いやーーー 楽しかった! これは相当良い映画です。資料を買いに行った銀座で帰り道に見て来ました。「マダム・イン・ニューヨーク」もう超お薦めの作品です。誰が見ても相当楽しいよ。そして泣ける。2時間ちょいある作品ですが、長さをまったく感じさせない。これは誰が見ても好きになると思う。こんなに「万人におすすめ」感のある映画は「あなたを抱きしめる日まで」以来かも?
英語が出来ない、インドのお菓子をつくることしか能がない…と家族にバカにされていた古典的なインドの主婦シャシが、親戚の手伝いのため一人ニューヨークへ行き、そこでちょっとしたきっかけで自分の価値を見直し自信を取り戻すことができた、という話です。ま、こうやって書けば単純なストーリーなんだけど!
とにかく脚本が素晴らしい。やっぱり映画は脚本だと思う。テンポが良く飽きさせない。2時間があっという間。セリフがいちいち素晴らしい。とにかく最高の脚本。
そして素晴らしい俳優さんたち。脚本と俳優、2つがガッツリ備わった超一流の映画です。インド映画もついにここまで来たかという感じ。なんといっても主演の女優さん、シュリデヴィが最高に素晴らしい。この女優さん、ホントにホントにすっごく綺麗なんですよ。サラーム海上さんが、ご自身のFacebookに毎日あげている「プリたん」もすっごい美人だけど、この方も最高に美しい。それにしてもインドの女優さんはアメリカの女優みたいに痩せぎずでもなく、適度に肉感的で、目が大きくて、表情も豊かで素晴らしく、ホントに美しいと思う。てっきり30代かと思ってたら、なんとびっくりの50歳だそうですよ。信じられない! 実は彼女自身も15年ほど女優業を結婚/出産で休業し、この作品が久々のカムバックという事らしい。
そしてこの素晴らしい映画を製作した監督&脚本も女性! インドの女性監督で、なんと将来有望な39歳。素晴らしいよね! 彼女いわく自分のお母さんの世代を頭において書いたそうです、この脚本。
そういやインド映画って男優さんの方がメインで女性は添え物っていうイメージが強かったかも。これがこの女優さんのカムバック、そして女性監督による映画だということ、いろんなこともあいまって、この素晴らしくパワフルな映画に昇華していったということなのかも。
いや〜、とにかく引き込まれる。シャシの…彼女の魅力のとりこです。料理が上手で完璧な主婦なのに、家族からは何かとバカにされる。でも最初の方は彼女もいけないんです。モジモジといつも自信がなく、一人で行くのはいやだ、家族と離れるのはイヤだ、とメソメソしてばかりいる。長距離フライトでお水を頼むだけでもオドオド、ドキドキ… そうそうフライトで隣の席に座る紳士との出会いも素敵だった。結局何度も練習したのに、NYの空港の入国管理審査では、きちんと返答することが出来ず、書いた紙を見せて通してもらうハメに。でも偶然見かけたバスの広告に載っていた電話番号に思い切って電話。シャシは親戚/家族に内緒で4週間英語習得コースに申し込むわけです。
ここでのインターナショナルな顔ぶれのクラスメートが非常に良い。先生もすごく熱心でチャーミング。ここでいろんな仲間と係わりながら、ちょっとしたロマンスの香りもさせつつシャシは自分の本当の価値をみつめなおしていく。自分を取り戻していくんです。
シャシをさりげなくサポートする姪っ子が、これまた最高に素晴らしいんですよ。彼女、ホントにいい。いや、ホントに良く出来ているよ、この映画。そして最後の結婚式のスピーチでは、もう号泣,号泣。いや〜、泣けるよー!
そして私がこの映画を見終わって最初に思ったのは「お母さん、ごめんなさい」でした。私も若い頃は自分の母を結構バカにしていた。私の世代は働くお母さんって珍しかったと思うのだけど。まぁ、でもそれを言うならウチの母方の家系はおばあちゃんから働きウーマンだから、おばあちゃんもすごかった。今ならそれが分かる。が、当時は家にいないお母さんは好きじゃなかった。加えて私は高校も進学校で4大(日大だけどね)にストレートで行ったから、高卒の母親のことはずっと馬鹿にしてた。(時代が全然違うっつーの!)
家族って難しいよね。友達だって難しい。どうして自分に近い人に、平気でひどい言葉を投げつけてしまえるのか。ちなみに今、たま〜に実家に帰ると妹家族を含めた家族間の会話の、あまりの遠慮のなさにびっくりしてしまう。なんであんなに言いたい事をみんながしゃべっているのかが理解不能(笑)。家族ってどこでもそんなもんなんだろうか…
しかし私も…実家に帰ると…ウチの母親は私の仕事の経理をしているのだけど… 年に一度経理の時期に実家に仕事をもって帰ると……ホントに予算さえ!!!予算さえあれば……あかの他人を雇った方がどんなに楽か…といつも悔しい思いをかかえ悶絶している! あぁ、もう!! だから、うん、まだ反省はしませんよ…(爆)
そんな家族のことも考えさせてくれる素敵な映画でした。
いや〜インド映画、最高に楽しい。長くてもまったく飽きないし、なんというかハリウッド映画が良かったころの脚本の強さみたいなものをちゃんと備えていて、加えてインド特有の楽しい空気もありつつで本当に最高です。もっとも日本におけるインド映画黎明期にその普及に奮闘したサラームさんあたりにいわせりゃ、もうボリウッドはハリウッドの影響受けすぎて、一番良い時期に比べるとあれこれ薄まってる、って状況なのかも、だけど(笑)
ホントいろいろ考えたなぁ。私も…うんと若い頃だけど外国で自分を発見したクチだからな。ホント外国に行くと自分の事が分かるんだよね。それが海外に行く一番大きな理由だと思う。
この映画は、多少事が単純に進みすぎているきらいはあるけど、いやいや、ホントに良い映画でした。素晴らしい。
しかし私もシャシのように自分発見しなくちゃ!と単純に思った。今、私は企画書で煮詰まりまくってる。今、私が考えなくてはいけないのは、自分が手にしているものはなんで、自分が自信がないことはなんだろう、ということをシャシのように明確にすることだ。そうすれば、絶対に間違わない。そんな事を思いつつ、妙に元気になり銀座の町をルンルンしながら帰宅の途についたのでした。
あ、音楽も楽しかったなー!!!
このシーンよかった! 英語学校での最初のシーン。サリーがすごく素敵。私も着てみた〜い!
PS
有楽町国際ビルの地下の「ムンバイ」にて、食べて来ました。ラドゥ。美味しかった〜 また食べたい♥
そして! ムンバイといえば、この名著ですよ〜 トイレに置いてよく読んでます。
英語が出来ない、インドのお菓子をつくることしか能がない…と家族にバカにされていた古典的なインドの主婦シャシが、親戚の手伝いのため一人ニューヨークへ行き、そこでちょっとしたきっかけで自分の価値を見直し自信を取り戻すことができた、という話です。ま、こうやって書けば単純なストーリーなんだけど!
とにかく脚本が素晴らしい。やっぱり映画は脚本だと思う。テンポが良く飽きさせない。2時間があっという間。セリフがいちいち素晴らしい。とにかく最高の脚本。
そして素晴らしい俳優さんたち。脚本と俳優、2つがガッツリ備わった超一流の映画です。インド映画もついにここまで来たかという感じ。なんといっても主演の女優さん、シュリデヴィが最高に素晴らしい。この女優さん、ホントにホントにすっごく綺麗なんですよ。サラーム海上さんが、ご自身のFacebookに毎日あげている「プリたん」もすっごい美人だけど、この方も最高に美しい。それにしてもインドの女優さんはアメリカの女優みたいに痩せぎずでもなく、適度に肉感的で、目が大きくて、表情も豊かで素晴らしく、ホントに美しいと思う。てっきり30代かと思ってたら、なんとびっくりの50歳だそうですよ。信じられない! 実は彼女自身も15年ほど女優業を結婚/出産で休業し、この作品が久々のカムバックという事らしい。
そしてこの素晴らしい映画を製作した監督&脚本も女性! インドの女性監督で、なんと将来有望な39歳。素晴らしいよね! 彼女いわく自分のお母さんの世代を頭において書いたそうです、この脚本。
そういやインド映画って男優さんの方がメインで女性は添え物っていうイメージが強かったかも。これがこの女優さんのカムバック、そして女性監督による映画だということ、いろんなこともあいまって、この素晴らしくパワフルな映画に昇華していったということなのかも。
いや〜、とにかく引き込まれる。シャシの…彼女の魅力のとりこです。料理が上手で完璧な主婦なのに、家族からは何かとバカにされる。でも最初の方は彼女もいけないんです。モジモジといつも自信がなく、一人で行くのはいやだ、家族と離れるのはイヤだ、とメソメソしてばかりいる。長距離フライトでお水を頼むだけでもオドオド、ドキドキ… そうそうフライトで隣の席に座る紳士との出会いも素敵だった。結局何度も練習したのに、NYの空港の入国管理審査では、きちんと返答することが出来ず、書いた紙を見せて通してもらうハメに。でも偶然見かけたバスの広告に載っていた電話番号に思い切って電話。シャシは親戚/家族に内緒で4週間英語習得コースに申し込むわけです。
ここでのインターナショナルな顔ぶれのクラスメートが非常に良い。先生もすごく熱心でチャーミング。ここでいろんな仲間と係わりながら、ちょっとしたロマンスの香りもさせつつシャシは自分の本当の価値をみつめなおしていく。自分を取り戻していくんです。
シャシをさりげなくサポートする姪っ子が、これまた最高に素晴らしいんですよ。彼女、ホントにいい。いや、ホントに良く出来ているよ、この映画。そして最後の結婚式のスピーチでは、もう号泣,号泣。いや〜、泣けるよー!
そして私がこの映画を見終わって最初に思ったのは「お母さん、ごめんなさい」でした。私も若い頃は自分の母を結構バカにしていた。私の世代は働くお母さんって珍しかったと思うのだけど。まぁ、でもそれを言うならウチの母方の家系はおばあちゃんから働きウーマンだから、おばあちゃんもすごかった。今ならそれが分かる。が、当時は家にいないお母さんは好きじゃなかった。加えて私は高校も進学校で4大(日大だけどね)にストレートで行ったから、高卒の母親のことはずっと馬鹿にしてた。(時代が全然違うっつーの!)
家族って難しいよね。友達だって難しい。どうして自分に近い人に、平気でひどい言葉を投げつけてしまえるのか。ちなみに今、たま〜に実家に帰ると妹家族を含めた家族間の会話の、あまりの遠慮のなさにびっくりしてしまう。なんであんなに言いたい事をみんながしゃべっているのかが理解不能(笑)。家族ってどこでもそんなもんなんだろうか…
しかし私も…実家に帰ると…ウチの母親は私の仕事の経理をしているのだけど… 年に一度経理の時期に実家に仕事をもって帰ると……ホントに予算さえ!!!予算さえあれば……あかの他人を雇った方がどんなに楽か…といつも悔しい思いをかかえ悶絶している! あぁ、もう!! だから、うん、まだ反省はしませんよ…(爆)
そんな家族のことも考えさせてくれる素敵な映画でした。
いや〜インド映画、最高に楽しい。長くてもまったく飽きないし、なんというかハリウッド映画が良かったころの脚本の強さみたいなものをちゃんと備えていて、加えてインド特有の楽しい空気もありつつで本当に最高です。もっとも日本におけるインド映画黎明期にその普及に奮闘したサラームさんあたりにいわせりゃ、もうボリウッドはハリウッドの影響受けすぎて、一番良い時期に比べるとあれこれ薄まってる、って状況なのかも、だけど(笑)
ホントいろいろ考えたなぁ。私も…うんと若い頃だけど外国で自分を発見したクチだからな。ホント外国に行くと自分の事が分かるんだよね。それが海外に行く一番大きな理由だと思う。
この映画は、多少事が単純に進みすぎているきらいはあるけど、いやいや、ホントに良い映画でした。素晴らしい。
しかし私もシャシのように自分発見しなくちゃ!と単純に思った。今、私は企画書で煮詰まりまくってる。今、私が考えなくてはいけないのは、自分が手にしているものはなんで、自分が自信がないことはなんだろう、ということをシャシのように明確にすることだ。そうすれば、絶対に間違わない。そんな事を思いつつ、妙に元気になり銀座の町をルンルンしながら帰宅の途についたのでした。
あ、音楽も楽しかったなー!!!
このシーンよかった! 英語学校での最初のシーン。サリーがすごく素敵。私も着てみた〜い!
PS
有楽町国際ビルの地下の「ムンバイ」にて、食べて来ました。ラドゥ。美味しかった〜 また食べたい♥
そして! ムンバイといえば、この名著ですよ〜 トイレに置いてよく読んでます。