それにしても子供のころに見ていたのとはなんか印象が違う。あ、そうか、吹き替えじゃないからかー 俳優たちの生の声は意外なトーンで、ちょっとなじめない。特にお父さんの声が(笑)
しかし懐かしい。子供のころ、ウチは親が厳しくて週に見られるテレビが決まっていた。これは親公認の数少ない番組。この番組を見せることで、親はいろいろ私に学んで欲しかったのかもしれない。子供ながらに結構涙をながしながら見た記憶もあり。家族愛にあふれるドラマ。
でも当時は「貧乏」ということについて、どのくらい理解していたかは不明。金持ち一家の意地悪なネリーとその弟の言動とかは子供ながらにひどいと思っていたが、たとえばエドワーズおじさんがクリスマスに持ってきたじゃがいもに狂喜乱舞する母さんの姿とか。自給自足生活も、自分たちで家を建てたりすることも、一生懸命身体を動かして働くことも面白そうとアウトドア的な興味以上のものは見ていなかったと思う。さしたる理由もなく妙にプリミティブな生活に憧れるのは、今も同じだ。探検家になる夢は捨ててない。こういうご時勢だし、ベランダで野菜でも作ろうか(笑)
それにしても大人になってこうして同じ番組を見てみたら、印象がだいぶ違う。特に子供のころは理解してなかったろうネイティブ・アメリカン=インディアンと一家が遭遇するくだりは印象深い。もっとも、さすがの70年代のアメリカ。先住民族に対しては、すでに結構好意的に描いている。
原作の本も夢中になって読んだなぁ。このイラストはよく覚えている。父さんの留守中にやってきたインディアンたちと恐々とスープをあたためる母さん。
板の裏に隠れるローラ。
インディアンがお家に来るシーンは、テレビドラマの方でもなかなかの迫力。
ローラの「なぜ彼らがどこかへ行かなくちゃいけないの? 先に住んでいたのに」という素朴な疑問は、なかなかイカしている。
フランス語を話すインテリジェントな酋長。かっこいい。ローラは酋長に首飾りをプレゼントしてもらうのだ。
そして日本語の吹き替えでは「父さんのヴァイオリン」と言っていたのに、英語で聞くと、ちゃんと「Fiddle フィドル」って言ってる! いいぞ! そう、ヴァイオリンとフィドルは違うものなのさ。
そしてもっとすごいことにこの歌を父さんが口ずさんでいた伝統歌がこれだった。驚愕。
もっともファミリーは、アイリッシュではなくイングランド系だった様子。そして家族愛にあふれた一家だったが疫病でその子孫は途絶えてしまったようだ。まぁ、当時の環境じゃしょうがないよね。
こちらは大人になったメアリー役のメリッサ・アンダーソンのインタビュー。なんかで読んだのだが、大人になっても活躍できたのはローラではなくメアリーの方だったとか。
こういう映像がいっぱいあがってるから、興味がつきないYou Tube(笑) しかし当時は海外の文化に無条件で憧れてたな〜。アメリカとイギリスの違いもわかってなかっただろう小学生の自分。
また読んでみたくなった、原作本。挿絵の一つ一つまですべて覚えている。あ〜、やばい。全部読みたくなっちゃったわい。
で、また時間がたりない。やりたいこと山盛り。それにしても早く編み物がやりたい。あっ、そうか、ブログとか書いてるからいけないのか(笑)