絞首刑は非人道的 死刑囚3人が刺し留め要求


林田直樹さんプロデュースのムソルグスキーTシャツをゲット。クラシックのTシャツ、いいと思う。私も実はヴィエナ・フィル、ドビュッシー、そしてこのTシャツと3枚も持っている。

Tシャツはメッセージだ。(こちらの本、良いですよ)ロック・ファン同様、クラシック・ファンも「この作曲家が好きだ」と言いたいのだ。良いアイディアだと思う!

というわけで、メッセージ(笑)
 


ちょっと時間がたってしまったけど、重要なことなので書いておこうと思う。 

 社会問題について私は学校の勉強もあまりできるほうではないので、いろんなイシューを追いかけると勉強不足な発言になるため、イシューは絞って関わり合っていこうと決めている。

リアルな知り合いで、あっちのイシュー、こっちのイシューと、社会的な問題が盛り上がるたびに追いかけている人もいるが(それはそれで偉いと思うのだが)、私自身はイシューはしぼりたい。

いつだったか、ボノも似たようなことを言っていた。彼のような立場だとあちこちチャリティに誘われるが、あくまでイシューは絞ってアピールしていきたいと彼も語っていた。その極めて真っ当な考え方に私も賛同したのであった。 (ちなみにボノは自分の関わりたいイシューは「貧困問題」だと言っていた)

ちなみに私の二大イシューは日本の「原発」と「死刑制度」。どちらも私が生きているうちには終わりそうもないけれど、何かとキャンペーンがあれば賛同し、寄付をし、応援し、イベントなどにも参加してきた(キリッ・笑)。 

 原発は原発で、今後は推進していくという政府の大きな舵取り発表があった。絶望的だ。

いや、原発が正解ということもありうるだろう。が、日本はこんなに災害が多い国だ。台風や地震で、人間が生きていくだけでも怖いのに、その上にコントロールできないものを建てるとは何事か…とわたしなんぞは思ってしまうのだが素人意見なんだろうか。 

そして「死刑問題」。上記に紹介したニュースも、死刑囚が何を言っているんだ、と言う反応も見かけたし、それが一般的な反応なのかもしれない。 

 でもよく考えてみてほしい。死刑がどうやって行われているかを私たちは知らない。まったくのブラック・ボックス。それをリマイドするためにも、この訴訟は良いことだと私は思った。

例えば死刑囚の亡くなる直前の発言や、どう死刑が執行されたかのレポートは請求してもまったくの黒塗りなのだそうだ。

 絞首刑の残虐性。最近では死刑を執行する人の人権を著しく損ねているという憲法学者の方の解釈もある。

絞首刑では、ボタン(ボタンは複数あって、誰が押したボタンが反応したかわからないようになっている…なんか子供騙しだけど)を押す人に加え、うまく死ねずにバタバタと苦しんだ人を下で受け止める人もいるのだそうで、その方たちの心の傷やトラウマを想像するだけでもキツい。 

私たちは「公的に人を殺している」という事実。それを噛み締めたい。 ここにも自分で問題に向き合い、解決することをやってこなかった日本人の悪いところが出てくる。

成功体験も失敗体験もないから、結局なーんも学ばないよね。みんながみんな、何も行動せず人のやることの批判ばかりしている。 

先に死刑をなくした国々によれば、死刑廃止は世論ではなく時の勇気ある政治家によってもたらされることが多いそうだ。日本にはいないのか、勇気ある政治家。

あとはとにかくモラトリアム。いつだったか参加したEUの死刑廃止に関するレクチャーで「死刑廃止は「慣れ」です」と言い放った偉い人がいたけど、なるほど、と思った。5年も殺さないでいてごらんよ。そこで執行されれば「あっ、殺しちゃった」ってなるから。 

尊敬する佐藤大介さんが法務大臣の「昼のニュースうんぬん」ネタを受けての登壇。政治家って、ほんと票に結びつかないことは全然やらない。法務省なんて、イミグレの問題もあり、やらなくちゃいけないこと山積なのに!!

  

佐藤さんが書いたこの本は、めちゃくちゃ良いのでおすすめです。ぜひ。