やっぱり私はジャズが好き:山中千尋さん/アリソン・ブラウン観てきました〜

なんか今週は「文化ウィーク」です。コンサートが異様に多い…そこにフィンランド映画祭が重なってバタバタ。デスクワークがたまりまくりです。すみません、明日の日曜日は終日デスクワークでキャッチアップと思っていたらフィンランド映画祭で監督のティーチインをシルック姉さんがやることを知り、やっぱり見に行こうと決意。あ〜こんなことやっていると仕事が、仕事がたまる君! とにかくデレデレとお台場で時間をつぶさないで終わったらすぐ帰宅して仕事しよ。

それはさておき、今日はまず山中千尋さんの初のホールツアーということで目黒パーシモンホールにお邪魔しました。いや〜、かっこ良かった。ピアノトリオって、もうそれだけでかっこいいし、自作の曲はもちろんTake 5とか、ビートルズのLet it Beとかも新鮮でかっこ良かった。久しぶりのいわゆるジャズだったのだけど、思い出した。私はJAZZが好きだったのだ。

実は生涯No1のライブはすっごい前のマイケル・ブレッカー@Blue Note。あれはホントにびっくらこいた。当時私はキングレコードの洋楽部にいて、たまたまオフィスに電話をかけてきたマイケルのバンドのドラマーさんが、「俺の参加した〜のサンプルをくれ」と言ってきた。それを上司に伝えたら「せっかくだからBlue Noteの招待を代わりにゲットせよ」と言われたのだった(今、思えばずうずうしいよね)。なのでマイケルのマの字も知らないで行ったのだけど、あのライブにはホントにぶっとんだ。それにあの頃のキングレコードにはマンハッタン・ジャズ・クインテットがいて、私がキング在籍時のリズム隊はあのチック・コリアのリズム隊(ウェックル/パティトゥーチ)だったのだ。だからJAZZにはちょっとうるさいのだよ(笑)… 昨日はフォルクローレは数聞いてないからよくわからないというブログを書いたので、今日の公演はそれに比べたらホーム感があった。楽しかった! 

ジャズはちゃんと聞いてないと拍手するタイミングとか楽しむポイントを逃してしまうので、ほんとに集中力が必要とされる。でもホントに楽しい。ちょっとした音のからみとか、フレーズのセンスの良さや、細かいところにゾクゾクしながら、本当に楽しんだ。山中さんのMCもとぼけた感じで、シャープな演奏と対照的で、とっても親しみが持てたよ。

それにしてもパーシモンホールよく入ってたなぁ! もうサイドのバルコニー席までお客さんビッチリ。プランクトンの皆さん,特に担当のK松くん、良くやった。皆さん、本当におつかれ様でした。みんな一所懸命プロモーションして、しっかり実績を作っている人たちを見ると本当にさわやかな気分になる。私もがんばらにゃあ!

山中さん、このあとも公演があります。
9/17 静岡焼津文化会館 10/7 佐世保アルカス
詳細はここ。ぜひぜひお近くの皆さんは行ってね!!

そしてその山中さんの公演を途中で退出し、新横浜へ! アリソン・ブラウン・カルテット、ツアーの最終公演。

いや〜、良かった! 今日はほんとに良かった。ホントにこのバンドはみんなが上手い。アリソンもいいけど、ピアノの彼がホントにいいんだわ〜♥ 二人ともフレーズのセンスが良くって、今日来ていた五十嵐正さんの言葉を借りれば「リリカル」。ホントにリリカルなセンスが心の琴線に触れるというか…。こういうフレーズ、大好きなんです。渋谷ではやらなかったピアノソロに号泣! あーアリソンのギターソロも良かったなぁ!!! あとこのバンドはドラムが圧倒的にいいねー。最初のカルテットのときのドラムも悪くなかったけど、今の彼になってから、ホントに良くなった。ドラムはやっぱりバンドの要だね。ドラムで決まってしまうことは本当に多い。出しゃばらないというか、適格でセンスが良いというか、職人ドラムなんだわ。いや、ホントに素晴らしい。もちろん「私の夫で、この予算で最高のベーシスト(アリソンの紹介の言葉より)」ギャリー社長も良かったですよ〜。ギャリ〜っっっ、ホントおつかれさん!!

それにしてもホントに良かった。二人の子供も可愛く、洋子おばちゃんはまたもやデレデレ。最後お別れを言うとき、私は泣きそうだったのに、あっけなく「バイ」とブレンに言われてがっくし。あんなにおもちゃ買ってやったのにーーーーーっっっ! そして次の来日時にはまたイチから人間関係を構築しないといけないのである。子供って容赦なく厳しいね。トホホ〜っっ。

それにしてもアリソンは、ブルーグランスなんだけど、そのヘンのジャズよりもずっとジャズで、すっごく良いと思った。これもっとジャズファンに広めたら大きくなりそうだなーみたいな事をずっと思いながら聞いていた。早くまた来日してほしいですね〜。明日、かれらは早朝ホテルを出て昼ごろの便で帰国するそうです。ほんとにおつかれ様。そして、こちらもスタッフの皆さん,本当におつかれ様でした。素晴らしい公演をありがとうございました。