来れないなら何も言うな…ということについて。なるほどね。

ハラールトリオ。ハラールもあぁ見えて結構背が高いから、
みんなデカいのかも。身体がでかい人は楽器が上手い。

デーモン閣下が、コンサートの告知などをした時、コメント欄に「行けません」とか「残念、別の予定が!」みたいな事は書くな、それを見るとミュージシャンはがっかりするんだから、という事を書いたのは、けっこう前の話で、書かれた当時はかなり話題になったと記憶している。ここ

私も、正直、これを見た時は嬉しかった。「やった! さすがデーモン閣下、さすがに言いにくいことをよく言ってくれるよなぁ!」と膝を打ったものだったが… 

ひょんなことから、そんな閣下に対してこんなことを書いているアーティストも発見。この人はどういうアーティストなんだろうか、知らないけど… でもこの人の言い分にもなるほどとは思う。かなり優等生的だとは思うけどね。ただ彼の意見においても、すっごく理解できるのは、私もデーモン閣下と同じように心の中で思っていたとしても、自分でそれを言う勇気はまったくない、ということだ。デーモン閣下が言ってくれて、それに賛同!とばかりRTしたり、ブログを紹介したりすることは出来るのだが、そこまではっきりお客さん…いや、お金払ってくれてないんだからお客じゃないのか……もしくはお客さんになるであろうポテンシャルの人たちに対して、それは言えないわよ、と。つくづく小物な私…

…みたいなことを思ってたら、ここまではっきり言う人も現れた。ちょっと厳しすぎるだろと思う反面、またもやよく言ってくれた!と思う自分がいるのも否定できないわけで…

私も確かに言ってしまったことがある。なんかの告知の時かなぁ、お願いだから来れないのはいいから、来れないならこっちにメンションを投げて来るな、と。でも最近は、デーモン閣下のおかげか、なんなのか、とにかくはっきり主催者やミュージシャンに直接メンション投げてまで「来れません」宣言する人は減ったんじゃないかと思う。

ところが、だ。メンション投げてこられなくても、バカな主催者は(自分)、もうすぐ来日するアーティスト名でTwitter検索とか、かけちゃうんだよねー。で、結構「行けないわ、今回は」みたいなツイートを発見してしまい軽く落込むこともある。いちいちバカだよ…そんな検索しなきゃいいのに!

あと昔からイヤだったのが、簡単に「名古屋に来てください」みたいなことを言われる時。子供のお使いじゃねぇんだから、簡単に言うんじゃねぇ!って怒る(笑) 主催者としては遠くからわざわざ安くない航空券代出して呼んでんだから、日本でたくさん公演やって何とか経費をリクープしたいと思うのは当然だろ、っての! あなたよりも誰よりも主催者とミュージシャンはあなたの街に行きたいと思っている。行けるならば…ね。

ちなみに今回のハラールの長野公演だって主催してくださりチケットを手売りしてくださっているのは普通の音楽ファンの方だ。これだけSNSが発展している今日、100名、200名の小さな公演なんて本気だせば誰でも主催できる。まぁ、主催は無理としても、来いというなら子供のお使いではなく「僕がチケット50枚売りますから」とか言ってほしいよ、とね(笑) …とか、普通の人に対して厳しすぎるよね、私(笑)

と、かように主催者というのは、まったく自分勝手でデリケートで、かつ小心者なわけである。

とはいえ、主催者なんだから落込んでられないんだわ。だって、それ、自分がやりたかった企画でしょ?って事。主催者は自分が好きなことやってんだから、それでいいのだ! そしてあれこれ言ってくる人に対しては、すべてを大らかな心で受け止めなければいけないのだ! 「はいはい、今回は来れないのね、次回どーぞ」「はいはい、次は福岡に行く努力しますよ」…と。足下気にしてたら、何にもできないわー、フン!(爆)

それにしてもSNSは今さらだけど、難しい。特に自分が個人的に親しい人が、普段と同じノリで、うちの仕事用のFacebookページに書きこんでくるのも、本来どうなんだろう、と思う。すみません、ここはパブリックの場でウチのお客さんも見てる場なんですけど…普段の私に話しかけるように書かれると、ちょっと返事に困ります、的な。そういうのは個人アカの方でやってもらえませんか、的な(笑)。ま、もっとも私の場合、生活に裏表ないから致命的なことにはなり得ないし、別にいいんだけどさ。

でも人間関係は普通の人にとって常に一元化しているわけではないから、複雑な人間関係かかえてる人はいろいろ大変だろうなー。普通の人なら会社でみせる顔と家族に見せる顔は違うと思う。ちなみに私の友人の某有名デザイナーの先生などはFBに「〜ちゃん」と呼ぶ人と「〜先生」と呼ぶ人とが混在していてかなり面白い。私は面倒なので「〜ちゃん先生」と呼んでいる(爆)。本人は何処ふく風でサッパリしたもんだけど、ホントは「〜ちゃん」なのに、必死つくろって普段の仕事顔を作っている「先生」たちは、Facebookは大変だよなと思う。人間はいろんな顔を持っている方が本来自然だし、当然だと思う。とはいえ、うん、裏表のない自分で良かった。あれこれ変える面倒がない。

ところで、そんなFacebookの延長もあって、ウチも今、流行の有料サロンを始めることになりました。無事審査が通ったんです。やった! これもブログやFBページや、真面目に運営してきたおかげかしら。会費はかかりますが、それなりのメリットを皆さんにお届けできるように、また丁寧に運営できるよう少人数制で考えています。最初は5人くらい。多くても20名くらいかな、と今は思っていますが、どうなることやら。また参加はFacebookのアカウントを持っている方に限ります。詳細は近々発表しますね。楽しくやっていきましょう。そこでは、私の愚痴や本音が死ぬほど聞けますよ…というのは冗談半分で(笑)、一応会費分のメリット(チケット割り引きやCDのプレゼントなど)は出来るように設定していきたいと考えています。詳細はまた。

今夜、新しい公演の発表もあります。お楽しみに。そしてハラールの建長寺公演に、皆さんカモン! 詳細はここ

PS
全然話はかわるのですが、このブログをやっていて良かった!と思えるすごい事が昨晩あり、ちょっと興奮しています。うん、やっぱりブログを書くことは大事だね。