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2016年8月19日金曜日

SNSを過信してはいけない

深夜TVを見ていたら、強硬な発言で知られる元政治家の冠番組で「都知事選を振り返って」みたいな事をテーマに討論をしていた。そこで小池都知事の参謀の方が、小池さんが選挙で成功したのはSNSやインターネットでの宣伝活動が成功したからだと興奮気味に主張していた。

でもホスト役の元政治家は、それに対して言い放った。「SNSなんて意味がないですよ。選挙はTVだけだ。SNSに釣られてTVや新聞が動けば、世の中は動く」と。

このホスト役の政治家は好きではないが、私も最近ちょっと同じように思っているから、ちょっとなるほどね…と思った。今、SNSに希望を感じている人って、単にSNSの限界を知らないだけじゃないかって。私はTwitterこそ遅かったけど(7年目)、Facebookは10年目だから、日本人では比較的早い方だったと思う。それなりの期間SNSを続けてきているとホント思うのだ。SNSには、あんまり意味はない、って。

一方の鳥越さんはハフィントンポストのインタビューで「ネットは裏社会」みたいな発言をしてひんしゅくを買っていた。これはこれで非常にバランスが悪い。ネットは断じて裏社会だけではない。リアルな社会にも表と裏があるように。

そして、よく考えれば分かるのだけど、このホスト役の元政治家はやっぱりデキる。SNSは「意味がない」みたいなことを言いながら,その場にいる誰よりも彼はSNSを活用し、フォロワー数も多い。もちろんこの元政治家が良いとは言わない。嫌いだから、そいつの番組を見ていたと知られるのが嫌だから(笑)、ここに名前すら書かないのだが、でも良い悪いは別として、そこにいる誰が一番、(ずる)賢いのか考えて、なるほどな世の中はこう渡っていかないとダメなのね、と思った次第。

まぁ,言いたいことは、なんだな… SNSはいったん始めたらストイックに続けないといけないわけで、それはそれで基本中の基本なんだけど、SNSだけやって、仕事をやった気にならない方がいいよ、って事なのだと思う。SNSが盛り上がっていると多くの人は盛り上がっていると勘違いする。が、現実はそんなに甘くない。SNSなんて,単なる表面上のゲームにすぎない。

しかしそのゲームは、妙なリアリティを与えてしまう。フォロワー数を見れば、実体がないのは歴然。某メーカーや某プロモーターさんはアーティストごとにTwitterアカウントを作っているが、それって勇気あるよね。そのアーティストの人気の度合いが、数字で見えてしまうわけだから。このマイナス印象の悪影響は計り知れないと思うが…

何が言いたいかというと、選挙を見ながら、効果的な宣伝の方法って何かな、というのを考えているわけです。

ホントに今、宣伝活動の何が効果的か、ということをあれこれ考えだすと、どうどう巡りになって、まったくもって答えが分からない。宣伝のやり方も、これといった王道がないだけに本当に悩む。数日前もレコ社の人たちと宣伝ミーティングしていて、何度も「あれどうかな?」みたいな意見が出ては、「でもそれ、あんまり意味ないし…」「いや、それ言っちゃ駄目でしょ」の堂々めぐり(笑)時間ばかりが意味もなく過ぎて行く…。そんなわけで会議を延々やるより、やっぱり外へ出て、媒体の人にとっとと売り込み作業をした方がいいのだ。

そして昨日はこんな佐々木俊尚さんのツイートを見つけたり…


友達の意見を変えたかったら、会って話さないときっとダメでしょう。ましてや政治的な意見であれば、なおさら…

そうそう、ホスト役の元政治家がさらに言ってたな。あぁやって小池さんがやってた緑をイメージカラーにする、っていうやり方はファシズムに良くあるやり方だ、って。でもって結果はご覧のとおり。大衆は分かりやすいのが大好きなのだ。

ま、結局のところ近道なんぞはないってことだね。やるべきことをやって後は天命に任せるだけだ。申し訳ないけど、オレが紹介している音楽も「辺境」みたいなコンセプトも、正直非常に分かりにくい。緑の旗ふって、みんな一緒ですよ〜みたいなことにはならない。悩んで、悩んで、どうして人間は生きてるのだろうかみたいな境地に辿り着いた人が、もしかしたらこの音楽に辿り着いてくれるのかもしれない。まぁ、いいや… とにかく自分の出来ることをひたすらやるだけだ…

そしてオレの気持ちは今日も北極へ〜 らららららら〜っっ♪ 皆さん,今日も頑張っていきましょう。写真は「意識高い系グリーンランドのワンコたち」


現在ウチのライブ公演は以下の通り。

10月 ロビン・ヒッチコック来日公演(東京のみ)
11月 辺境の歌コンサート with 松田美緒、ナムガル、ナヌーク(残券わずか)
11月 THE MUSIC PLANT20周年公演 with ヴェーセン、ルナサ、ナヌーク
12月 ウォリス・バード来日公演(東京,京都)