昨日ステージで使ったピンクのお花たち。今は私の部屋を飾ってくれております。ユリが良い匂い。このバラ、不思議な色です。なんていう種類なんだろう。
それにしても、いろんな面で今回は新しい試みだったので、自分でも何から何まで非常に勉強になりました。疲れたー でも最高に楽しかった!
これから皆さんにお礼メール書いたり、経理やったり、荷物を整理したりしないといけないので、とっとと消えますが、本当に『親愛なるレニー』って不思議な本です。この本に導かれるようにして、私もここまで来た。
そもそも「アイルランド音楽名盤ガイド」もそうだけど、自分の好きな本に関する仕事をしてみたくて、棚本屋をやったり、あれこれ試行錯誤の日々ではありました。
そして、プロジェクトはなんでも2年コミットすると、ある程度の達成感がありますが、本当に短くも楽しい道のりでした。
そして新しい道を行くと、まったく新しい人脈ができるので、それも感動でした。私のやっている仕事の醍醐味はそこにあります。
私ももうすぐ引退とはいえ、仕事をやっている限りは、新しいことにチャレンジしないといけないよなぁと思った。いや、もう若い時の余力だけで楽をしたい、サボりたい年頃ではあるんだけれど。でもこのままだと自分は本に関わらないまま、ワーキングライフを終えてしまうという焦りもありました。
それにしても実は先週は月曜日にもちょっとした大イベントがあったため、イベントが続いて、ちょっとぐったり。自分の現場力のなさに、本当に自分でもびっくりです。若いころは、私もシャープで現場力もりもりだったのに、もう現場はできないと実感。
いや、体力はありますよ。毎日走ってるし、朝走って夜サウナに行けばだいたいは乗り越えられる。
問題は集中力です。集中力が本当になくなってきてる。だから、ものすごい疲労感がときどき襲ってきて、現場でこのまま眠りたい〜と思ったり。
はぁ… 疲れた! そんなわけでスタッフや周りの多くの皆さんに迷惑をかけました。でも、でも、でも最高に楽しかった!!
いや、しかし何度も書くけど、仕事してる限りは勉強だし、努力ですね。とはいえ、自分たちが作ったシステムの中で硬直している人の多いことも、改めて思い知らされた場面も多かった。
こんなんじゃ出版業界も音楽業界も大変なのは当然だよなと改めて思うことも多かった。もちろんいろんな大きな環境の変化で、みんながみんな大変なことは理解できます。
でもそんな中、勇気をくれた人たちもいました。特に北区の本屋さんたち! 2,000円オーヴァーのノンフィクションは売るのが本当にたいへんなんです。
でも、『親愛なるレニー』、意外なお店で結構売れたんですよね。いや〜、感動だった。書店の皆さんから暖かい言葉をいただき、本当に勇気づけられました。
そのすべてが終わった今は、なんかホッとしているところです。
さぁ、また明日からは次のステージ。次に向けて頑張ります。まずはラウーの来日。能登のことも詳細をつめていかないと。この間、あれこれお待たせしてしまっている皆さん、すみません。このあと次々たまった仕事をこなしていきます。
さて今回お世話になった皆さんの次の話題をざっとお知らせいたします。吉原先生の次のイベントはこちら。最新作『不機嫌な英語たち』の講演です。
そして広上先生はサントリーホール!
あと広上先生はマーラーの3番というすごい公演が京都であります。
土曜日は売り切れちゃったんだよなぁ。金曜日に行くかなぁ…。
圧倒的な歌声を聞かせてくれたソプラノの菅沼さんは町田イタリア歌劇団!
楽しそう。
素敵なバリトンを聞かせてくれた統馬くんは、こちら。
そして、ピアノの新原さん、司会の美馬さん、出展者の皆さん、スタッフのみんな、本当にありがとうございました。あともちろんご来場くださったお客様、ありがとうございました。