さてこれは2016年の来日時の写真。ブライアンがいないのはなぜでしょう。これは到着日でなんとブライアンはフライトに乗り遅れ、翌日到着したのでした。ほんと大顰蹙。
まったくやらかしてくれますが、ブライアンって、そういうちょっと抜けているところがある。だからこそ、音楽にあんなに集中できるんだな。もう時効だと思うので、バラしてしまいました。ごめんね、ブライアン。
というわけで、今回はフルックのフロントマンと言っていいでしょう、ブライアン・フィネガンの登場です。
この時のブライアン抜きの京都観光で、ブライアンがいた!とメンバーが爆笑していたこの木彫りの像。どなたか徳の高い方なんでしょうか(笑)建仁寺にて。
と言うわけで、あの時、私にたいへんな心配をかけた恨みを、今、はらしました。ブライアンは公演日の朝、1日遅れで到着したのですが、まぁライブは完璧でしたね。だから文句は言えない(笑)
でも感激したのは、他のメンバーが「その時にかかった経費はちゃんと自分で支払わせろ」「優しくしてあげる必要はない」「ちゃんと厳しくするように」と私にきっぱり言ってくれたこと。
FLOOKっていいバンドです。本当にバンドの運営、そしてなにより本人のためにも、こういうことってすごく重要なんです。
セクハラ隠蔽したり、パワハラしてるのを見て見ぬふりして放置したりってのは、本当の友情ではありません。「バンド愛だなぁ」とちょっと感動しましたね。
さて、今回、2年ぶりの来日前のFLOOKのメンバーに、あれこれ質問してみました。ホイッスルそしてフルックの音楽の支柱であるブライアン・フィネガンより。
(1)日本について覚えていることを3つ以上書いてください。
(2)面白いツアー中の思い出
(3)今までツアーした先で印象深い場所
(4)最初に自分で買ったレコード
(5)ケルト関係で好きな音楽
(6)ケルト以外で好きな音楽
(7)注目している新しいバンドは? ケルトでなくてもOK。
(8)今回日本に来る上で楽しみにしていることはある?
(1)日本について覚えていることを3つ以上書いてください。
いろんな場所、食べもの、会場、人々、お客さん、路地などなど。野生の冬を満喫した北海道。鶴が住む村。小諸に行く途中で食べた人生最高のうどん(野崎注釈:蕎麦だと思うんすが)。エビの天ぷらと一緒にスープに入っていた。沖縄の海で泳いだこと。そしてその日の夜に素敵な宜野座の会場で演奏したこと。人々、そして僕らが行く先々で受けた親切と、心を開いてくれた歓迎。渋谷での満員のお客さん。
(2)面白いツアー中の思い出
フルック初期のイングランドのツアーで、エドとジョン・ジョーはサウンドチェックのあと、空いた時間を潰すために散歩に出かけた。
なぜか彼らは使い捨てのカメラを所持していて、とあるカップルとすれ違った時、イタズラで英語が通じない外国からの旅行者のふりをしてみようということになった。そしてカメラを指さして、カップルに「写真、写真」と話しかけてからかったんだ。
その日の夜、会場に行くと、なんとその二人が最前列に座っていたんだ。彼らはオランダからやってきた旅行者たちだった。爆笑だよ。
(3)今までツアーした先で印象深い場所
インドネシアのバリ島
(4)最初に自分で買ったレコード
クイーンの「The Works」1984年のアルバムだよ。
(5)ケルト関係で好きな音楽
Contentment Is Wealth - Matt Molloy, Sean Keane, Arty McGlynn
Deiseal - The Long Long Note
(6)ケルト以外で好きな音楽
Talos - Sun Divider
(7)注目している新しいバンドは? ケルトでなくてもOK。
Trip(グラスゴーのバンド)
Séamus & Caoimhe Uí Fhlatharta(アイルランド)
(8)今回日本に来る上で楽しみにしていることはある?
桜が咲いているかも?!(ブライアンはボリス・ブレベンシコフとのツアーで早めに到着するので、間に合うかも??)
こちらはブライアンがKANで来日した時のもの。KANいいバンドだったよな。2回も大赤字こきながらも呼んだのに、結局長くは続かなかった。でもこのバンドが長くないのは、メンバー見た時にわかってたよな…
それでもあのアルバムが最高の出来だったからやったけど。もちろんやったことを後悔はしてないけど、ほんと…(以下自粛)
そのすごいアルバムはこちらです。確かに命ささげてもいいくらいのすごいアルバムだわ。今、聞いてもすごいわ。
こちらはKANの来日写真。ブライアンの隣は奥様のエヴァ、そして長男のオリン。
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フルックの来日公演はもうすぐ。7回目の来日ツアー。
FLOOK 2025
22 April(火)南青山曼荼羅 SOLD OUT
23 April(水) Shibuya www(こちらはスタンディング+多少椅子あり)
24 April (木)Shibuya www(こちらは全員着席公演)
26 April(土)春のケルト市(豊洲)
27 April(日) 横浜 Thumbs Up
28 April (月)名古屋 Tokuzo
30 April (水)京都 磔磔
◎春のケルト市 THE MUSIC PLANTが主催するイベントとしての
「春のケルト市」はこれが最後になります。ピーター・バラカンさんのDJ、そして豊田耕三さんもゲストで登場
◎FLOOKの来日を盛り上げようというわけで、楽しいプレイベントをたくさん用意しました。すべて野崎立ち会っております(FLOOKの、一部の公演チケットも持って歩いてるので、よかったら私から買ってね!)
豊洲文化センターにて。ケルト市のチケットをお持ちの方は無料。