増田ユリヤ「世界を救うmRNAワクチンの開発者カタリン・カリコ」を読みました


読書感想文がたくさんたまっております。次々アップ…

増田ユリヤさんというジャーナリストさんはよく知らなかった。でも池上彰さんと一緒によく登場している女性ジャーナリストという印象がある。

ちょっとハンガリーについて勉強しなくてはいけない案件があり、ハンガリーのイベントにてこの本を購入した。そしたら偶然彼女の本だった。正直読み応えという意味ではいまいちだったけど、短期間で纏めただろう割にはよくまとまっている。新書だし、あっという間に読める。

このプレジデントの記事に要約されているが、まぁ、カリコさん、本当に激動の人生だったようだ。記事にもあるようにスパイの容疑をかけられたり、自分の研究たのめ、安い時給で大変苦労されたようだが、今回、この世界を救ったコロナワクチンの開発者ということで、一躍ヒーローとなった。

アメリカに移民していく時は娘のテディベアの中に現金をぬいつけていったり、アメリカに移住したあとも研究費を打ち切られたり、本当に苦労の連続だ。それでも彼女は家族の理解もあり、自身の興味ある研究を続けられたのだから、幸せな人生だったのかもしれない。

というか、逆境に闘う立派な科学者というよりも、単に「おたく」? 相当な変人ともお見受けしました。彼女を支えてきたのは「好きな研究を続けられた」それにつきるのかもしれない。もしかしたら、それが何かを達成したとか、世界を救ったとか関係なのかもしれない。

それにしても最後の山中教授の登場もそうだけど、何かというとすぐノーベル賞、ノーベル賞と言われているのは、ちょっとどうなのかな…と思う。

山中教授もたぶんいろんな研究のための予算をゲットしなくてはいけない立場だし、とにかく科学者の皆さんは世界を前に進めるために自分たちの研究がいかに人類にとって価値があるものなのかアピールしていく必要がある。

ノーベル賞を取ったからといってホイホイなスポンサーがつくわけでもなく、きっとものすごい大変な職業ではあるのだ。

まったくもってノーベル賞なんて、瞬間風速で、本当に頑張る人でないと人生の成功は手にできない。(またがんばったからといって成功が手にいれられるわけでもなく)本当に厳しいよな、世界は…と思う。

とはいえ、本当にこのワクチンができて、世界は救われたと思う。いや、まだ結果が出すには早いのか。未来はわからないが、彼女みたいな科学者の成功は同業の皆さんの励みになったことは間違いない。