ラ・フォル・ジュルネ2023年は、やっぱり「Beethoven ― ベートーヴェン」

 昨日、ラ・フォル・ジュルネの記者会見に参加してきました。


2023年のテーマはやっぱり「ベートヴェン」!

ラ・フォル・ジュルネ、東京公演はコロナでなんと4年ぶりの開催だそうです。



プログラムなど詳細は、公式ページへ


今回紹介された中で、これ、すごくおもしろかったなー 観に行こうかなぁ。

 

他にも林英哲さんや、渋さしらずオーケストラも登場するよ〜。

それから今回のラ・フォル・ジュルネでは、SOUND HUGという、音楽を視覚と振動で楽しむことができる音楽装置が登場する。聴覚障害のある方にも音楽を楽しんでもらおう…ということで、今回ラ・フォル・ジュルネと初のコラボとなったそうです。

そういやベートヴェンは、聴覚障害に悩んでいたんだよね。2023年の東京でこういうプロジェクトが実現したってすごい。

すごいといえば、主催のKAJIMOTOさんによると、東京のラ・フォル・ジュルネは第1回目から子供OKの公演をたくさん作ってきたわけど、これが毎回好評で、その好影響で本家ナントでも子供OK公演が制作されるようになったんだって。逆輸入? いい話!

他にも毎年人気で長蛇の列だったマスター・クラスが予約制になったりとか、またパンデミック後初の公演ということもあって、いろいろ大変そうではあった。特に来日組の航空券!! KAJIMOTOさんもおっしゃってたけど… うちも、たった四人なのに、ほんとにつぶされそうだよ… ほんと。

実は今年の有料公演は例年に比べてだいぶ少ないそうだ。でも大きな会場での例年に比べて公演が多かったり、楽しさや賑やかさは例年に負けないものにする、と力強いお言葉。

あ、そうそう、ベートヴェンといえば、これ思い出した。ベートーヴェンとアイリッシュ・トラッド(笑)。いつかこういうの、私もやりたいなぁ。


それにしても個人的には「生マルタン」氏が拝見できて、超感激。

もう5年以上前になるんだけど、林田直樹さんが書いたルネ・マルタン氏のこの本、すごくよかったんだよ。時々今でも読み返している。プロデューサーとは!! 音楽とは? あらゆるビジネスを率いるリーダーの指南書としても、とても読み応えあり。

私の感想文もぜひ読んで!

そういや過去結構地方でもやってたラ・フォル・ジュルネだけど、議会決定で中止にされたり、知事が変わって流れたり、いろいろあるようだ。1回目をやるのは大変だけど、1回やることは、ある意味簡単だったりもする。大事なのは続けていくこと。

芸術や音楽の効果って、1回じゃなかなか実現できないよ。

佐賀県の鳥栖市なんか、普段人口が6万人のところ、6万人観客が来て、大変盛り上がったらしいんだけどね。それでも、どこにおいても続けていくのは難しいのかなぁ。

でもほんと意外と地方都市って、予算持ってんだよね…っていうか、予算申請すれば、助成金ゲットできることも多いんだよ。 ウチの実家のある田舎町とかもそうなんだけど、本当にびっくりするほどお金持ってる。

それをほんの少し音楽イベントに流してくれないもんかな…と思ったりする。

さて、この界隈といえば、もうすぐこちらのイベントもあります。ううっっ、丸の内でレニー・ピンクが眩しい〜っっ


『親愛なるレニー』でおなじみの、(普段はハワイ在住の)吉原真里さん、プロモーション来日しますよ。

3月15日(水)丸の内Have a Nice Tokyo!にて 19:00〜
「ビジネス・パーソンに送るクラシック音楽講座」with 松田亜有子さん
詳細はここ