積読の山から救出したカナダのイヌイットのことが詳細にまとめられた一冊。これは素晴らしい。
2005年に出た本なのでだいぶ時間がたっている。グリーンランドのバンドをプロモーションするにあたり、グリーンランドの資料をさぐっていく中で、岸上先生の存在を知り、そしてこの本もゲットした。本はしばらく積読になってしまっていて、やっと最近読んだ。すみません、先生…
イヌイットの生活やその哲学には、現代を都会で生きる私たちが知れば感動ポイントが多数あるのだが、その情報はとにかく限られている。一応一冊にまとめられた書籍ですら、そもそもサンプル数や取材も限られている状況の中、なんとかフェアな視線で彼らの生活を伝えようと努力を惜しまない先生の姿に心を打たれた。
時間の感覚の違いやイヌイットの人懐っこさ、そしてはびこるアルコール問題や自殺の問題など、イヌイットの典型的な生活や考え方、80年代から現在にいたるまでが書かれている。
唯一、私ができれば書いて欲しかったな、と思ったのは入植者側の意見だ。グリーンランドに移住してくる白人たち(主にデンマーク人)はどんな風にグリーンランドを見ているのか。
なお実際に「イヌイット」の地域を訪ねる人のための最後の数ページをさかれた「旅の情報ページ」も興味深い。なつかしい!!楽しかったですねー https://t.co/RkSAaKqDLt
— 認証されても能町みね子🏳️🌈 (@nmcmnc) December 4, 2021
今夜「植村直己 北極点に立つ」のLP視聴会と解説会やります
— 荻田泰永 北極冒険家 「考える脚」 (@ogitayasunaga) December 4, 2021
準備から到達に至るまでの現地の音声を繋いだかなりマニアックな内容
参加ご希望の方は今からでもどうぞー
今夜19時から、冒険研究所にて。お一人1000円
飲食可ですので、持ち込んでいただいて構いませんhttps://t.co/hYmjWnv82B pic.twitter.com/TdDgt41jbr
荻田さんと植村直己アナログを聴く会。すごく面白かった!!!!!! pic.twitter.com/3ntch0D7nf
— 野崎洋子 (@mplantyoko) December 4, 2021
冒険書店で爆買い。自分へのクリスマスプレゼント🎁 pic.twitter.com/N9vY5RKkDc
— 野崎洋子 (@mplantyoko) December 4, 2021
やっぱり何が楽しいって、音楽を好きになる。で、その音楽をどうやってプロモーションしようか勉強する。この勉強研究過程が面白いんだ。
そこでいろんな人と出会える。この仕事は本当にいい仕事だよなぁ。いつ本業を再開できるのやら。そして新しい世界にまた出会うことがあるんだろうか。今、持ってる世界だけでも十分楽しいけどね。