黒柳徹子さん『トットあした』 感動の一冊!!!! 今年読んだ中で一番は今のところこれ!!

 


いやーーー トットちゃんの本はどれも大好きなんだけど(と言っても読んだのはこれで3冊目)、これは今までのどのトット本よりも良かったかも。かなりの感動です。

いや、良いのは分かっていたのだけれど、この本がトット本の中で一番好きです。そして今年読んだ、どの本よりも良いと思った。今のところ今年のNo.1本はこれかも。でも出たのは去年だよね、確か。

しかもこの本は問題の新潮社からリリースされている。その点で、正直推すのははばかられるのだが、「この本は新潮社から出ています」とここには明確に書いておこう。でも買ったのはだいぶ前だからね、と言い訳しつつ、すごく良い本なので、ちゃんと紹介はする。

フェアでいるのは、本当に難しい。

でも、まぁ、私が感想文を書くまでもなく、とても売れている一冊だと思う。いつだったか無料公開されていた森鴎外の森茉莉さんの話にはいたく感動したけど、その章を公開した編集者の意図もものすごくわかる。あれは良い章だった。(今、ググったらまだ公開されてた。こちらです

新潮社の編集者さん、あなたは素晴らしい編集者さんです。会社を早く辞めて独立してください!! …と勝手なこと言うのはさておき、そう、この無料公開されている章が明らかにするように、これは大人の本だ。

文章が大人というより、読者の大人度を試されている本だと思う。こういう生活の素晴らしさ、日々の素晴らしさは、こういうところに存在しているのだよと、この本は言っている。

自分の軸を持っている人は素敵だ、ということをこの本は言っている。森さんも、そして徹子さんも。

最初のトットちゃん本は黒柳さんは子供にも読んでもらえるように書いたんだと理解している。ともえ学園のことを書いておきたい、と。でもこの本は大人…というか、いや、大人向け…と、ここまで書いて、I take it back! というのは違うな。だって上の無料公開された章の内容は子供でも理解できる子もいると思うから…

とにかく徹子さんとしては、読者の年齢や理解力みたいなものをあまり気にせず書いたのかもしれない。っていうか、読者はわかってくれると思って書いたのかもしれない。だからすごくいい。

あぁ、きっとそれだ。読者を信じているんだね。

黒柳徹子さんが本当に好きだ。You Tubeで大量のご飯を食べたり(すごい食欲!)そして、H&Mで爆買いしたりするのを見ているだけで、すごい癒し効果がある。ジュエリー・デザイナーの田川啓二さんとの掛け合いも本当に微笑ましく、ついつい見てしまう。

もちろんお金持ちの彼女ならではということだと思うけど、本当にピュアで擦れていない、そのくせ意志がしっかりあって、本当に素敵だ。

しかも悪いことにH&Mとか徹子さんが「可愛い」「素敵」とか言うたびに、私のスタイルと全然違うし、普段は絶対に近寄らないのに、ついつい「H&Mいいかも」と思ってしまうのだった。いや、おすすめです。徹子さんのYou Tube。しかし危険でもある!(笑)

っていうか、人間って、食べることとオシャレすることは長生きの秘訣なんだなぁ、とも。まぁ、別に長生きはしたくないけど(お友達がなくなると本当に悲しそうだし)、でも最後まで元気に食べてオシャレしていたよね。そういうことなのかな。

それにしても、この本には、すでに読んだことあるエピソード、聞いたことあるエピソードとか結構あったけど、何度読んでもやっぱりすごく良いなぁと思う。あと…実はこれは褒めているんだけど、実は文章にちょっと乱れがあると思ったのよね。

つまり句読点の打ち方とか、構成とか、言葉の選び方とか、あまりプロが書いた文章の気がしない。だから「あれ?」と思ったのだ。

普通こういう商業本って編集者、そして校閲さんが大きく手をいれたり、徹子さんぐらいのビックスターだと「聞き書き」や「ゴースト」が多いから、ちょっとこれは変な本だなって思って読み進めていたんだけど…

そしたらおかしいのは実は私の方で、なんと! 過去の本も含め、黒柳さん、本は実際に自分で書いているらしいことが分かった!

これ、私が単に知らなかっただけで、ググったらすぐ出てきた。私以外のみんなが知ってる事実だった。自分で書いてる!? それって、すごくないですか? ということは「トットちゃん」も、その続編もご自身で書いてた、ってこと??? すごくない?

誰かゴーストが書いているのかとずっと思ってた。ずっと自分で書いてた。そしてそれが90歳Overになって、ちょっと書く文章に乱れが出てきた、ということだったんだ。

「乱れ」っていうのは変だな。でも例えば、ここは「です、ます調」で通すでしょ、みたいなところが違ってたり…

いや、私も編集者じゃないから、偉そうにはいえないんけど。

でもYou Tubeでよく見るようになった彼女。きっと彼女は「そんなゴーストに書かせたとか読者に失礼だと思うんですよ、わたくし」とか言うんじゃないかな?と、思わず想像したりした。

うちにはテレビがないから、あまりテレビとか見ないし、芸能界の話とかよく知らないで、このブログを書いているので「それは違うよ、のざきさん」という人がいたらぜひ訂正してほしいんだけど

とにかく、いまさらなんだけど、自分で書いているのがすごいと思った。

で、この本読み終わって、早速トットちゃん本を再度ググってしまったが、なんと! こんなに出てるんだ、という量が出版されているという事実も今ごろやっと知る。

うーん、また買うか…と一瞬思ったけど、それは後にしておく。だって他にも読まなきゃいけない本がたくさんあるから。

でも徹子さん、ありがとう。いやー 本当にかっこいい。

というわけで、下の画像の、このパンダの章もすごく好きでした。黒柳さんがパンダ好きってのは有名だけど、こんな昔の段階から詳しいってのにびっくりした。昨日・今日パンダが好きになったわけではなかったんだ。この説得力!!

この本、みんなに読んでほしい。普段本を読まない人でも、これなら読めるよ。

かつ先日、普段、本読まない人のコメントを読んでいて、通販で本を買うと、立ち読みみたいに確認できないから、購入してから「うわ、こんなに文字がつまってちゃ、わたしには読めない」と後悔するというコメントを読んだので、こういう画像も貼っておきます。



あと久米宏さんの章は、こういう経緯でお二人がベストテンをやられていたんだなぁと本当に心から感動したのと、有名なシャネルズのエピソードとかね…  いやぁ、こういうの友達なんだよなぁ!!! 本当の友達。別にしょっちゅう会わなくてもいいの。自分の理解者。

心がひとつな相手! 魂が同じ相手。本当に素晴らしい。

そして最後の2つの章は特に涙なくしては読めませんでした。たまたま電車の中で読んでいて、泣けてしょうがなかった。黒柳さん、友達に対する理解が素晴らしすぎる。

友達の中には長く知っている人、長く仕事を一緒にした同士、たくさんいるけど、時にはこのパンダの章みたいに、偶然すれ違った名前も知らない人たちもいる。でもそういう相手でも友達は出逢えばわかる。こう、なんていうか、魂が共鳴するんだよね!!

私もこういう人になりたい! こういう友達に出会いたいっていうか、私にも何人か友達がいる。そう、この本は「友達」の本なんだ。良すぎるよー(涙)

本当に世界は素敵だ。

とか、このブログを書きながら、また泣いている(笑)。泣き笑い、トットちゃん(笑)。

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分の主催公演や招聘はもうやりません。ただ2026年も若干の雇われ・お手伝い案件があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎現在リリースしたCDの販売は終了しておりますが、書籍はあいかわらず販売しております。

アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎アイルランド映画祭、今年もやりますよ! ぜひご来場ください。音楽ファンの目玉はドーナル・ラニーのドキュメンタリー。5月29日よりYEBISU GARDEN CINEMAで2週間。毎日19時から。詳細は公式サイトirishfilmfes.jp  公式X@irishffjp まで。

6月9日にはドーナルの映画上映と、ピーター・バラカンさんの解説あり。予約開始はまだ先ですが、今から予定しておいてください。

◎最近はこんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

アイルランド映画祭。GW明けに告知スタートしますよ。日程と場所だけ先に発表されています。5/29〜6/11までYEBISU GARDEN CINEMAにて。

ピーター・バラカン Presents 未来へのプレイリスト 毎週金曜日 ETVにて22:30から放送中。6月いっぱいまで続きます。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてくださいね。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! 

さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております