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2014年5月14日水曜日

「オレの宇宙はまだまだ遠い」を読みました

前に益田ミリの「僕の姉ちゃん」が爆笑!みたいなことをここに書いたら「野崎さんのブログで見たあれを読んで感動して、益田ミリ読んでます」みたいなことを言われ「“オレの宇宙〜”も面白いですよー」とか言われて、「それ知らない!」と、あわてて購入したら… 
これ友達にかりて前にも読んだことあったわ…というオチ。ひどいボケ! 主人公は書店員なのだが、子供の読み聞かせコーナーを提案する下りで思い出した。これ、前に読んでるわ……トホホ。益田ミリは友達がファンで、よく貸してくれるのだが、彼女はいつも書店で本を買うらしくカバーがしてある。それで表紙を思い出さなかったのがいけない。

でも、そうそう、これブックレビュー書くの忘れてましたが、ホントにいいんです。もちろん益田ミリ得意の未婚女性ネタとか、文春で連来してる平均年齢50歳(だっけ?)の家族の話も面白いけど、私はやはり「僕の姉ちゃん」と「オレの宇宙〜」の2冊がダントツお薦め。

細部がいいんだよね。書店員としてお客さんとちょっとした交流がとってもいい。「宇宙兄弟」しばらくモーニング買ってないが、あれは私も好きな漫画だった。亡くなったお孫さんはお話の続きが読めなかったという老夫婦に「大丈夫、みんな読者はお兄ちゃんが宇宙に行く、ってのを信じて読んでますからお孫さんも知ってたはずです」と断言するところ、とか。とにかく土田さん、すっごくいい人。

絵本コーナーを充実さえようとか、読み聞かせコーナーを自分の書店にも作ってみよう、とか。他の書店に行って研究するところとか真面目にコツコツ出来ることを積み重ねる。土田くんの宇宙は遠い。でもって「そんなことやっても給料あがりませんよー」とか同僚に言われたり…。私だったら、すぐに「ウルセーっっ。オレはやるんだ」「ったく、リーマンの連中は足引っ張ってばかりだぜっっ!」とか、すぐ熱血しちゃいそうなところを内側は怒りながらも穏やかに迷いながらも土田くんは確実に一歩一歩進めて行く。そんな素朴な主人公。そうなんだよね。普通の人は、私みたいに熱血ブログとか言って騒がない。でも日々ちゃんと努力して、少しずつ自分のやりたいことを実現して行くのだ。宇宙に向かって。

そして…本を読むことの素敵さも思い出させてくれるのが、この本だ。本はたくさん読まないといけない。あわててこの漫画にも登場するスウェーデン文学「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」を注文。(超有名なこの本、まだ読んでなかった…ひどいよね)

それにしても今日の教訓:本は読むだけじゃだめだ。ちゃんとアウトプット(ここに書く事)をしないと、いけない。どんどん忘れるから。



PS
この「サンタクロースっているんでしょうか?」は偕成社から出ている。これも素晴らしい本。偕成社さんって社長さんのお話しを聞きに行ったことがあるんだけど、すっごいいいんだ。質疑応答で私が「世間はいいものを出したからと言って売れるわけじゃないと思うんですが」と質問したら「だからこそ、好きなものを出すんです」って断言してた。あと「ハリーポッターがバカ売れしているのはどう思いますか?」というのに「あれより素晴らしい児童書はいくらでもあります」とバッサリ。かっこ良かった。物を発表する人はあぁでなくてはいかん。オレも同じ気持ちで自分の事業をやっている。