【インタビュー掲載】
— Peter Barakan's LIVE MAGIC! 2024 Finale (@pbslivemagic) August 30, 2024
本日(8/30)の #読売新聞 夕刊にピーター・バラカンさんのインタビュー記事が掲載されています📰
LIVE MAGIC! や音楽映画祭も紹介されています👍
駅売店やコンビニでも販売されていますので、ぜひお手に取ってお読みください。#pbslivemagic pic.twitter.com/KWT13WYXxv
今日の読売新聞の夕刊ご覧になった方はいますか? ピーター・バラカンさん、来日から50年のインタビュー記事が掲載されました。(うちのラウーもちゃっかり便乗掲載・笑)
実は、野崎はこの夏、ピーターさんのPRのお手伝いをしています。
なんといっても今年はウチのラウーがLive Magic!に出演ということ。そして何よりキングレコード時代から、ピーターさんには35年くらいにわたってお世話になっている野崎としては、ピーターさん来日50年のお祝いとして、この夏の映画祭、そしてLive Magic!を盛り上げなくっちゃね!ということで。
ほんと私がピーターさんと最初にお会いしたのは、まったくもう記憶がないんですけど、キングレコードでサラリーマンしていた頃です。89年とか、そんな頃。
洋楽宣伝部でペーペーだった私。当時、宣伝の仕事といえば、プレス資料とカセットテープ(!)、時にはサンプルCDを200人から300人の音楽評論家と呼ばれる皆さんや、DJ、選曲家の皆さんにお送りする発送作業だったのです。(そのちょい前はLPだったわけですから、そういう時代じゃなくて良かった!)
会社にいる仕事をしないおじさんたちは、私がダンボールや発送の封筒の中に埋もれているのを横目に次々と帰宅していきます。(もしくは飲みに行ってしまいます)
ちなみにフロアに女は私と、アニメ関係の女性ディレクター1人と、お茶汲みのアシスタントの女子2、3名と、データ入力担当の2名と、通訳さんだけでした。あとはみんなおじさん。
(ついでに言うと、その25年後くらいにCDを出してもらったウォリス・バードを連れてキングレコードさんを訪ねた時、女性たちが頑張っている姿を見て嬉しかったものです。私は会社にとっては最悪のサンプルだったと思うけどね(笑)。キングレコードさん、ごめんなさい。少し大人になりました)
それはさておき、そんなふうに私はいつも一人で、深夜まで発送作業をしていたのでした。クッション封筒にキングレコード洋楽部というハンコを押し、プレス資料などを入れ、カバーレターをいれ、宛名ラベルのプリントから何から何まで、作業はそれなりの量がありました。
ある日私はその作業中に、自分の名前を入れて送ろうということ思いつきました。音源と共に自分のプロモーションです。ハンコを押して、その脇に「野崎」という自分のハンコも押して発送作業をするようになりました。
そしたらある日、なんとピーターさんから「野崎さんはいらっしゃいますか?」と私指名で問い合わせの電話がかかってきたのです。(はい、当時は電話でした。メールなんてありません)
すでにバラカンさんといえば、日本の洋楽の世界に大きな影響がありましたから、電話がかかってきた時、周りのおじさんたちは「そんなビックネームがペーペーの野崎になんの用だ?」といっせいに注目したのを覚えています。
そんなことがあって、私は、頑張れば見てくれている人は見てくれているんだ、とえらく感激し、それからも熱心に発送作業を頑張ったのでした。まだ20代だった、可愛い私(爆)。よく会社で「なんで私ばっかり…」「なんで他の働かないおじさんの給料のために」と悔しくて、机の下で泣いていました(笑)
本当にありがとう、ピーターさん。ピーターさんが見ていてくれたから、私は頑張れたのでした。
だから、私は言いたい! 今、仕事や学校で悩んでいる人たち、絶対に大丈夫。頑張るあなたを、誰かがきっと見ていてくれる。ピーターさんみたいな人が見ていてくれるよー
それにそもそも、これだけ長く宣伝の仕事していても、伝統音楽家のプロモーションだけやってたら、こんな大新聞の記事は取れませんよ。(読売さんは、うちのミュージシャンでは、グリーンランドのナヌーク以来かも。とにかくグリーンランドは媒体受けがすごかった。日向敏文さんも載ったけど、あれはソニーのOさんがブッキングした記憶があり。あれ? 私だったっけか?? もう記憶なし)
結局のところ宣伝マンは、人脈が命。そしてそれを形成するのは、結局ご一緒した現場の数なんですよ。時間を整えて、場所を整えて、時には通訳さんを手配し、しっかりコーディネイトする。それが、その人の信用、実績になる世界なんです。
だからこの機会を与えてくれた、ピーターさん、音楽映画祭さん、クリエイティブマンさんには大感謝なのです。
ピーターさんをインタビューしてくれた記者の方も、とっても音楽愛がある方で、インタビューに立ち会っていて、私もとても楽しかった! あぁ、キングレコード時代の自分に教えてあげたい。自分は将来、こんなふうにピーターさんのお手伝いをしているんだよ、と。
というわけで、プロモーター冥利につきるpb宣伝部長、野崎でした。まだこのあといくつか媒体掲載は続きます。掲載されたら、情報をこちらでもシェアしますね。ピーターさんのラジオのリスナーの方も、「ポッパーズ懐かしいなぁ」という方も、ぜひぜひ応援してください。
ピーターさんの映画祭は来週から! 詳細はこちら。
Live Magic!は今年でいったん最後です。指定席は売れちゃったみたい。スタンディングならまだ入れます。詳細はこちら。
スコットランドのトリオLAUが10月再来日。詳細はこちら。http://www.mplant.com/lau/
秋のケルト市は豊洲にて10月19日。ラウーと藤田恵美さん(ex - Le Couple)の公演。http://www.mplant.com/celticmarket/
THE MUSIC PLANTではアイルランド音楽名盤ガイドをリリースしております。第1弾 Paul Brady、第2弾 Mary Black、そして第3弾はLAUのコンサート会場で先行発売 www.mplant.com/books/
その他、この夏はおなじみピーター・バラカンさんの来日50周年企画で、プロモーションのお手伝いをしています。
Intoxicate最新号に「ひとこまごま」登場他、多数このあと掲載される予定です。お楽しみに。
*9月6日より Peter Barakan's Music Film Festival - www.pbmff.jp
*10月19日、20日 Live Magic! - www.livemagic.jp LAUも出演しますよ。