もうすぐ初上陸、リサ・ハニガン!

さて全アイルランド音楽ファン注目の初上陸リサ・ハニガン。私も応援の意味をこめて…ちょっと古いインタビューが出て来たので、少しそこからご紹介します。

「子供の頃最初の音楽体験は母が好きだった、ジョニ・ミッチェル。マイケル・ジャクソンの『BAD』に夢中になってね。あれが私の最初のテープだった。よくすべての曲を通して友達と踊ったわ。『OFF THE WALL』も『THRILLER』も。でもマイケルみたいに踊れなかった。でもとにかく夢中だった」

「私の親友のお母さんがギターの先生だったから、少しクラシックギターをならった。まだ7、8歳だった。まったくもって今もそうなんだけど、私ってギターがへたくそで。リズム感がダメなのよね。歌にはちょっとしたリズム感があるかもしれない、それは、まぁ、許せるんだけど、私がギターを演奏すると他の人はみんな“ドラムをちゃんと聞いて”ってなっちゃう。でも、ギターは今でも弾くわね(笑)」

「そのうちにニルヴァーナとクリスティン・ハーシュが好きになった。ハーシュについてはR.E.Mのマイケル・スタイプとのデュエットには夢中になった。今でももっとも好きなレコードの1つ。ハーシュを見にテンプル・バーのミュージックセンターへ行ったわ。私は16歳とかで、自分一人で町へ行ったのはあの時が初めてだった。翌日、タワーで彼女はインストアをやったのだけど、私は列に並び、おそらくとっても馬鹿な質問を彼女にしたでしょうね」

「シンガーにはなりたかった。それは間違いない。実はいっときオペラ歌手になりたいなと思っていたこともあったの。オペラのアリア集を母が買ってきて、その影響なんだけど、マリア・カラスに夢中になって、彼女ばかり聞いていた時期があったわ。1、2年の間の話だけど」

「なんというかすべてをそこにかける、という事が魅力的に思われたのかもしれない。オペラ歌手というのは技術的なこと、自分の生活、すべてをそこに捧げる、ということ。でもある日突然“あら、何を馬鹿なこと考えているのかしら”と目がさめた(笑)」

「クラスの中で歌うのが好きな女の子たちのグループがあって、よくティーンエイジャーの歌のコンテストに応募したりしたわ。とにかくいつも歌いたかった。でもね、学校のミュージカルとかになると、配役が私にまわってこないのよ。壁に配役がはりだされると、だいたい大泣きしているのは私だった。本当に声がとってもとってもとーっても小さかったから。配役が与えられなかったのよね」

「ダミアン・ライスと出会って、マイクが与えられて、それからなのよ、歌えるようになったのは。そうして自信をつけていった」

うふふ。リサったら、そうとう天然かも? でも歌い方に、そういう感じが今でも出ていますよね。「もっと青いものを食べて。TVに近づいて見たらだめよ…」「どんなに楽しくても夜更かしはだめよ」おばあちゃんの小言みたいにしてはじまるこの曲。リサの低い声から高い声までの魅力が存分に出ていていい曲だと思う。リサのプロモーションビデオは素敵なものが多いですが、これもほんとにあったかいいい映像。本人の顔は出てこないけど。エンディングが素敵♥ ぜひ素敵な旅を。



リサ・ハニガン&ジョー・ヘンリーのツアー,詳細はこちら! 初日の横浜はソールドアウトしましたが、他はまだまだ絶賛発売中だそうです。私も横浜、東京公演は行きますよ〜。そしてバックでやってくるジョン・スミスの単独公演はこちら。リサも遊びに来てくれるかな〜?