プチ鹿島著『ヤラセと情熱 水曜スペシャル「川口浩探検隊」の真実』(双葉社)を読了。むちゃくちゃ面白かった!内容はもちろん、文章の構成と装丁などを含めた本作りが素晴らしい。 pic.twitter.com/kbh5R5wKRH
— 高野秀行 (@daruma1021) December 31, 2022
というか、この感じ、既視感ある…と思ったら、そうだ、高野さんの『ムベンベ』だ。あれはものすごいパワフルなノン・フィクションだった。謎の怪獣を見つけにいって、探検家は真実を見つけるのだ!!と心の中でめっちゃガッツ・ポーズを取り感動にうち震えた。あれとどう違うんだろう。
それを言語化できるほど私は頭がよくない。が、ちょっとこれは大事なことなので、少し真剣に考えてみようかなとも思っている。
この本も結局は似たような流れではある。ヤラセとかヤラセではないとかは正直まったく話のコアではない。そうじゃないところに面白さがある、という点では「ムベンベ」と一緒だ。
実はこの本を読んでいる最中に、たまたま取引先の友人とこの本の話題になり「いやー あの本の感想はもう決まった。<男はバカ>。この一択ですわ」くらいのことをほざいていた私だった。(ちなみに13章に到達する前です)
その友人が「野崎さんは読み始めた本を途中でやめちゃうことはないんですか?」と聞いてきたので、そういや自分は途中で読むのをやめることは滅多にないな…と、ふと思った。
いつも、なんとなく「ブログに感想を書こう」とアウトプット先が見えているから、途中でやめるというのはあまり選択肢としてないのかもしれない。
それも一歩間違えば、それは読書という行為を、ブログ=アウトプットのために消費しているにすぎなくもないのではある。
まぁ、でもやっぱり本は最後まで読まないとダメだね。とにかく最後の方で、ギアが変わったよ。あれは良かった。
そして、再び最後に書いておこう。やっぱり人間の情熱ってバカと紙一重なのだ。で、どちらかというと私も男らしく、バカに生きたいとそう思っている。同時にそうなりきれない自分もいる。つまりはそういうことだ。
下記のインタビューも良いのでおすすめ。良かったら読んでみてください。
この本、昨日読み終わった、近日中に感想アップします → 伝説のTV番組『川口浩探検隊』から学ぶ“情熱のチカラ” 時事芸人・プチ鹿島「変われたらいいな、がオジさんの大事な分岐点」【Crunch-book-intervieW】 | ワニブックス ニュースクランチ https://t.co/HPRUnSnaC9
— 野崎洋子 (@mplantyoko) April 17, 2023