GO TO TRAVELしてみました。GO TO TRAVELってなんか英語の表現としてみたら坐りが悪いよね。なんでだろ。今後はGOの後に、なんでもTOつけちゃう日本人間違い英語の温床になりそうだ。
それにしてもGO TOってTRAVELにしても、EATにしても、いろいろややこしいと思う。と同時にこのシステムを構築した人のアイディアや考え方も随所に見られて、今の日本では、こういう場所いしか落としどころしかなかったのかなとも思う。何はともあれ、普段税金を払っているんだから、こういう補助金は使わなきゃ損、損…と思いつつ。
GO TO TRAVELについてちょっと書くと、なんだかんだで代理店経由で申し込むのが早い。決済の段階でしっかり割引が還元される。私は普段ツアーでもお世話になっている楽天トラベルから申し込みました。クリックひとつで簡単に完了。楽天ポイントもつくし、なるほど、これはすごい割引率だわ…。
なお行った先で使えるという地域なんちゃらクーポン。事前に「結局使えない店が多い」という悪い情報はキャッチしていたのと、私よりとっくに早くからGO TOしているサラーム海上氏から「あれはややこしいし、お釣りもらえないから、スマホより紙で貰っちゃった方が早いですよ」というアドバイスを受けたり(そういうサラーム氏は使えるところがない!と行った先の薬局で普通に常備薬を購入したらしい)…。私の場合は泊まっているところで、チェックインのタイミングで紙ですぐ出してもらえ、かつそれを館内での飲み物の追加やお昼を食べるときに使えたので、よかったのであった。お得感満載である。
まぁとはいえ、すべてこれらの「お得」を目指してあれこれ調べたり勉強したりする時間など考えると、本当に「お得」なのかなぁという疑いも頭をもたげる。文化関連の助成金の申請をしているときと一緒だ。この雑用やってる時間の方が、たかだか少額補助されることより絶対に大事なのでは?という疑問が浮かばないわけでもなく。
ただ、何度もGO TOしよう!と決めた人には、慣れてしまえば良いシステムなのかもしれない。
いずれにしても、そもそも温泉で休むというコンセプト自体が自分の中にないので、本当に新鮮だった。実質数千円だというのに、ご飯は自動的に出てくるし、お布団ふかふかだし、お風呂も入り放題で、こんないい思いができるのならということはある。ただしGO TO TRAVELにおいて一番割引率的に割がいいのはかなりな高級なホテル。4万クラスのところに泊まらないと利益は大きく出ない。何よりそれを言い訳にして、返って使わなくてもいいようなお金を使ってしまう。… なかなか微妙だ。というかかなり微妙だ。
いずれにしても普段「温泉に行ってゆっくりする」という生活様式が自分の中に存在していない私にとっては非常に微妙な旅であった。人間、有事といえども普段やってないことは上手くできない。つまりはそういうことだ。でも温泉のおかげか、とにかくよく寝たし、食べたし、腰痛や肩こりはだいぶ楽になったようには思う。
まず自分的に結構ヒットだったのは、新幹線に乗る前にお弁当とやらを作ってみたことだ。おにぎりではなく、お弁当。前日に炊き込みご飯を作り、それを空き箱に詰めて、上にあれこれ載っけただけだが、やったことなかったから、なかなか新鮮な行動だった。自分でも感動した。お弁当箱はもちろんいくつか持っているのだが、このやり方だとそのまますべてゴミ箱に捨てられるので超便利。
そして温泉に入り、映画でもみるか…とまたもやこの映画(笑)
見逃し配信みてたら時間はあっという間にすぎていく。
編み物はおかげでだいぶ進んだけど…
以下、自分のGOTO 雑感。自分用のメモ。より良いGO TOのために何が必要か等々。
(1)好奇心がむくむくと湧くが、好奇心は自分を忙しくしている最大の要素なので(本を読むとかネットサーフィンして止まらないとか)気をつけるべし。とにかく観光はしないと決めていたけど、行くと「あ、あそこが近い、行ってみようかなぁ」という誘惑にかられる。特に今回行ったところが山だったので、自分も登山のガイドマップなどを眺めているうちに、自分でも登れるのではないかという気持ちがむくむく持ち上がる。こうやって人はシニア登山みたいなものにハマるのか。シニア登山にしても観光旅行にしても、はまるのはおそらく非常に簡単だ。景色は綺麗だし、あそこに登ったという達成感も得られるんだろうし。でも自分が一番になれないのなら、着手してもしょうがないという「めんどくさがり屋の完璧主義」の性格がそれを邪魔をする。複雑だ。
(2)平日なら空いている。平日時間が自由になる人なら、やっぱりGOTOした方が良さそうだ。とにかくご飯が自動的に出て(特に朝ごはんがでるのは嬉しい! 夕飯よりもずっと嬉しい!)、お風呂が自動的にそこにあって、もうそれだけで幸せは幸せである。
(3)一人で行動することに対して世間の風当たりは強い。温泉旅館は基本二人。一人だと割高である。が、私の場合、他の誰かがいたら、まったく楽しめないだろう。先日行った海外出張もまるで行った気がしないのは、周りに日本人の同行者がいたからだ。いや、逆に誰かと行くことこそ私みたいなタイプだと必要なのかもしれない。検討してみようか…。
(4)本は全然読めなかった。編み物とiPadを持っていかなければ読めたのかもしれない。
(5)何が楽しいってウチにはない地上波のTVを結構見てしまった! 見てると下手にネットサーフィンするよりも新事業のネタとかゴロゴロ転がっているように見える。楽しい!
(6)考える時間がありすぎて、仕事のことばかりとにかく考えてしまう。結局わたしは時間があればあるだけ仕事をしてしまうのではないか。それが単に「考えることだけ」だったとしても…リフレッシュからは遥かに遠い。
(7)地方に行くと、その「いけてなさ」「もったいなさ」ばかりが目についてしまう。もちろん史跡や大自然は素晴らしいのだが、「こうすりゃいいのに」「気が利かないな」「もっと努力すりゃいいのに」と思うことが山ほど。地方再生のコンサルをやってみようかとふと思う。ほんと余計なお世話なのだけど!(笑)
でも仕事っておそらく誰にとってもそういうことで、私のやり方も他人から「あぁすりゃいいのに、こうすりゃいいのに」と何も知らない素人さんたちから思われているんだろうなぁというところに思考が戻ってくる。ぐるぐるぐるぐる…
それにしてもいつも思うのだが、自分の商売のホームページのアップデート、そして情報の整理などは、ちゃんとすべきだと思うなぁ。私が泊まったところ、ホームページは新しかったけど、楽天に掲載している情報はとても古くてアップデートされてなかった。fbは、それなりに運営されているようだが、登録者数とか「いいね」の数を見れば、まぁ、どのくらい盛り上がっているかは一目瞭然。それが良いことなのか悪いことなのかは微妙。そのくせ時間は死ぬほど取られる。そしていくつかでも反応があれば、本人はやった気になるのだからたちがわるい。(自分に言ってます)いずれにしても、そういうネット上の情報の整理(自分の力が及ぶ範囲だけであるが)は、本当に大事だと思った。
ほんと私も人のふりみてなんちゃらで、ほんとにうちもHPちゃんとしないとなぁと反省しきり。ここ(ブログ)やfbの運営もこれでいいのか。個人的なことはすべて排除し、もっと仕事ブログ的にした方がいいのか? いや、でも自分らしくあらねば続かないし… と、またもや同じところをぐるぐるぐるぐる(笑)
(8)帰宅途中、たまに赤羽で集まるおじさん連中と昼から飲み会。(私は今、アルコールNGなので、ご飯&お茶)結果、GO TOよりも、こっちの方が気分転換になったかも。この世代のおじさんたちはセクハラ問題なんてなんのその。若い人が聞いたらなぐられそうな会話おをして、バカ話をして、がはがは昼間から笑って楽しかった。つまり
『さよなら、俺たち』に載っているような典型的な男性パターンなのだが、それが私の世代の女には妙に居心地よかったりもする。ダメだねぇ。そしてこういうおじさんたちと女の子のいる店にいけば(最近はコロナでいかないけど)自分はこういう女とは違うんだよ、と優越感にひたったりするのだ。ますますだめだねぇ。ま、いずれにしても、いろんな状況をすべて楽しめるのは、仕事にも自分の人生にも自信を持っている幸せな私のなせる技だよな…とも思ったり。ま、いずれにしても結局のところ、このおじさんたちとの時間が一番、気分転換になったかも。
ちなみにGO TOで、今回どこへ行ったかは内緒。というのも行った先にはそれなりの数の知り合いがおり、彼らに一切連絡しないで内緒で行ったから。またイベントの下見もかねているから、場所の情報は今後の事業を行うための機密情報(笑)。ま、上手く仕事に結びつきますように(あっ、違うか。本当は心から休まないといけないんだった!!?)。
というわけで、結局のところあんまりリラックスできないのであった。いろいろ反省。でもGO TO、実はまだまだいろんなところに数カ所予約してある。実際に行くかどうかはキャンセルがかかる段階で判断してから決めるとして、また何か面白いことがあったら書いていきます。