フウォドニク、ご存知ですか? ビーツで作る冷たいスープのことです。以前ポーランド大使館に勤務されていて、その時、非常に私もお世話になった杉浦綾さんが、こんなトークイベント&お料理教室を週末に開催されるということで参加してきました。
綾さんは、ポーランドに留学されていてポーランド語が流暢に話せて、ポーランド大使館に長く勤務されていたのですが、本当に私はポーランドのアーティストを招聘する時など、大変お世話になったのでした。
今は大使館は辞められているのですが、今後も「料理で人をつなぐ」という仕事をされていきたいとおっしゃっていて、今回このイベントとなったわけです。
というわけで、以下、綾さんのお話より。毎度のイベントレポート同様、野崎が録音もせずにメモしたものですので、間違い、誤解、全然分かってない等あるかもです。一緒に参加された人、ここを見ていたらご指摘願います。また文責:野崎でお願いいたします。
さてポーランドの夏というと、割とゆっくり過ごす人が多いのだそうです。まぁ、欧州全体に言えるのかもしれません。綾さんによると、映画『メモリーズ・オブ・サマー Memories of Summer』 という映画があるんですが、そこにはとても良くポーランドの夏が描かれている、とのこと。
帰宅してググってみたらトレイラーもYou Tubeにあった!
配信で今は見られるようなので、あとでゆっくり見たいと思っています。
日本の夏もたとえばイメージとしては:きゅうり、なす、そうめん、枝豆、スイカ…とかありますよね。
それがポーランドでは:きゅうり、ビーツ、冷たいスープ、ディル、サワークリーム、レモネード、ビール…なのだそうです。
ポーランドに行かれた方ならわかるだろうけど、とにかくポーランド人はスープが大好き。ポーランドはスープ大国で、そのレシピは200以上と言われているくらいなんだって。
きゅうりにおいてもあったかいスープから冷製スープ、さらにピクルスで酸味を加えたものなど、いろいろ種類があるんだって。
またポーランド人にとってスープは「食べる」もの。「飲む」ではない。ここ重要ポイントですね。中でもビーツはとにかく栄養が高く、「食べる輸血」と呼ばれているくらい。
夏は新鮮な野菜を摂る、果物を食べる、水分をとる、そして日光を浴びる(わかる。欧州人、ここについては旺盛ですよね…)、そしてゆっくりするのが大事、と。
そして取れた作物はピクルスとして保存したり、果物はコンフィチュールにしたりするのだそう。
あと最近、綾さんは最近中医学にも興味あって、中医学では食べ物で、色や感情を表すことがあるのだそうです。夏は赤と黄色が重要。赤や黄色の食物を積極的に摂るのが良いらしい。
汗をたくさんかくから血液が濃くなって身体に負担がかかることも多いから、赤いもの、黄色いもの(かぼちゃや玄米。なんと玄米はここに分類されるそう)、そして苦味があるものを取るのが良しとされるのだそうです。
これらは胃や膵臓を助けてくれる。>これ、興味ある!! 私も勉強してみたいかも。
なおこの日は綾さんの持ってきたハーブのお茶が出されたんですが、一つは「たんぽぽの葉」from ポーランド。あと「エルダーフラワー」こちらはfrom ウクライナ。この二つをブレンドしたハーブティでした。なんかじわっとくる柔らかさで、良かったです。香りも素敵。
たんぽぽの葉は、カリウムも豊富で、足がつったり、瞼がピクピクしたりするのを予防する効果があるんだって。いわゆる身体の熱を覚ます効果がある。一方のエルダーフラワーは解毒作用や、肺を助ける効果も。へぇ〜
今日の主役のお野菜ビーツはロシア文化圏、中東欧国で人気で、保存性も高いことでも知られているそう。なおビーツ(現地の言葉ではburakブラク)というと、田舎者!みたいな表現なんだって。
日本の「イモっぽい」みたいな表現と近いのかな(笑) たとえば顔が赤かったりするとビーツみたいに赤い、とか言ったりする。そのくらいポーランド人にとっては、身近な食物なんだそうです。
そしてこの日いただいたフウォドニクですが、リトアニアでも同じレシピがあって、それはシャルティ・バルシチャイって言うんだって。な、名前、難しすぎて覚えられん…
フウォドニクは、水分とか廻りの補助みたいな意味合いもあって、出席者の誰かが「冷や汁だ!」とおっしゃってましたが、それが適当な訳かもしれません。いいですよね、ポーランドの冷や汁(笑)
そして綾さんによると、いわゆる家庭料理だから、なんでもアバウトでいいんだって。これは嬉しい!
ちょうど暑くなって、こういう冷製スープはパワーになります。湿気も強くなってきたし、今のタイミングにばっちりだな。
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