Steel Claw

朝走る時、ポール・ブレイディのライヴレコーディングを聞いている。昨年のアイルランド公演のもの。いいんだ、これが。欲しい人、ポールのホームページで10ユーロで売ってるよ。その中でも印象的な曲、「Steel Claw」

下記のクリップは、アンソロジー「Dancer in the fire」の宣伝用。いいでしょ〜



で、そのライブ盤におけるポールのMCがいい。ある日ポールは自分のパブリッシャー(楽曲管理会社)から連絡をもらったんだって。「ティナ・ターナーが曲をカバーするぞ」ポール「Great」パブリッシャー「で、彼女が歌詞を変えたいらしんだ」 ポール「Ok」

いつぞや「The island」のPanic in townという一行を守るために、カバーを断ったというポールだけど、これに関してはいい、と思ったみたい。というのも、この曲はもともとダブリンの事を歌っていたのに、ティナ・ターナーは自分が感情移入しやすいように、それをサンフランシスコに変えたんだって。

こちらがティナ・ターナーのヴァージョン。興味がある人はぜひ比べてみて。歌詞はどちらもネットでググれる。確かに数行違ってるんだよね。



しかし何度かここにも書いているが、ポールはまさかこの曲が収録されたアルバム「プライベート・ダンサー」が世界的な大ヒットになるとは思わなかったそうだ。アイク&ティナ・ターナーはポールも大好きだったから「やったー、ティナ・ターナーがオレの曲を歌うぞー」と思ったそうだけど、それが何かをやらかすとは夢にも思わなかったそう。実際、彼女のキャリアはそれ以前にとっくに終わっていた。彼女がオリビア・ニュートンジョンとかを手がけていたオーストラリアのマネジメントに付く前の話で、彼女のビックカムバックの前の話だからね。

分からないもんですな、SHOW BIZの世界は… 

ポールのバンドでの演奏。1983年ごろ。若い、御大。で、最初のメンバー紹介のところとか、ちょっといい人っぽく見える!  でもこのバンドはウルサいなー。今のポールだったら、バンドとやっても、こんな風にならない。バンドはポールの周りに音を作ることを要中される。じゃないと「俺の音が聴こえない!」とか言って,御大は怒鳴りちらすことでしょう。(そういう怖いシーンは、ポールのDVD SONG BOOKに入っている)

さーて、ポールのマネージャーにメールしなくちゃ!