昨日はこちらのイベントにお邪魔しました。久々のアイリッシュの集まりで楽しかったなぁ!
最初はなんとダーヴィッシュがアイルランド音楽をやるきっかけとなった豊田耕三さんの解説から。なるほど知らないことがいっぱいあって、すごく面白かった。スライゴ、マイケル・コールマン(実はルナサのスミス兄妹もマイケル・コールマンを目指していた時期があったそう)、そしてダーヴィッシュというバンドの特徴、ルナサとの比較。
私もうちのこれらの本の宣伝もかねて会場でプレゼントとして下記の2冊を提供させていただきました。アイルランド音楽のリスナーズガイドです。
こちらのリスナーズガイド本については、こちらへどうぞ!
そして自分がダーヴィッシュの曲で好きな曲を紹介したんだけど、ちょっと早口すぎてわからなかったと思うので、あらためて。
そして自分がダーヴィッシュの曲で好きな曲を紹介したんだけど、ちょっと早口すぎてわからなかったと思うので、あらためて。
音を聞いてもらうのが一番早いと思うので、こちらに貼り付けておきます。
まずはこちらがヴェーセンのオリジナルの「ジョセフィン」。最初はシンプルなのに、どんどん複雑化していく。1ラウンドめ、そして2ラウンドめとどんどん音楽が膨らんでいくのが最高にかっこいい。特にヴィオラに注目して!!
で、ダーヴィッシュのヴァージョンはこれ。彼らはこの曲大好きで何度か録音をしている。ヴェーセンの「ジョセフィン」とアイルランド(北アイルランド産らしい)の「I Courted a wee girl」のセット。
最初はまったく別々の曲で、別々の曲として録音していたのに、ライブで一緒に演奏しはじめたのか、その後改めて2曲合体したヴァージョンをまたスタジオ録音したりライヴ録音したりしている。なかでも秀逸なのは、豊田さんも言ってた『Live in Palma』のヴァージョン。
イントロはジョセフィン。そして歌になり、間奏はジョセフィンになり、また歌になる。
3分くらいから完全ジョセフィン。かと思ったらまた4分くらいから歌。
この歌唱もいいよね。「お話を聞いている人に伝える」って感じがすごくする! これぞ伝統歌の醍醐味! キャシーのヴォーカルがすごく良い。
4:45くらいから再びジョセフィン。すごいよね。曲をメドレーみたいにつなげるバンドが多いのだけど、こういう「ブレンド」の仕方はダーヴィッシュのこの曲だけだと思う。
しかも豊田さんの話もあわせれば、おそらく彼らはおそらくかなりそれを「直感的」にやっているのだと思う。すごいな。
あと、やっぱりダーヴィッシュがすごいのは、弦が2台あること。この弦のセクシーなからみを堪能して! 6:45すぎくらいとかよく分かる。そして最後の方の盛り上がりも6人バンドならでは!
こんなのも見つけた! 昨日も大活躍した豊田さん。さすが世界のTOYOTAの一人ジョセフィン。やるのう…。それに豊田さんもこの弦のからみが良いと思われたのか、それを再現されているのが良い!! さすがだな。
というわけで、みなさん、ケルティック・クリスマスでお会いしましょう!
すみだの公演は、すでに3回席の後ろまできちゃっているそうだから、今から購入するならワークショップやケルト市の出展など、たくさんのイベントがある所沢公演がおすすめです。池袋から30分。意外と近いよ! 詳細はこちらまで。