ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』を観た! レニーLOVE!!


見てきたよー ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』。楽しかった!(でもちょっと長かった。途中寝ちゃった。ごめんちゃい、レニー。前半80分、休憩20分、後半50分…だったかな。6時に始まって終わったのは9時近かった)

でも知ってる曲が何回か出てきたりして、そうするとワクワク、ドキドキ。Tonight Tonight... とか、I feel prettyとか! 吉原真里さんがラジオに出た時、かけてたの曲だ。楽しい!


最後のカーテンコールは撮影OK
話は悲惨なんだけど、音楽のパワフルさや、翻る女の子たちのスカートの色の鮮やかとか、跳躍とか、もうすべてがキラキラ。キラキラなアメリカなのであった。

こういうの見るのっていつ頃以来だろ。ま、『リバーダンス』とか私も死ぬほど見たしな。10回は見てるだろうな。こういうのを見にくるお客さんって、どういう層なんだろうと周りを見渡す。

さすがチケット15,000円。だからお客の身なりが良い。音楽コンサートとはえらい違いだ。

とはいえ、テイラー・シフトがあの値段じゃ、この値段は安いのかも。こんなに出演者、プロダクションチーム、日本のスタッフだってすごい人数で、主演の俳優さんがもらうギャラはうちのバンドよりも、もしかしたら少ないのかもしれない(失礼!)。

物販のスタッフだって豊富にいる。うちのコンサートだったら、2,000人規模だったら4 人で回すんだろうが、こういう現場はすべてが違う。でもそれを批判することはしない。だって、それが雇用を産んでいるのだから。経済を回しているのだから! 経済大事!

それにしても、こういうお客さんたちも私が『リバーダンス』見てるのと同じ感覚で、こういうステージを見てるのだろうか。

たとえば私だったら何度も見て「やっぱりオリジナルキャストじゃないとダメよね」「ジョン・ロシャの衣装でなんか世界スタンダードになったよね。今まではアイルランドの田舎っぽかったのに」「やっぱフラメンコだけはマリア姉さんでないと」とか批判的なことをひとりごちる…

みたいな態度でいるわけなんだろうけど、この人たちはどんな感覚なんだろう。

私たちがオタク風に何かを追求するのとは違うのかも、と思ったり。

それとも「今回のマリアはどうよね」とか「トニーのあそこが悪くなかった」「あのセリフ回しはこうでなくちゃ」とか「私がブロードウェイで見たときは」とか、そういう視線で見ているのだろうか。

あくまでも黒いのざき。稲葉の黒のざき(笑)

そういや私たちが80年代に海外旅行するときは、かならずニューヨークならばブロードウェイを堪能とか、ロンドンで「オペラ座の怪人」鑑賞とか、そういうオプショナルツアーがついていた。

ミュージカルは観光におけるちょっとした「ナイトアウト」の一つだった。

そういう感覚なのだろうかと思ったりもする。でもお客の会話を聞いていても、よくわからない。

それにしても、ほんとビック・プロダクションだよね。それにいちいち感動。いや、2,000人キャパのミュージカルで、そんなことに驚いてるレベルじゃないでしょ、と言われるかもだけど、ここでの2,000人は、私たちの2,000人とは訳が違うのだ。(ちなみに毎年やってるケルクリのトリフォニーホールのキャパは1,800人である)

1部と2部との休憩中は女子トイレがゲキ混みで、それを整列させるスタッフだけでも5、6人いたような気がする。

すごいよなぁ。休憩中はこんな風にちょっと観客のSNSシェアを意識したセットが組まれ、写真を撮っても良いらしく…ちなみに私としてはオケ・ピットの中に興味津々(笑)

そうそう、肝心なことを忘れた。このチラシの折り込み嬉しい🩷
レニーLOVE!!!



このミュージカルに感動した方が、この本まで辿りついてくれますように…!!! 



このブログを読んでいる人で、まだ買ってない人はいないだろうけど、ぜひに〜 愛にあふれるノン・フィクションです。最後のコーダとか圧巻だよ。

さて、話をWSSに戻すと…パンフレット2,000円とかで、ちょっと高いなと思ったけど、買っちゃった。紙が分厚くてずっしり。130kgくらいの厚紙。

紙はこの紙の110kgでいいからもっとページ数増やしてほしい(私の場合、情報量重視)。それともこれがミュージカルスタンダードなのだろうか。

それにしても普段行かない場所に行くと気づきや勉強になることがすごい。

そしてもちろんレニーの素敵な写真が載ってる! それだけでウキウキ。WSSの重鎮おじさまの中で一番レニーがかっこいいわぁ〜 素敵よねぇ〜。(←もうレニーが身内感覚。めっちゃ失礼な!? すみません)

それにしても、こういう現場って、もう物販から何からやっていることの規模が違う。通訳さんだけで5人もいて、その人たちの名前までパンフレットにクレジットされてる…など。

そうそうオケはコンダクターさん(音楽監督さん)を含め5人が来日メンバー、ヴァイオリンや管は日本人がローカルで入っているようです。

そして、ここにも出てくる放送局の事業部(これについては数日前に書いたブログ参照。言いたいことはたくさんある)。本当に多くの人が関わっているのをありありと見せつけるパンフレット。

ところで『ウエストサイドストーリー』といえば、日向敏文さんが教えてくれたこのバーンスタインのリハーサルシーンのドキュメンタリーが素晴らしい。

とまぁ、ついついオタク的に追求しちゃうマニアなわたくす。今だにレニー・マイ・ブームなのです。本当にバーンスタインが私たちに残してくれた素晴らしいレガシー。これからもずっと関わっていけたら素敵だよなぁ。