『#ロートレック 展 時をつかむ線』#SOMPO美術館 行ってきました


行ってきました。「北欧展」に引き続きSOMPO美術館。今回はロートレックです。

今年は美術館で海外ものの展示が少ないように感じる。
円安だからかなぁ。確かに運搬費、保険料も爆上がりだよね…昨今は。

今回素描の点数がすごい。だから「時をつかむ線」って副題はナイスだと思う。
実際、祖廟は大量に展示されている。点数が多い。
だから作品リストは通常のA3の1枚ではなく、2枚にわたって配布されていた。

ロートレックって、おそらく書くのが恐ろしく早かったんだろう。
特に若い頃は、おぼっちゃまよろしく馬の絵が多い。そして、めちゃくちゃうまい!

人物像も写実的じゃないのに特徴をよく捉えている。
絶対にこの人たちに、本物に、道端で出会ったら、私わかるなぁ。




作品結構デカくて迫力がある。



実はこの彼女! この彼女は大発見。
アイルランド生まれのアイリッシュで、黒猫をだきながらアイルランドの伝統歌
そして下品な曲たくさん歌って大人気だったんだって。
ここにバイオが。


そして、最後はSOMPOでお決まりの「ひまわり」(笑)

それにしても、いいわぁ。ロートレック、人物はこんな感じ。
忖度だらけで自分を腫れ物にさわるように扱う貴族社会より、
ズバズバものを言う場末のバーやキャバレーや下層階級の市民たちとの交流を愛した。


あれだ、マツコのエッセイで昔読んだ「叶姉妹を口説けるのはIT長者の若造ではない。”おう、姉ちゃん、いいケツしてるな”と躊躇なくお尻をさわれる漁師のおいちゃんたちだけだ」という記述を思い出す。

漁村のおいちゃんたち強い。キャバレーの女たち強い。みんな忖度なし、まっすぐ生きてる。だから傷つける時も、ざっくり傷つける。でもそこにネチネチしたところや、暗いところは微塵もない。

ロートレック展は、9月までやってます。ぜひ。

こちらは五郎先生のロートレック解説。





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