめちゃくちゃ忙しい。加えてコロナのこともあって、自分だけでなんでも決められるわけでもない。
ポッドキャストに話を戻すと、メディア業界でも同じらしく、これからは媒体、編集者、ライター、大きく変わっていくことだろう。
下手な媒体よりも企業の方が今や発信力がある、と伊藤さん。任天堂とか、ソニーとか、ナイキとか、自社メディア作っちゃえば、もう彼らの方が下手な媒体よりも強い、と。
だから媒体がなくなっても、編集やライターみたいな仕事はまだまだ先があるが、その中で、いかにいいように使い捨てられるだけではなく、自分のやりたいことを実現していけるか。
そこが重要なんだよなぁ!
いろいろ思うが、自分へ常に投資していくこと。努力していくこと。それなんだよなぁ。私もがんばらなくっちゃー!
だからブログはやっぱり(ほぼ)毎日書くよ。先日初めての書評の執筆依頼が来た。本大好きなんだ。映画より、音楽より、本の話来ませんかねぇ…
…と、指くわえて見てないで、それだったらブログに書評を書く、そして… 夢を実現させるのだ、この秋は!!(この件は、まだ言えない。もう少ししたら発表)
ところでアイルランドがミュージシャン対象にベーシックインカムの導入を始めたよ。これによって若い彼らはお金の心配をしないで、3年間音楽に専念することができるのだそう。素晴らしいよね。そういうことって、年寄りではなく若い時に必要だったりする。
年取ってからサポートもらっても、あんまり意味ない。というか、年寄りは若い人たちのために尽くさないと、存在価値ぜーんぜんないですから!!
さて今日も頑張って行きます。まずは空港に三姉妹たちを出迎えに〜 家はALSOKして今日から私もホテル住まい。