いや〜 なんか牧歌的な作品集だった。いや、もちろん「国賓」(フランク・オコナーの中で一番有名なんだって)とかヘヴィだし、ぐっと来る作品ではあるのだけど… それでも、素朴だと思う。それはやっぱりアイルランドだから、か? 後書きには訳者の方による解説があり「素朴感の作家」というキャッチに納得の嵐。
そして後書きの詳細な1つ1つの物語についての解説もあって、丁寧に作られている短篇集だと思う。こういうのポッケに入れて荒川土手でビールでも飲みながら、ぼーーっとしたいなぁ!(笑)
特に好きだったのは難しい年齢の男の子の揺れる心情を書いた「ぼくのエディプス・コンプレクス」、やはり男の子の話「初めての懺悔」、ちょっとある意味不気味な「あるところに寂し気な家がありまして」とか。エンタテイメント的な要素も充分ある「ジャンボの妻」とか。最後の「マイケルの妻」にも笑ってしまった。
ところどころでアイリッシュミュージックの要素も登場しニマリとしてしまう。パブのシーンとか、歌うシーンとか(笑)。訳は全体的に平易な感じで無理がなく読みやすく素晴らしい。もう1冊、短篇集が出ているが、こちらは別の方の訳のようだ。で、同じ作品が別の訳で読めるらしい。時間があったらチェックしてみるのもいいかも。
そして後書きの詳細な1つ1つの物語についての解説もあって、丁寧に作られている短篇集だと思う。こういうのポッケに入れて荒川土手でビールでも飲みながら、ぼーーっとしたいなぁ!(笑)
特に好きだったのは難しい年齢の男の子の揺れる心情を書いた「ぼくのエディプス・コンプレクス」、やはり男の子の話「初めての懺悔」、ちょっとある意味不気味な「あるところに寂し気な家がありまして」とか。エンタテイメント的な要素も充分ある「ジャンボの妻」とか。最後の「マイケルの妻」にも笑ってしまった。
ところどころでアイリッシュミュージックの要素も登場しニマリとしてしまう。パブのシーンとか、歌うシーンとか(笑)。訳は全体的に平易な感じで無理がなく読みやすく素晴らしい。もう1冊、短篇集が出ているが、こちらは別の方の訳のようだ。で、同じ作品が別の訳で読めるらしい。時間があったらチェックしてみるのもいいかも。