東京駅ステーションギャラリーにて。先日の吉原真里さんの丸の内イベントの直前に空き時間があったので、30分くらいだったけど閉館直前に駆け足で見てきました。
油絵の具の作る立体度といい、絵筆の力強さといい「シーレ」よりも「実物みた方がいいよ感」は強かったかも。
またシーレ展みたいな一箇所からどっちゃり借りてくるより、こうやってちゃんとしたテーマのもと、国内がほとんどとはいえ、あちこちから一箇所に集められた展覧会はやっぱり意義がある。展覧会はこうでなくっちゃ!
特に大阪の中之島美術館のものが多かった。どうやら中之島美術館は佐伯をもっとも多く持ってる美術館らしい。さすがだね。
日本の風景が結構多かったけど、やっぱり佐伯の真骨頂はパリ。有名なポストマンの絵は、本当に亡くなる直前、かなり体調が悪化する中、描かれたそうだ。
でも私が好きだったのは2点。上のお土産写真にあるポストカードの2枚。顔が削られた自画像と、パリの踊り子の絵。
特に顔が削られた自画像は、本人が気に入らなかったらしく、裏にノートルダム寺院みたいな別の絵が描かれている。だから本人的にはボツ作品。でもこの顔の削られ具合も、なんかアートなのであった。
踊り子は、軽い感じで、おそらく時間もかけずさくっと描かれているのだけど、それがなんだか可愛らしく、色味もよかったので、すっかり気に入ってしまった。ピンクと濃い緑ってあうのかも。服のコーデに良し。
お土産は本が最近増えすぎてひどいので、図録は今回パス。でも、またもやマスキングテープ買ってしもた… 街へ出ると、ついついお金を使ってしまう。荒川土手に籠るのがやっぱり自分としては正解だよな。
東京は4月の第1週までなので、まだ行ってない人は、早めに行った方がいいですよ。
【 佐伯祐三 自画像としての風景 】
(東京開催)~4月2日(日)まで 東京ステーションギャラリーにて
(大阪開催)4月15日(土)~6月25日(日)まで、大阪中之島美術館にて
こちらはとっても素敵なラジオ。ぜひ聴いてくださいね。吉原真里さん『親愛なるレニー』をご紹介いただいています。
素敵なラジオ、ぜひ聴いてみてください。「バーンスタインの偉大さをこれまで以上に実感させられる本でした」「この著者の情熱ですよね…これがまたすごいんですよね」
— 野崎洋子 (@mplantyoko) March 25, 2023
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