もっとケルト!

ユキさんと食べたランチだよ〜ん
今日は昼間ユキさんとランチした。いや〜ユキさんと会うと頭が整理される。それにしても、それにしても、それにしても… 

日本は大丈夫かっっとホントに思うよ。私の少ない経験値から言うが、最近では時間を延ばしたり熟考や検討を重ねたところで、良い結果になることなど1つもない。

今は何事も時間との勝負だし、とにかく動く、とにかく行動する、とにかく決断する…それが正しいように思うのだが。動かないで文句言うやつは多いわー、みんな決断がスローだわー 

悪いけどきっと明日は今日より状況は悪くなるよ。これからはおそらく、ずっとそうだと思う。だから今、出来ることは、今やらないとダメだ。そうやって私は少なくとも自分の明日を作ってきたつもりだ。

まったく危機感のない連中が多いよなー。もっとも、のんびりしている人が多いから私なんぞが生き残れるのかもね。ま、がんばろ。人の仕事の批判は簡単。自分は自分で頑張らないとね。

そんなわけで午後は散らし巻き。10ケ所以上まわったぞー。効果があるのかは分からないが、とにかく行動するだに。ちらし巻きにいったお店で、この公演Facebookで見ましたよーと声をかけられる。嬉しいなー(笑) 

ところで今日鶴岡真弓先生のインタビューが載ったこんな本をゲットしました。「公研」という外務省や霞ヶ関などで読まれているらしい雑誌にのったインタビューです。そちらで鶴岡さんが語られている内容がすごく良いので少しご紹介したいと思います。

鶴岡先生の生い立ちから大学生のときの旅の話など、とっても興味深い。利根川の洪水で世界を想い、ジプシーになりたかった、という鶴岡先生。

「エグザイルの思想」「(好きな言葉)クエスト=quest(探求)」西の極みの「アイルランド」でケルト文化に出会い、ユーラシアの東の極み「日本」を探求したい、と言う先生の哲学は、今回のマーティンとデニスのツアーのコンセプトみたい!…と、すみません、自分の企画の方に無理矢理ひっぱりますが…(笑)


人間は生きて死ぬというのではなくて、正確に言うと刻々再生しています。生きて死ぬというのは直線で終わります。始まりと終わりがあるということですが、ケルトを初めとするユーラシアの民族は、循環的生命観を持っています。「生命は死をふくんで生まれてくる」のですから、私たちは死に向かって進んでいる。私たちは「衰える」という道を辿るしかありませんが、それでも再生はできる。

永遠の反転を繰り返すケルト文様というのは、科学者のようになぞを解くのではなく、なぞなぞのまま掌の上に大事に保つものであるといメッセージを放っています。

私がケルトの文様から学んだことは「成った」ものではなく「成りつつある」ものを見つけることが大事であるということ。この地上では「成ったもの」はまだ一つもないと思う。東京スカイツリーは完成しましたが、たくさんの人が訪れ、風雨に晒され、そして、これから良い意味で変化していくのだと思います。「成った」ものは宇宙にも自然にも1つとしてない…それが、初めも終わりもない永遠に反転するケルトの文様が私に教えてくれたことですね。

これからは「世界」と「日本」の文化の間に「ちがうもの」ではなく「共有しているもの」を探して行くことが大切です。


<以上、公研より転載>

うん、やはりとても興味深いですよね。マーティンとデニスの30分近い演奏ですが、鶴岡先生もおっしゃるケルトの考え方が、彼等の音楽に宿っていると、私は確信しています。



マーティン・ヘイズとデニス・カヒルの公演の詳細は、こちら! あと1ケ月でツアーですよー。

ちなみに多摩美では「ケルト文化と美術の魅力」ということで、連続公開講座もあるそうです。私も参加したいーーーが、なんと初回がマーティン&デニスの松江公演とがっつり重なっている!! でも行ける皆さんはぜひ。詳細はこちらです。

そして左の写真は、今日営業中にみつけた看板。こちらは「東の極み」の探求。思うにこういう、宗教以前の自然信仰的な考え方を追求したりすることが今の時代なのかな、とも思う。