映画『Back to Black エイミーのすべて』を試写で拝見しました。ありがとうございます。
エイミー・ワインハウス、嫌いな声じゃないけれど、なんというか、彼女が出てきたころ、私はガンガンに仕事をしていたので、正直、自分のアーティスト以外に興味が持てない環境だった。
よくこういう仕事をしていると、音楽のことをすごくよく知っているんじゃないかと思われるけど、私は音楽ファンではない。普通の人が知っている音楽だって、よく知らないまま仕事している。
ただ単に自分の担当アーティストのことを誰よりも愛していて、誰よりもよく知っている、それだけだ。他の音楽のことは正直よくわからないのだ。
一応は市場に出回っているものは聞き、チェックをし、ある程度市場動向知らないと仕事においてもよくないとは思うんだけどね。興味ない音楽聞くって、苦痛だもん。難しいよ。
それはさておき、そんな調子なので、エイミーの存在は知っていたし、でも曲は一曲くらいしか知らず(笑)。そして彼女が亡くなった時も、すでにその奔放な生活ぶりはメディアを通じて知っていたので、あまりびっくりはしなかった。
しかし、亡くなって数年後にできたドキュメンタリーはとてもよくできているなと思ったし、彼女の凄まじい人生に改めてビックリしたものである。
そして今回のこの映画だ。
まぁ、なんと言うか、本当に可哀想すぎる。人間ってどんなに成功しても、お金が入ってきたとしても、自分が欲しいものが得られなければ不幸なのよね。そこなんだよなぁ。
お金や名誉はある程度のことを解決してくれる。でも、やっぱり欲しいものが得られなければ、ダメなのだ。(そして一番人間にとって大事なのは自由なんだと思う)
彼女は抜群に歌が上手かったが、痛いほど普通の家庭を望んでいた。フェミニストなんてもってのほか。愛する男の奴隷になりたい、世話をしたい、子供が産みたい、ただただそういう女性だった。
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