早稲田大学にお邪魔しました!


今、受験生に戻れるなら絶対に受けたい早稲田大学(受からないけど!)に、またお邪魔しました。公式?には9年ぶり。調べてみたら、最後にうかがったのはこの時でした。そう! 著作ケンゾウくんこと、安藤先生のゼミに再びお邪魔してきたのです。で、普通にキャンパスの訪問は、2018年の探検部報告会以来かな。それにしても何度来てもリベラルな空気がとても素敵な早稲田大学です。憧れちゃうな!!

本当に安藤先生にはお世話になりっぱなし。いつも何かと応援いただいています。光田泰典さんをはじめ作曲家、アーティストのみなさんの信頼も厚い正義の味方、熱血安藤先生!! 私は2001年くらいだったかな…  ルナサのことでアメリカの会社ともめた時、本当にお世話になったんです。そして今回も「バンドにエイド」に頑張る私の活動をみて、安藤先生はCDをたくさん申し込んでくれたばかりではなく、こうやってお声をかけてくださったのでした。本当に感謝。

そんなわけで安藤先生と「徹子の部屋」スタイルで25人くらいのみなさんを前に自分のことを話をしてきました。私の話で、多少なりとも役にたったのかな。なにせみなさんは私なんかよりもずっと素晴らしい人生のスタートが切れている早稲田の法科のみなさん。日大文理卒の私で大丈夫なのかしら。

でもここですごいとか、言ってばかりもいられないので、なんとか社会人としての自分の役目を多少なりとも…(笑)ということで、がんばりました。でもこうやって自分のことを話すのって、そしてそれを興味を持って聞いてもらえるなんて、なんてすごいことなんだろうと改めて。そしてそれが少しでも若いみなさんの役にたてば、というところではあります。

それにしても自分の経歴話してて、やっぱり私には会社勤めはあわなかったんだなぁというのを改めて思いますね。今、思い出そうとしても会社やめた理由とか、上手く説明できないかも。そもそも自分にあわなかった。会社で仕事していると、仕事すればするほど損をしている気になっちゃう。まぁ、私の方に問題があったのでしょう。

そして! 生徒さんからの質問で聞かれたことで、自分の中でも新しい発見があったこと。みなさん、事前にウチのHPやクラウドファンディングのページをご覧いただいていたようで、まったくもってありがたい。いや、今、まさにホームページ、更新が遅れてるんだよー(涙)。ほんとやばい、やばい。ちゃんとしないと。

で、話しながら結構重要なことを思い出ささせていただいたり、安藤先生に言われて気がついたり…  すみません、メモ取らなかったので正確に覚えてないけど、いくつか自分でも忘れたくないこともあったのでブログに書いておくことにします。自分用メモ(笑)


●生徒さんですが、自分でもイベントとかやって動員にびびる時がある。そんな時どうするか。

宣伝を一生懸命すること。自分のSNSでシェアすることはもちろん媒体宣伝もちゃんとやること。また宣伝は記事がのった、ラジオでかかったということで終了というわけではなく、それをブログや自分のSNSでシェアすることでさらに効果的になる。すでにチケットを買ってくれた人は「ワクワク感」が増すし、自分が好きなものが社会的にも認められたいうことで喜んでもらえる。チケットを買おうかまだ迷っている人は「最後の背中を押す」きっかけになると思う。マドンナやマイケル・ジャクソンでないかぎり、新聞にのってまったく予備知識がない人がゼロから興味を持ちチケット購入に行き着くことは今ではほとんどない。そう言う意味でも、私にとってはブログ(ここ)を読んでくれているお客さんが一番大切。

あと教室では言えなかったけど、絶対にプロジェクトを成功させること。それが応援してくれた人たちへの信頼につながり、次につながる。これも重要。


●大事にしていること。私が作ったプロジェクトに関わった人たち、仕事でご一緒した人たちが「楽しかった」「ワクワクした」と言ってもらえるようなプロジェクトをめざすこと。みんなが楽しくなければそれは成功とは言えない。もっと言ってしまえば、「もうかったけどつまらなかった」ではエンタテイメントビジネスとして失格。逆に楽しければ、もうからなくても「まぁ、いいか」ということになる。(これはちょっと音楽ビジネスだということで甘えが入っちゃってるな。まぁ、でもそういうことが大事だ、ということです)


クラウドファンディングなどで「同情票が必要です」とはっきり言ってしまえるところがすごい。

私も自分で書いたあの一文は好きです!! 細かいところまで読んでもらって本当にありがとう。でもクラウドファンディングだけではなく、今やSNSでもそうだけど、嘘の自分じゃ続かない。だから全部さらけだす。2年前に癌になったんだけど、そのことも言う。癌患者だってちゃんと伝えておかないと、チケット買ってくれているお客さんにフェアじゃないと思う。また、うちは大きな会社じゃなくてひとりでやっています、というのをアピールしお客さんにも助けていただかないと、こんな小さな事業は回していけない。大きな会社がやれていることを要求されてもできない。


●私が過去の自分の話をしていて「ラッキーだった」と連発していたよう(笑)。ラッキーの秘訣。

これ、自分でもわからないんだけど、でも確かに社会人になって「この人、ほんと何をやっても運がないよな」という人はよく見るので、やっぱり人によって違いはあると思う。運を引き寄せる力。うーん、これ、答えでないなぁ。もう少し自分でも考えてみたい案件です。


それにしても若い人と関わると元気が出る。例えばクラウドファンディングに参加したことある人、って聞いてみたら、かなり多くの子たちがクラファン経験済み。さすがに自分でプロジェクトをやってみたと言う人はいなかったけど、でもすごく勇気をもらえたよね。こりゃ、未来は明るいわ。

安藤先生の言うとおり、早稲田の学生さんは勉強しないで「企画書ばかり書いてる子たち」だもんね! さすがだよ。企画書書ける方が世の中のためにも、あなたのためにも、そしてあなたが「やりたいこと」があるということが、もう最高に素敵だよ。いいなぁ、早稲田大学!

ところで安藤先生には、こんな講演もあるみたい。面白そう。ちょっとのぞいてみようかな。興味はあるんだ、アイドルビジネス(笑)「アイドルビジネスの現状と将来像」有料だけど一般の人も申し込みできる。詳細はこちらのパンフを参照

音楽業界人必読の名作、著作ケンゾウ君本。今は5th Editionなのかー すごいなぁ!(私はKindleにいつもいれています。しかもUnlimitedで無料だよ)



早稲田探検部出身、角幡唯介さんの新刊、もうすぐ読み終わる。