朝ごはんは素敵だったけど、写真忘れた。
へぇー 今日は中継があるんだと思いつつ、楽屋の扉が空いて音が聞こえるので、そのまま入って見たら、ルナサがサウンドチェックしてた。
「セキュリティがゆるいね、ここ」とか言いながら入って言ったら、みんな大爆笑。もちろん今日のコンサートに来ることは内緒にしていた。
ホテルからシャトルで、またもや空港へ。そして再びターミナルのストリートピアノで数曲を30分くらい練習。その後、ベルファスト行きのバスに乗ったのだった。2時間半くらいでダブリン空港からベルファストに到着。
プライドバス!
ペニーレーンじゃないけど、バーバーはかっこいい。
ランチのタコス
ベルファストはおそらく4、5回は来ていると思うが、普段は公演会場とホテルだけでろくに観光をしたことがない。
コンサートまで時間があったので、例の「哲学教室」の学校を見学に行くかと思ったけど、力が出ず、まずは街角のタコス屋でタコスを食べて、ホテルに向かった。
バスステーションから徒歩20分とかかれていたホテルで、さてタクシーとも思ったけど、道がめちゃくちゃ混んでるっぽかったし、歩きたかったので、歩いてホテルへ向かう。
ベルファーストの南のエリアはとてもかわいい。まず街の中心があり、ちょっと荒っぽいエリアがあり、そこを抜けるといきなり下北沢風(今は違うのか)のかわいいエリアがあらわれる。そこにホテルがあった。(今日の会場から徒歩2分)
このホテルがとても可愛かった。
レセプションの女の子もとっても親切。
そして「あら先月もきてくれたのね」なんて言う。
…実は、これは私のボケミスなのだ。私の出張は当然基本的に全部自分で手配するのだが、バカで間抜けな私はなんと最初、コンサート会場から近いこのホテルを7月25日ではなく6月の25日に予約していたのであった。だって6月JUNEと7月JULYって、似ているんだもの!!
私が6月25日に来ないので「キャンセルしておくよ」とホテルからメールがきて、慌ててドタキャンを謝罪し再度ブッキング。親切なスタッフさんが対応してくれて、その日のホテルはいっぱいだけどキャンセル待ちにしておくよ、なんて言ってくれる。ううう、ごめんなさい。
もうなんか…自分は旅慣れている人間だと思っていたけど、もうそんなことはないのかもしれない。もうペンショナーのおじいちゃんおばあちゃんが申し込むようなガイドさん付きのパッケージ・ツアーでないと、もう海外に出ちゃいけないのかも、と激しく落ち込む。
ホテルの窓から見える非常階段。
Hard Day's Nightっぽい。
いや、だからagainじゃないんだって…
ほんと最近、こういうミスが多い。
最初の受付の子には「実はボケミスで」とか説明していたんだけど、私のデータはあらゆるところにばれているらしく、朝食の名簿チェックのスタッフや、その後のレセプションのスタッフにも「Welcome Back」とか毎度言われるので、最後は面倒くさくなって、言われても言い訳せず、ただただ力無く笑うわたくすであった。
とほほ。
ホテルにチェックインして、1時間お昼寝しようとしたけど、結構メールがたまっていて、あれこれ返信している間に時間はすぎる。そうこうしているうちに5時くらいになったので、そろそろサウンドチェック始まったかなぁ、と会場(チェックインしたホテルから徒歩2分)に歩いていくと楽屋口にBBCの中継車が止まっているではないか!
ルナサを驚かせるのはもう一体何度目だろう。少なく見積もっても20回はやっていると思う。何回驚かせても驚いてくれるので(まぁ、そりゃそうだわな)可愛い連中だ!
さて会場に来てみてわかったのだけど、この日の小屋はむかーし昔、ロビンとピーターやスコット、ビルのバンドが公演した時に来たことがある。懐かしいなぁ。この時は冬だったらしい。写真を発見。
いつ頃だろ、これ…
このベニューにロビンのサイケな感じは似合っていた。あの時は、ルナサの初代マネージャーのベッキー(ベルファスト在住)が宿泊を世話してくれたり、すごく良くしてくれったっけ。
もちろんベッキーと、ベッキーのアシスタントの子はコンサートにもきてくれて、特にロビンがめっちゃ若い、ロビンやREMですらおそらく知らないアシの子に、すごく良くしてくれたのを覚えている。ロビンってそういうところあるのよねぇ。素敵よねぇ…
で、話をルナサに戻すとこの日のルナサのコンサートは実は早々とソールドアウトしていたのであった。良かった、チケット買っておいて。
まあ、もちろん彼らは入れてくれるのだけど、サウンドチェック中に会えないこともあるもんね…
サウンドチェックが終わって、楽屋でみんなと再会を喜びあう。
楽屋のスナックを食べながら和んでいたら、しばらくすると何やら階下が騒がしい。どうやらドナが到着した!!
ドナったら、本当に変わらない。ドナが来ると遠くからでもすぐわかる。
ドナ、髪の毛は真っ白になっちゃったけど、本当にいつもと同じというか、もう2人の子供のお父さんになったってのに、まるで性格が中学生の男の子のりで、すごくいいんだよね。
ドナともめちゃくちゃ再会を喜ぶ。ドナ、私が病気した時、すごい優しいメールくれたんだ。普段メールなんかくれないのに。私もそういうのに弱いのよねぇ…
こちらは共演のリハ中のメンバーたち。
そんなわけで、その後、ルミエールがサウンドチェックしている間に、ルナサと私は何か食べようということになり一緒にご飯へ。何が食べたい…と聞いてくれるわけもなく、なんか私の顔をみた彼らは寿司が食いたくなったらしく、自動的に回転寿司に行った。
5ポンドの味噌汁
で、結局ご馳走になっちゃったよ。ありがとう、ルナサ。でも何もベルファストにきて寿司はないよな、とみんな笑ってた。
そしていよいよコンサートが始まった。2階のバルコニー部分最前列でかぶりつきで見る。これが日本だとできないから、めちゃくちゃ嬉しい。
BBCのMCのお姉さんのMCを挟みつつ、まずはルミエールのステージ。これがなかなか良かった。
ポーリーンは、私はあまりステージ上に立つシンガーとして認めてないところがあったんだけど、なんかすごくよくなってた。まぁ、最後に彼女が歌っているのを聴いてから15年くらい経ってるから進歩がなければダメなのだけど、当時から歌はまぁまあだけどね。なんか違うっていうかね。そう思ってた。
でもなんか久しぶりに見たらディーバ感が増していて、かなり良かった。ポーリー、めっちゃ大人になった!! そして最後に移民の歌を硬派に歌い上げ、この曲から思うところが二つあるの、と話をはさむ。
「一つは私たちはこんなに世界中に移民を送ってきたのだから、入って来る人たちに親切にしましょうということ」(ここで会場から大きな拍手!)「そして二つ目はパレスチナに平和を」と。ポーリンえらい! 会場からはさらに大きな拍手が湧き上がったのでした。
あぁ、この感じ。この感じだよなぁ。
そして休憩を挟み、いよいよルナサの演奏が始まった。いやーーールナサ、かっこいいわ。もうかぶりつきで見ちゃった。何度も言うけど、日本じゃこれはできないからね。
そしてルナサのセットが始まって結構たってから、ついにドナ登場。曲はMorning Nightcap。これですよ、このギターですよ。イントロから鳥肌たちっぱなし。ドナのギターは他の人と全然違う。もう涙ちょちょぎれんばかりに夢中で鑑賞。いやーーーもう最高だった。またこのラインアップが見れるなんて!!
ショーンがずっとドナの方に体を向けて演奏していたのが、印象的。嬉しい。また彼らの共演が見れるなんて。
ルナサの新曲たちも日本で聴いたときよりかなり上手になって(笑)会場は最高に盛り上がったのでした。
いやーー良かった。
途中カハル・ヘイデンともう1人フィドルの人が入って、ショーンとのトリプル・フィドルでこれまたすごい演奏を聞かせてくれた。
本当に彼らは素晴らしい。
もちろんドナのいたころを懐かしく思うのもいいのだけれど、今のメンバー全員が頑張り屋だもの。だからルナサはここまで来れた。とにかく超盛り上がったコンサート。コンサートでこんなに楽しかったの、めっちゃ久しぶりかも。自分的には今年のコンサートNO.1かもしれない。
アンコールでは、ドナとも再度共演。こちらはファーストに入ってる曲(タイトル失念)を。
とにかく最高のコンサートだった。やっぱり現場に見にくるの大事だよなぁ。なおBBCの中継のおかげで、ここでルナサのコンサート全部の音が聴けます。ぜひ聴いてみてね。日本のことも話してますよ。(あと26日間聴ける)
とにかく最高にハッピーな気分で、彼らとはバイバイしたのが、もう12時近かったかも。とにかく疲れた。見つけた! ルナサの今夜のコンサート、ここで聞けます。https://t.co/t4ZySFvEpM
— 野崎洋子 (@mplantyoko) July 25, 2024
明日は電車2本乗り継いで、ボイルへ。
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