塚越健司・編、『私のLife Vol.1』を読みました。いいなぁ、こういうの。


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Life大好きなんですよね。時々聞いてる。最近はポッドキャストで聴くことが多くなっちゃったんだけど、いつ聞いてもいい。いつ聞いても「迷える青春」って感じか?! 私、58歳なんですけどねぇ…

で、これはZINEだそうです。Lifeのクルーの皆さんによるZINE。文学フリマで、おなじみTBSラジオの澤田記者(なんと元ライフのディレクターだったんだって。知らなかった!)が、文学フリマにブースを持つのをきっかけとして、LifeでもZINEを作ろうということになったそううですよ。

いいなあ。こう仲間というか、なんというか。っていうか、この番組が今のTBSラジオを作ってるよね。なんかすごいなぁ。人の力って。みんなで頑張ればば世の中が良くなっていくかもしれない…と一瞬思わせてくれたりもする。そんな番組、そんなラジオ。

いつぞや渋谷和宏さんがポリタスTVで「この失われた30年、人の存在をコストと見なしたところに日本企業の失敗があった」と経済の話をされていたけど、このLifeの辿ってきた道をみるにつけ、本当に「人」って財産だし、すごいものだなぁと思う。

このZINEも2ヶ月であっという間に作ったということで、それぞれが自由にフリーダム!!って感じで書いて、個々人が、とにかくこの場に集まったという感覚がいい。

日記みたいなのを書いている人もいれば、詩もあるし、スケザネさん(渡辺祐真)みたいに真面目な物語もある。スケザネさんのこれ、実話かしら。短いのだけど、とにかく泣けた。

かと思うと、常見陽平さんのジャパメタの話でカラッと笑いつつ、チキさんの「弱い個体」って表現も生かしているよなぁ。自分を生物として見るこの冷ややかな自虐的視線。チキさんってあんなにキレキレなのに「なんとか生きてる」とか言っちゃえるところがすごい。

廣瀬さんのディズニー墓参りも良かった。とにかく一人一人がそれぞれ自由に書いていながらも、なぜか一体感もある。これがLifeの持つ「場」ってやつか。

最後は工藤郁子さんのポッドキャスト・ガイド+プレイリストも。とにかくラジオ「文化系トークラジオLife」のファンは必読。ライフ・クルーの皆さん、Vol.2の販売も楽しみにしています。

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