今回松江ではお寿司が食べられなかったので、最後、山陰離陸前の空港で海鮮丼を食べた。連休の土曜日だったし、今日の魚はどうかと思いつつも、絶品でした。観光客価格で高かったけど大満足。飛行機の時間もあったので15分で食べた!!
…とその前に。はい、松江2日目。Matsue Irish Film and Music Festival。ケルト市のレポートです。まずは朝起きて、再び旅館の大きなお風呂で大満足な時間を過ごしたあと、朝食とあいなりました。
宍道湖を眺めながら絶品の朝ごはんでした。ごはんを3杯も食べてしまい、お腹ぱんぱん。でも今日はお昼抜きになるかもしれないし…1日頑張るよん。
ここは
八雲ゆかりの旅館で、でも一泊で朝食のみ、しかも連休前だったから13,000円くらいだったかな。だからそんなに高くない。たまにはいいよね。こんなに頑張っているのだから。最近ビジネスホテルも同じくらい高いし…
ちなみに旅暮らしの私の楽しみは、実は地上波テレビ(笑)。テレビつけたら、偶然なことにLAUと訪ねた能登の重蔵神社他、能登の皆さんが出演したプロジェクトXが再放送されてた。
頑張れ、重蔵神社!! テレビに映る能登さんを激写!(今、重蔵神社では
能登応援のこんな企画をしています。ぜひみなさんも応援してください)
というわけで、ケルト市です。どんな町でもこのテーブルクロスを広げればケルト市なのさ。地元の
巨人シチューハウスさんや、
タパタパさんと並んでお店を広げます。
またもや電卓忘れて、iPhoneの電卓使うことになったー。まぁ、一度にわっとお客さんが来ることはなかったので、大丈夫でしたが、ほんと歳をとると忘れ物が増えて困る。
他にも能登の和ろうそくや、いつもの紅茶などを販売させていただきました。ご来場くださった皆さん、お買い物してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
ライブと映画、そして映画と映画の間にはアイリッシュ・ダンスのワークショップや、アイリッシュ・ミュージックのセッションなど楽しい企画もありました。
2本上映された映画は見る時間がなかったのですが(何度ももう観ているし)、でも
O'Jizoさんのコンサートは割とゆっくり、フルで観ることが出来てよかったです。
なんかオリジナルやってるバンドという印象強かったんだけど、珍しくがっつり伝統曲のオキャロランなんかもやってて、それがなんかものすごく良かった。いやーいいねぇ!!
そしてこちらはそのO’Jizoのメンバー先導によるセッション。
「あなたもめざせO'Jizo」(笑)すみません。セッション中にホイッスルも売れたよー ありがとうございました。
それにしてもびっくりしたのは、セッションのレベルの高さ。みんな上手い。また会場スタッフをやられている山陰アイルランド協会の皆さんも、なんとホイッスルを吹いていらっしゃるではないですか。すごいな!!
ちょっとアイルランドとかヨーロッパみたい。というのもだいたいこういう仕事をしている人は、みんななんらかの楽器ができるのがデフォルトなんですよ。
むむむ…私もホイッスルぐらいは吹けるようにならねばいけないかも!!? ピアノもいいけど、次のターゲットはそこだな。
最後の映画『哲学教室』の上映スタートの合図で、残念ながらケルト市は終了。本日帰京する私は、バタバタと撤収作業を進めて(手伝ってくださった小泉凡先生他、協会の皆さん、ありがとうございました)、松江の駅まで、県民会館前からバス停4つくらいだったかな?
松江の駅につくと、こちらのようにフライトにベスト・タイミングのちょうどいいバスがあるんです。よく出来てる! バスの中からすでにフライト気分だから、この土地に不慣れなよそ者でも安心。
松江、本当に思うより全然近いですから、ぜひ皆さんも来てください。私は次は11月に行く予定。それが、なんの用事かはまだ内緒ですが…(笑)今年の夏頃、その企画については、発表予定です。お楽しみに。
で、帰り道Twitterを眺めてたら、なんと翻訳家の鴻巣友季子さんのツイートでこんなニュースが!
すごい!! 実はこの日、ケルト市でクレア・キーガンの『
ほんのささやかなこと』を販売していたのですが、今回松江でかかった映画『コット、はじまりの夏』の原作でもある同じ著者の作品『
Foster』の翻訳本が出ることを知りました!!
ちょうどクレア・キーガンの本を眺めながら大使館の方と「コットの原作の方は日本語訳がないのよねー」と残念がっていたところだったのでした。英語で読むのは面倒だから躊躇しているんですよ…なんて話をしていたところだったので、本当になんてタイミング。
さすが、ケルト案件は、離れていても、なんか妙につながっている?? 大使館の皆さん、これを機会にぜひクレア・キーガンのプロモーション来日を実現&サポートしてください!! Expoもあることだし! 大使館の新しい建物できるのだし!
というわけで、『コット、はじまりの夏』の原作である『Foster』も、鴻巣さんの訳で、近々発売予定なのだそう。同じハヤカワです。
そして『ほんのささやかなこと』については、発売してからあまり時間がたっていないのに早くも重版が決まったのだそう。いいぞ! あれはめちゃくちゃいいニュースなのだから。
…とまぁ、嬉しいニュースが続いたのでした。
それにしても楽しかった。松江では「アイルランドの仕事してる野崎さん」「東京からわざわざ来た野崎さん」ということで、皆さんにちやほやしていただき、あれこれ面倒を見ていただき世話を焼いていただき、本当にお世話になりました。
いやー ケルト市いいなぁ。これからもなんか理由つけては、ケルト案件で地方出張するかなぁと思いつつ…
とはいえ、実態は、まぁ、なかなか物販の手数料だけではこういった出張はできないので(今回フライトはマイレージだったからよかったけど)、またなんかの言い訳考えて国内出張もありかなぁ、と思っているところです。
あなたの街にも行きたい。私の引退前にいつか!?…きっと? 行けるか?!
それにしても重ね重ね松江ではアイルランド文化ファンの皆さんに、ちやほやしていただいて、私はとても居心地がよかった。
でも帰り道、自宅の最寄駅からのバスが終わっていたのと荷物がすごかったので、飛び乗ったタクシーのモニターをぼんやり観ていたら、映画のパブリシティなのか松重豊が登場し、ウサギのぬいぐるみに仕事をする上で大事にしているポリシーを聞かれてた。
そしたらロックな松重さん「居心地のいい場所からは離れるのがポリシー」と言ってらして、ちょっとグッとくる。
確かにアイルランド関係者に、私は優しくしてもらえる。ここは私の居心地のいい場所であることは間違いない。でもこうやって地道に頑張っている人たちのためにも、私は最前線での戦いを新しいお客さんに向けて続けていかねばならないと思ったのも事実でした。
こういったアイルランドの素晴らしい文化を、すでに好きな人ではなくて、まったく知らない新しい人に届けるということにおいて、私はこの仕事の最後の最後までしっかりと努力していかねばならないのだな、と。
それがこの日本全国にすでに存在する「アイルランド村」を広げていくことになる。ネットワークを強くすることになる。っていうか、そういう冒険が出来るのも、アイルランド好きの皆さんからの確固たる応援があってこそ、なのだと。
そんなふうに志を新たにしたのでした。明日の戦いも頑張ろう。なぜかいつも戦闘体制・夕陽に向かって土手を走りがちなわたくす(笑)。そうやって戦えるのも、みんながいるから、だよね。
私たちはチームです!
帰宅して、会場で購入した巨人のシチューハウス特製のキャロットケーキを食べたら、めっちゃ美味しかった。このケーキ、ホールになっちゃうけど楽天の楽天の通販で購入可能です。やっぱいいよなぁ、アイルランドって。
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THE MUSIC PLANT 次の来日公演はFLOOK。明日は新しい戦いのため、このバンドのため、待っててくれる未来のお客さんのため、頑張らねばならない。もちろん常連さんもよろしくです。
詳細はこちらのサイトwww.mplant.com/flookに掲載しています。松江の皆さんも、全国の皆さんも、ぜひご来場ください。松江の皆さんはけっきょくのところ東京に来るのが一番いいのか…な? 京都公演もあります。
FLOOK 2025
22 April(火)南青山曼荼羅
23 April(水) Shibuya www
26 April(土)春のケルト市(豊洲)← 2月1日にサイトオープン、2月9日発売
27 April(日) 横浜 Thumbs Up
28 April (月)名古屋 Tokuzo
30 April (水)京都 磔磔