ルナサ基本情報 メンバー紹介 キリアン・ヴァレリー


今週はルナサの各メンバー紹介のブログが続きます。今日はキリアン。意外に思われるかもしれませんが、現在、ルナサのバンド・リーダーは、キリアンです。

2000年夏よりルナサに正式加入。そういう意味では創設メンバーではありません。でもメンバーの中で、一番しっかりしてて、ちゃんとしてて、男らしいのは、なんといってもキリアンなんです! 

といっても加入と同時にリーダーになったわけじゃない。長くやっていくなかで、徐々に一番ビジネスマインドがあり、しっかりしていて、作曲にも貢献し、真面目にバンドに取り組んでいるキリアンがリーダーになった。だからすごくナチュラルにこうなったのでした。

私に対しても「今日からリーダーがキリアンになった」と正式に宣言があったわけではない。ただずっとスチュワートがマネージャーの時はスチュワートが私の窓口だったし、マネージャーがトムになって、しばらくして自然とこうなった。

北アイルランドのアーマー州出身。両親とも何代にも遡って伝統音楽家という典型的な伝統音楽に囲まれた環境で育ったキリアンは、7歳のころからパイプとホイッスルを演奏しはじめます。

キリアンの家族はそれこそ北アイルランドにおけるもっとも重要な伝統音楽ファミリーと言っていいでしょう。

キリアンの兄弟もみんな重要ミュージシャンだし(このあと紹介します)、兄嫁はあのカラン・ケイシーだし、お父さんは、アーマーのパイパーズ・クラブのリーダーで、著名な画家。おじさん(だったかな)のフィンタン・バレリーは、有名な伝統音楽関連の著作を残しています。

お父さんの絵がいいんだ。すごい躍動感がある筆で描く人で…


私もこう言う仕事をしていることだし、一点くらい持っていても問題はないかしら…と見たところ…た、高っっ。一点くらいたとえば、70,000円くらいの小さな作品を持っててもいいくらいなもんでしょうけど。画集が精一杯。桁が一つ下だったら検討しないでもないんだけど… 

ちなみに画集は75ユーロ。だいぶ前にルナサからプレゼントしてもらったので、画集は持ってます。

一度ゴールウェイで展示会見たことありますが、どれも作品がものすごく大きいんですよね。そして筆の迫力がすごい。絵の具の厚みとか。

こちらパパの80歳のドキュメンタリー。一度パパにはお会いしたことがあります。ダブリンのナショナル・コンサート・ホールで。もうこのルックスとアクセントで、すぐキリアンのパパだとわかった(笑) 

話題をキリアンに戻すと、キリアンはルナサ加入の2000年当時から、もうすでにアメリカに住んでいました。今でもずっとニューヨーク。それについて、私は深い話をしたことはないんですが、当時アイルランドににてもやっぱり仕事は限られていたし、そもそも家の周りの人間、みーんなキリアンに注目している。そういう環境から飛び立ちたかったのもあるんじゃないかしら。

JPPとかもそうだけど、親戚一同同じ仕事してる、って、みんな「すごい」「素敵」っていうけど、その真ん中にいたら、心理的な負担も結構すごいと思うんだよね…  わたしなんぞも田舎や親戚などの人間関係が嫌いで、とっとと東京へ飛び出したクチなので、なんとなく勝手にそう想像していますが、実際はどうなんでしょう。

ほとんどの時間をアメリカで過ごすキリアンは、多くのフェスティバルに参加する他、ソロやケヴィンとのデュオ、トリオ等、本当によく働く! ルナサ1の働き者! 

98年、ロバート・ケネディの映画「Discovery Channel」にパイパーとして出演したほか、またBBCの「Flight of the Earls」や「The Golden Boys」といった映画のサウンドトラックにも参加。

最近ではブルース・スプリングスティーンの「Hi Hopes」に参加し話題となりました。まぁ、なんというか、ニューヨークにいれば、こういう仕事はたくさん入ってくるのだろうけど、それも本当に実力と努力のたまものだと私は思っている。ほんとにキリアン、素晴らしいよなぁ。

兄ちゃんとのこのアルバムもよく売れたよなぁ。


兄ちゃんは兄ちゃんで、ノモスというえらいかっこいいバンドをやってた。あのバンドはコークのバンドじゃなかったっけか。音源、配信で探してみたけど、見つけられなかった。ジョン・スピラーンがフロントで歌ってたました。

キリアンは、ソロ活動としても、ケヴィンについで熱心で、こんな立派なホームページもあります

そして、これこれ。ケヴィンとのデュオ作。男らしくてかっこいいいんだ。ちょっとルナサ入っます。 
   

こんな動画も発見。


こちらは兄嫁のカランとルナサの共演 in グラスゴー。これ、私、生でみてるかもしれない。「いつもお前のバンドにはシンガーがいないと言われるから、今夜は二人いるんだ、と言いたい」とかMCでケヴィンが言ってたのを覚えてる。


ちょっと脱線するけど、カランというと、私はこれが大好き。Solasのこの時のメンバーはマジカルだったよなぁ。なんか妙に懐かしい。ほんとバンドが「最高」「旬」な時間って、あっという間に終わっちゃうよね。


カランとルナサといえば、思い出される爆笑エピソードが。

あれは確かウィーンとかそういうヨーロッパの内陸部のどっか、ルナサのツアー先を訪ねた時の話。オーストリアのブッキングはハジという、とってもチャーミングなおじさんが担当してたんだけど、そんなわけで割と貧乏っぽいんだけど(失礼)すごくアットホームなツアーだった。

ルナサがメインで、彼ら以外に2、3組が登場。カランもブッキングされていて、彼女はルナサのゲストとして何曲か歌ったりしてとても楽しいステージだった。

で、そんなコンサートの楽屋をふと見ると、プラスティックバック(コンビニとかでくれる、あれです)にお財布がドンと入ったもの(外から丸見え)が楽屋に置きっぱんしになっている。

いくら安全な楽屋とはいえ、これは危険というわけで、誰かが「これ、誰のだーーー」と聞く。女性もののお財布だったので、これお前の?と言われて、私も違うよ、と応える。そしたら、それはカランのお財布およびプラスチックバックだということが判明したのでした。

今日のディーバにこれはないだろうと、ルナサの誰が…たぶんケヴィンだったと思う…が、そのプラスチックバックにマジックで「グッチ」と書いたのだった。が、スペルが怪しく「おーい、誰かグッチの綴りを教えてくれー」と。

そのグッチ(おそらく綴りは間違っている)と書かれたプラスチック・バックを大事そうにかかえ、カランがモデル歩きをして楽屋は大爆笑。

なんというか、ミュージシャンって…   家に帰ればきちんとお母さん、お父さんしているんだろうけど、どうしてもツアー中は中学校っぽくなってしまう。カランもノリがいいよなぁ!

そうそう、話をキリアンに戻すと、彼はとても伝統的な環境で育ったので、メンバーのうち伝統度は、おそらくピカイチ。ツアー中、聞くために持ち歩いているCDのコレクションをみせてもらったら「年令ごまかしてんじゃないの?」みたいなジジババ・トラッド(失礼!)ばっかりでした。(当時はまだMP3プレイヤーもiPhoneもなかった)

ガリシアやブルターニュ系の音楽が好きで、そういうCDも入ってたなぁ。なんといってもルナサにおける作曲の貢献度もピカイチのキリアン。母方の家系も5代さかのぼれるフィドラーだったというからすごい。そうそう、キリアンは2児のパパ。たしか両方とも女の子。

キリアンは控えめで自分の演奏能力をひけらかしたりは絶対にしない。でもパイプスを演奏する人ならわかるのだが、キリアンほどこの楽器速く演奏できる能力を身につけている者はいない。このあたりの話はまた別に書きたいと思います。

おっ、これはいい。ジョン・ドイルと、兄ちゃんのナイルとのトリオ。 


 こちらは割と新しい…といっても7年前か!? 初リーダー作。 
 

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