学校教育ってなんだろ

さかなクンが「広い海に出てみよう」というタイトルでコラムを寄稿している。「いじめられている君へ」本当に心を打つ文章。全文はこちらで読めるのでぜひ。

イジメが陰湿なのは子供の社会だけじゃないね。大人の社会だってそうだ。ネットの匿名の世界ももっとそうだ。有名人や著名人に絡んでいる人とかみるとホントにひどいな、と思う。

世の中があまりにひどいものだから、最近はもう私はネットでも実生活でも意味もなくネガティブなことは言わないことにしている。言っても意味がない悪いことは言わない。言う時は自分が結果にコミットできるときだけだ。

というわけで…1つ日本の教育に関して私もコミットできることがある。それは音楽教育のことだ。学校教育に疑問を投げかけるためにも、私は伝統音楽という素晴らしい音楽の存在をアピールしている。学校で教えることがすべてじゃないよ、と言うためにも伝統音楽をプロモーションしている。

そもそも伝統音楽は成り立ちからして曖昧だ。作者なんてとっくに忘れれているし、長い年月の間、メロディや歌詞は書き換えられ、どれが本当か分からない。ただ人々の間で引き継がれて行った、それだけだ。

伝統音楽というのは日本の音楽教育においてなかったことになっている。学校ではクラシックの存在しか教えてくれない。海外の伝統音楽どころか日本の伝統音楽もガン無視だ。無視。でも、やっと最近になって、これから新たに音楽の先生になるには伝統音楽のこともある程度知らないとだめという事になったらしい。だから、あと数年後は伝統音楽という存在が学校で説明される日も近くなるだろう。が、実際に教育カリキュラムに取り入れられるのは、日本に旧システムの教育法でしか教えることのできない先生が一人もいなくなったあとだ。つまり最後の先生が引退するまでは、伝統音楽はなかったことになっている。(とか言って、そろそろそういう日が来ているかもしれない。教育現場に詳しい方、教えて!w)

いずれにしても、世界のヘキ地の音楽を紹介することで、こんな風な音楽もあるんだよ、と言いたい。いつだったか世田谷の学校にアイルランドの伝統音楽のミュージシャン連れて行ったら、びっくりされたよね。あの学校の先生は心が広かったよ。よく教科書に載っていない伝統音楽を生徒に見せるってことを決意してくれたよ。ミュージシャンは「楽譜はないんだ」と言って、まず楽譜を否定するところから話を始めた。学校で習うことが正しいこととは限らない。学校で習うことだけが世界を形成しているわけじゃないんだよ、と。学校はほんの狭い世界だ。

私もこの仕事をするまでワールドミュージックなんて知らなかった。でも、まぁ、学校で教えてくれなくても、今、ちょっと文化的な生活を送っているまともな大人だったらワールドミュージックが存在することは知っているわな。つまり、ある程度コマーシャル的に扱われるようになって、経済の実態が学校教育に勝った感じ?

「ザ・ロンサム・タッチ」の頃の演奏。ぐっとくるよね。でもやっぱりこの前に書いたように悪魔の音楽なのかも。学校じゃ教えてくれないよな〜(笑)



Laterに出たことあるんだ、この二人!(笑)



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