本日のアーティストドリク❤ |
しかし、まぁ、ブログ検索してもあんまり詳細なライブレビュー出てこないし、Twitterとか見ても「すごい」とか「最高」とかばっかりで何がそんなにすごいのか、分かってない(もしくはアナライズ出来てない)人が多いので、ここで野崎が多少説明させていただきます!(偉そーに!?)
まず私がパンチを見たのはこれで3回目。クリスのソロも1回見た。クリスのソロはまぁ置いておいて、パンチ・ブラザーズのことで説明しますと、まぁ、もう海外でパンチ・ブラザーズを見れば大抵のところは1,000人とか2,000人規模のホールなんですよ。(私はグラスゴーとダブリンで見ました)だからこんな感じのセッティング。
フィドル奏者が時々パーカッションをやるのが楽しかったりするのですが…
でも今回はこのフォーマットなんですよ。(マネージャー氏のInstagramより)
分かります? つまりマイク1本。これすごくいいセッティングなんです、アコースティック・ミュージックに置いては。私は、この初日のステージ写真をあげているマネージャーさんのインスタグラムを見て狂喜乱舞しました。
実はポール・ブレイディの公演に来た方はご存知でしょうけど、ポールもヴォーカルとギターを1本のコンデンサー・マイクで拾っていました。(コンデンサー・マイクについてはリンク先をご確認ください)これはクリスの真似をした、とポールも公言しています。
つまり本来、歌とギターってパーフェクトバランスなんですよ。そして、人間の声も、楽器の音も本来ものすごくダイナミクスがあるものなんです。
ところがライン(ケーブル)で拾ってしまうと、それはまったく違うものになる。ラインや通常のマイクで拾ってケーブルに音が伝わりPA卓で調整する時、PA卓は何をするかというと小さい音を大きく、大きい音を小さくするってことなんです(…と言ってしまうと乱暴だけど、でもそうです)
でもアコースティック・ミュージックにおいて、実は一番大事なのはダイナミクスなんです。ダイナミクス… 分かります? つまり小さい音は小さく、大きい音は大きく、プレイヤーのコントロールで演奏する…それがすごく重要なんです。それこそアコースティック楽器の醍醐味なんです。エレクトリック楽器には、これほどまでのダイナミクスはありえません。
ヴェーセンとか、JPPとか、ノルディック・トゥリーとか、ウチは、生音コンサートよくやってますけど、そこで生で彼らのバンドアンサンブルを聞かれた事がある人なら分かると思うんですけど、アコースティック楽器が上手い、っていうことは、ヴォリューム・コントロールが上手いってことなんです。(ここでなんどか書いてますが、楽器が上手いのはヴォリューム・コントロール、そしてリズム感だと私は思います。リズム感については…パンチのおいては説明する必要ないよね。リズムも何もアンサンブルも何も全体が1つの楽器だった。呼吸するのすら一緒に呼吸してた。某有名ミュージシャンの方が見ていて息が苦しくなった、と書いてらしたそうだが、それは良く分かる。彼らと一緒じゃないと観客も違うタイミングで呼吸できない感じだもの)
つまりダイナミクスをお客に感じてもらわないと意味がない。それを引き出すのは生音か、こういうマイクセッティングなんですよ。
今では生音大好きな私ですら、ヴェーセンの最初から4回目くらいまでの来日までは、ラインで取った音の方を信じてました。そしてヴェーセンをロック・バンドとして売りたい、と考えていました。そのことで、メンバーと何度喧嘩したことか(爆) まぁ、それはさておき…。
あの音圧じゃロック・フェスティバルには出れない、みたいな感想を某所で読みましたが、それは違います。彼らだって会場選んでますから! 大きい会場の時はさすがにラインで取る事を選択します。だから今回、こんな風なほぼ生音のすごいライブを、今回ブルーノートで観れたことを皆さん、感謝した方がいいですよ。もうダブリンだって、グラスゴーだって、ロンドンだって、パンチ・ブラザーズをこんな環境では観れない。っていうか、パンチが次回来日する時は、東京だって分かりません。
ところがライン(ケーブル)で拾ってしまうと、それはまったく違うものになる。ラインや通常のマイクで拾ってケーブルに音が伝わりPA卓で調整する時、PA卓は何をするかというと小さい音を大きく、大きい音を小さくするってことなんです(…と言ってしまうと乱暴だけど、でもそうです)
でもアコースティック・ミュージックにおいて、実は一番大事なのはダイナミクスなんです。ダイナミクス… 分かります? つまり小さい音は小さく、大きい音は大きく、プレイヤーのコントロールで演奏する…それがすごく重要なんです。それこそアコースティック楽器の醍醐味なんです。エレクトリック楽器には、これほどまでのダイナミクスはありえません。
ヴェーセンとか、JPPとか、ノルディック・トゥリーとか、ウチは、生音コンサートよくやってますけど、そこで生で彼らのバンドアンサンブルを聞かれた事がある人なら分かると思うんですけど、アコースティック楽器が上手い、っていうことは、ヴォリューム・コントロールが上手いってことなんです。(ここでなんどか書いてますが、楽器が上手いのはヴォリューム・コントロール、そしてリズム感だと私は思います。リズム感については…パンチのおいては説明する必要ないよね。リズムも何もアンサンブルも何も全体が1つの楽器だった。呼吸するのすら一緒に呼吸してた。某有名ミュージシャンの方が見ていて息が苦しくなった、と書いてらしたそうだが、それは良く分かる。彼らと一緒じゃないと観客も違うタイミングで呼吸できない感じだもの)
つまりダイナミクスをお客に感じてもらわないと意味がない。それを引き出すのは生音か、こういうマイクセッティングなんですよ。
今では生音大好きな私ですら、ヴェーセンの最初から4回目くらいまでの来日までは、ラインで取った音の方を信じてました。そしてヴェーセンをロック・バンドとして売りたい、と考えていました。そのことで、メンバーと何度喧嘩したことか(爆) まぁ、それはさておき…。
あの音圧じゃロック・フェスティバルには出れない、みたいな感想を某所で読みましたが、それは違います。彼らだって会場選んでますから! 大きい会場の時はさすがにラインで取る事を選択します。だから今回、こんな風なほぼ生音のすごいライブを、今回ブルーノートで観れたことを皆さん、感謝した方がいいですよ。もうダブリンだって、グラスゴーだって、ロンドンだって、パンチ・ブラザーズをこんな環境では観れない。っていうか、パンチが次回来日する時は、東京だって分かりません。
そして改めて思ったけど、クリス、チューニングが狂わないねー。あれはすごい。つまり演奏しても楽器にダメージを与えてない、ってことなんだろうか。他のマンドリン奏者をたくさん見ている人なら分かると思うんですが、通常マンドリンは、もうしょっちゅう常に、1曲ごとにチューニングしなくちゃいけないモンなんです。そして、そもそも完璧なチューニングはあの楽器においては不可能だと言われている。それなのに、クリス、ホントにチューニングしてませんでしたね。あの秘密はどこにあるんだろうか。すごいよなぁ!
そして何より,今日昼間のラジオ聞いてても思ったんですが、クリスはホントにミュージシャンとして超優等生だよね。お客さんの方をちゃんと見ている。日本に来れて嬉しいってお世辞だろうけど、一生賢明言ってた。自分の知識を総動員して。ラーメンうんたらとか、魚がうんたら、とか。たった300人ほどのお客のために、演奏においてもバンドがたるまないようにすごいリーダーシップ取ってた。(ちょうどシャックルトンの本を読んだところだったんで、リーダーシップについてはいろいろ考えながら聞いてました)通常3日連続の中日(ナカビ)の初回なんて一番手を抜いていい回なんですよ。ところがクリスは全力で勝負してた。バンドもそれについていってた。ホントにホント〜に!!! 素晴らしいバンドだよなぁ!!!
そして何より,今日昼間のラジオ聞いてても思ったんですが、クリスはホントにミュージシャンとして超優等生だよね。お客さんの方をちゃんと見ている。日本に来れて嬉しいってお世辞だろうけど、一生賢明言ってた。自分の知識を総動員して。ラーメンうんたらとか、魚がうんたら、とか。たった300人ほどのお客のために、演奏においてもバンドがたるまないようにすごいリーダーシップ取ってた。(ちょうどシャックルトンの本を読んだところだったんで、リーダーシップについてはいろいろ考えながら聞いてました)通常3日連続の中日(ナカビ)の初回なんて一番手を抜いていい回なんですよ。ところがクリスは全力で勝負してた。バンドもそれについていってた。ホントにホント〜に!!! 素晴らしいバンドだよなぁ!!!
皆さん、これを観ないってのは、ありえません。ホントに真剣にお勧めします。
ラッキーにも私は明日の2回目も観に行きます。明日は1回目(6:30開演分)はまだ取れるみたいなので、皆さん,是非!!! まだ間にあいますよ!
そして今日のファースト・セットで1番かっこ良かった曲、ヴェーセンの「フリッペン」を貼付けておきます。
ヴェーセンの来日は11月です。詳細はこちらへどうぞ〜
やっぱクリス、背が高いとはいえ、ウーロフより15cmは低いね…183cmくらいか…
そして今日のファースト・セットで1番かっこ良かった曲、ヴェーセンの「フリッペン」を貼付けておきます。
ヴェーセンの来日は11月です。詳細はこちらへどうぞ〜
やっぱクリス、背が高いとはいえ、ウーロフより15cmは低いね…183cmくらいか…