ブリテン諸島のお土産はこれだよな。日本で買うと驚くほど高い。
そういやダブリンの北側に泊まるのって、本当に久しぶりかも。北はいろんな意味でかっこいいよなぁ。
ムーアストリート。コミットメンツの映画の頭に出てくる。昔はここにメアリーのレコード会社のやってる直営店と事務所があった。よく通ったよなぁ。
お前ここにも進出しているんかい!!!?
というわけで、この日はまずホテルの朝ごはん。なんとグルテンフリーのIrish Breakfastがある! トーストもグルテンフリーだけど、全然問題ない。美味しかった。
午前中はなんだかんだで部屋で仕事して、昼は面倒なのでホテルの隣のカフェで昼ごはん。ビーツのサラダが嬉しい!なんかあんまり観光に行く気もしない。天気は最高に良いのだけれど、ほんと観光苦手だわー。
なんというか、ここも従業員さんはみんな外国人なんだけど、みんな本当に親切。ダブリンの接客事情よくなってないか?
っていうか、アイルランドに来ると、みんなアイルランド人ぽくなるって本当だよね。というか、社会にゆとりが感じられる。すごくいい。
いいなぁ、豊かな都市とはこういう場所を言うのだろう。もしくは旅行者として現実が見えてないのかもだけど。とにかくフロアに人が足りてない東京とは大違い。
午後はあちこち歩き回ったけど、本屋がやっぱり魅力的。そしてやばいことに大好きなNEXTとかにキッズサイズ140、150登場!! ユニクロみたい! でも今回はさすがの私も長期出張ゆえスーツケースにまったく余裕がないのよ。何も買えないのよ…
この綺麗な装丁の名著シリーズ。欲しいんだよなぁ。日本で買うと高いし。
もうすぐジョイスのブルームの日!
タワーレコードにも行った。ヒギンズ大統領のアナログ欲しいよなぁ。あとCDコーナーではメアリー、圧倒的に人気。3枚組のベスト!
これで夜の7:30ですよ。
ボックスオフィスの前でポール・ブレイディと待ち合わせして、ポールとメアリーのコンサートを見る。しかしポール、なんか顔が割れてるから、ちょっと色んな意味でかわいそう だった。しかも謎の東洋人と一緒じゃなぁ。ファンの人にやたらと話しかけられてた。
来週ダブリンであるポールの三連ちゃんライブだけど、なんと歌うのは日本以来(昨年12月)だそうですよ。ずいぶん間が空いたけど、この間、ニュージーランドで、息子さんの家族と一緒に過ごしていたらしい。
で、メアリーのコンサート。定刻で始まってローシン(娘)がオープニングで5曲歌った。最後の曲はクランベリーの「Dreams」でお客さんも合唱しちゃってすごかった。で、すぐ休憩なしでメアリーが始まり前半スタート。
1曲目は声がちょっと辛かったけど、2曲目からは全然大丈夫だった。というか、実はちょっと心配していた。行かない方がいいんじゃないか、15年前のコットンクラブで最後でいいんじゃないか…とかあれこれ思った。
でもなんのことはない、半年くらい前にアイルランドのとあるレコ社について、とある調査があって、旦那様でマネジメントのジョーとメールをする機会があり、その時にジョーがメールで「最後の公演に来ないか?」と誘ってもらったのでした。
メアリー、あんなに歌がすごかったのに、最近テレビで歌ってる映像見ると、時々音を外しているところもあったり… だからちょっと見るのは辛いかもと思ってた。でもあれこれ考えて、最後を見ることが自分の責任のような気もして、やっぱり行くことにしたのでした。
実は再来週にはすでに半年以上前から決めていた出張があり(そっちは仕事色が濃い)、そっちは行くことは決まっているので、滞在を10日ほど伸ばせば、アリかな…と。私の出張って通常すごく短いので、そんなに長くダブリンに居たことなんてないけど、いいかな、と。
ホテルが驚くほど高くなりびっくりしちゃうんだけど行くことを決めたが半年くらい前。
コンサートは素晴らしかったよ。当然お客さんは超盛り上がり。私はメアリーや関係者の気持ちを思うだけでも、一杯一杯になっちゃう。
By the time..とか、かなり新しいアレンジでやっている曲もあるし、キーボードのパットもすごいけど、リアム・ブラッドリーはすごいドラマーだよなぁ!とひたすら感動した。
思えばメアリーはバンドがいつも最高級だった。それは本当に最後までそうだった。すごいよなぁ。
そして改めて往年の曲を聞けば、歌詞がいいんだよね。メロディはヒットに繋がるためにすごく重要だと思うけれど、深く人の心に残るためには歌詞が重要だなと思ったり…
隣にポールいたけど、私はもうずーっと泣いて、ずーっと歌ってた。
それにしても…メアリーのことを思えば、果たして彼女が日本に来ることに明らかな金銭的なメリットはなかったように思う。今だから言うけど、最後の日本公演も金銭的にキツく、ドバイ公演を途中に入れてくれたりして、やっと実現した。
彼女のギャラが特別高いわけではない。やっぱり彼女の場合、バンドがしっかりしていて、あれだけのバンドを維持するのはものすごくお金がかかったのだと想像する。一方、日本でのギャラやCDの売り上げは正直、どうだったんだろう、と思う。
ただその後、私が彼女のレコ社のCDを輸入するようになって、それはかなり経済的な意味があったという自信はある。メアリーの旧譜を中心に相当な量のCDを輸入して売った。それも買ってくれるお客さんがいたから可能だった。
一時、計算したらアイルランドへの送金が2,000万を超えていた年があった。すごかったよな。しかも私が一人でやってたから、いろんなことが実現できた。普通じゃこうは行かない。
メアリーの旦那様のジョー(レコ社の社長でもある)が、アイルランドの売り上げだけでCDリリースを決めるのはきついけど、日本が500枚買ってくれるからやろうというリリースも多かったと、言ってくれていたっけ。
今回も「日本に行けて、本当に良かった」「毎回楽しかった」と声をかけてもらった。
最後バックステージで会ったメアリーは、いつものように明るくて優しくて「洋子はすぐ泣くんだから」とハグしてくれた。メアリーは泣いてなかった。かっこいいよなぁ。メアリーは。
あ、そうそう、フランシス・ブラック上院議員にも会えたよ! ブラック兄弟の末っ子のフランシスは政治家になって、今やアイルランドにおけるガザに関する運動の中心にいる。
そうそう、この日の「No Frontiers」はガザの人たちのために捧げられた。それを思うとあの曲の歌詞は、また深みを増す。
それにしても、なぁ! 感慨深い。私もそうだけど、自分で引き際を決められるのはある意味幸せなのかも。
だって、多くの人が周りに迷惑かけつつボロボロになったまま続けたり、事故で強制終了とか、経済的な事情で逆に辞められなかったり、そんなことはいくらでもあることなのだから。やめるのって、難しい。「It's hard」とメアリーもステージで言ってた。
ありがとう、メアリー、ジョー。ありがとう。そして、さようなら、私の青春!(爆)
そんなわけで、セットリストです。
(暗い中で書いたから全く字が読めず。間違ってたらすみません)
Rosin O オープニング
Another Day
By the time it gets dark
Moon and St. Christopher
The land of love
Song for Ireland
Sony
Saw you running
Lovin' you
Don't say Okay
IMROお礼
No Frontiers
休憩
Flesh and Blood
Bright Blue Rose
Black Family
Our time together, Colcannon
メドレー
Anachie Gordon, Babes in the wood, As I leave behind Neidin,
Adam at the window. I say a little prayer
Mountains to the sea
A Woman's heart
Ellis Island
Katie
Encore
Forever Young(Dylan cover)
Past the point of rescue
この曲大好き。ドーナル・ラニーがプロデュースしたメアリーのトラックってあんまりないんだけど、この曲はスペシャル。この疾走感溢れるブズーキよ。最後のフィドルもキーラン・トゥーリッシュで、すごくドーナルっぽい。
まだ色々書きたいことあるけど、まとまらん。あとで書き足すかもしれません。
公式写真の良いのがあとで上がってくることでしょう。こちらはブラックファミリー登場時。嬉しすぎた。
まさかこの曲が生で聴けるとは! ダブリンの街の歌。それこそフランク・ハートとかが歌ってそう。
テレビのニュース。
★
◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろし、公式サイトは近日中にアーカイブ化予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ案件があるので、そちらはゆっくりとやっていきます。
◎よく聞かれるので、ここに載せておこう。最近観た中でベストな映画はこれ。ベストな本はこれです。
◎現在CDの販売は終了してますが、書籍はあいかわらず販売中。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。
◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。
◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate◎ピーター・バラカン Presents 未来へのプレイリスト 毎週金曜日 ETVにて22:30から放送中。6月いっぱいまで続きます。
◎ケルティッククリスマス2026、発表になりました。今年はアルタンとソーラスが来日。詳細は公式サイトへ。
◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてください。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。
◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中。
◎さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております。
◎また「Two Menuets」がこの5月25日よりGucciのキャンペーン「The Original Sinner」で使用されています。改めて聞くと良い曲! Gucciのキャンペーンサイトはこちら。












