イタリア人は幸せの達人。映画『チネチッタで会いましょう』を試写で拝見しました。映画愛に溢れる素敵な作品。



イタリア人、おもろいなぁ!!! イタリア人は幸せになれる天才かもしれない。なんだか一緒に私も幸せになった(笑)

映画『チネチッタで会いましょう』を試写で拝見しました。
配給はアイルランドのカートゥーン・サローンの配給でおなじみチャイルドフィルムさん。
悪い映画のはずがないよね。

ストーリーはなかなかユニーク。まず映画の中で3つの映画が同時進行していくから混乱しないでね。でもって細部に笑える。ずれまくってる主人公の映画監督。妻から愛想をつかされ、女優には反抗され、プロデューサーは詐欺師(これがいかにもラテン系のお調子者って感じでいい!)。

妻も映画プロデューサーとして映画業界で働いているんだけど、妻の現場に顔をだし、自分は何の権限もない現場なのに余計な口を出してしまう。

すっちゃかめっちゃかな中、果たして映画は完成するのか。途中Netflixの連中に自作を売り込むも「私たちの映画は190カ国で見られているんです」と先方はえらい偉そう(笑)。実際もこんな感じなのかな。そして映画は映画愛に溢れる彼の国の制作陣に買われていく(笑)

監督はすごく有名な方みたい。私は存じ上げなかったのだけど、ナンニ・モレッティ監督って、23歳でデビューしたんだって。カンヌ、ヴェネチア、ベルリンを制覇したすごい方。世界中に熱狂的なファンがいて、日本にももちろん彼のファンは多いのだそう。

この主人公は、監督自身のことなのか? だとすれば、かなり自虐的。

作品中、いろんな映画へのオマージュ・シーンがたくさん登場する。最高だったのは、カープールカラオケならぬ、主人公とその妻のドライブシーン。二人で息のあったアレサ・フランクリン…もといアリーサ・フランクリンを歌いながら、夜をドライブしていく。楽しい!!(笑) これはもちろん「Bruce Brothers」へのオマージュ。


私は古い映画にはそんなに詳しくないので、このくらいしか反応できなかったけど、古い映画に詳しい人が見たら、もっとあっちにもこっちにも、とにかく細部に反応しまくりだっただろう。

最後のパレードシーンが、これまた圧巻。ちょっと『ジャージーボーイズ』のエンディングにも似て、ミュージカルっぽいというか。とにかく見終わった後のカタルシスMAX! これは楽しい。イタリア人は人を幸せにする天才かもしれない。

素敵な公式サイトはこちら。11月22日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館にて上映。お楽しみにー


LAU(from スコットランド)来日します。10月17日より。www.mplant.com/lau/ 初日の南青山曼荼羅公演、一旦ソールドアウトとなりました。他の日程はまだ余裕あり。ぜひ。詳細はこちら。http://www.mplant.com/lau/

秋のケルト市は豊洲にて10月19日。ラウーと藤田恵美さん(ex - Le Couple)の公演。http://www.mplant.com/celticmarket/


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その他、この夏はおなじみピーター・バラカンさんの来日50周年企画で、プロモーションのお手伝いをしています。

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*10月19日、20日 Live Magic! - www.livemagic.jp  LAUも出演しますよ。