昨日は嬉しいことがあった。ブログにこの本を紹介したら、編集者さんからお礼のツイートをいただき、かつ登場人物(笑)の一人であるヴァイオリンの佐々木絵理子さんからもブログを見たと言って連絡をいただいた。恐縮!! なんでも発信してみるもんだよね…。それにしても著者さんや編集者、そして関係者さんとつながれるなんて、すごい時代だ。今さらながら感動。
でも本当にこの絵本素敵なので、みなさんにおすすめです。大人が読んでも全然おかしくないよ。すごくよく取材されてる。ディテールが、めっちゃ良い。開いていると、時間が経つのを忘れちゃいます(笑)
あと、昨日見つけたものでよかったもの。ちきりんさん出演のこの動画。めっちゃよかった。ちきりんさんの話すこと、すごくよくわかる。ひるがえって気象予報士の彼は全然ちきりんさんの言うことがわかってないね。最後まで「で、僕はどうやって食べてくの?」ってことにこだわってた。これ、わからない人にはわからないだろうが、私はちきりんさんにめっちゃ同意。マネタイズは市場が考えればいいこと。あなたは好きなことをつきつめなさい…ということ。そして強く発信していれば、必ず誰かがあなたを見つけてくれる。特に後半、チェックしてみて。仕事で悩んでいる人とかには、良いと思います。バランスを取るために、こんな記事も紹介しておこう。これもすごく納得なのだ。川内有緒「世界はあなたを発見しない」
★
それにしてもいろいろ混乱してる。エンタテイメント系で働くフリーランスの友だちも大変だ。みんな仕事が飛んだ、3月の仕事は一本もない、と嘆く人もいる。かなりシリアスな状況であることは間違いない。
でもきっとこういう事は、今回で終わりではない。実際、現在のこの状況もいつ収束するのだろうかという感じだが、私たち、生活には必要のないエンタテイメント業界において、これからもこのようなリスクはおそらく続いていくだろう。
私の勝手な想像だけど、おそらくコロナウィルスは拡散されてしまうだろう。状況はひどくなる要素しかそろっていない。でもそうこうしているうちに経済の揺り戻しが起こり、おそらく4月には状況は悪化しつつも無理やり通常生活が戻ってくるように思う。そんな風に経済の力や人間の欲の力の方が、ウイルスよりも圧倒的に怖い。トイレットペーパーがなくなるのも人災だ。
そういえば、今までもいろいろあった。
アイスランドの火山灰、東日本大震災、大型台風、新型インフル…。いろんなことがあった。これからも常にそういうことは起こりうる。特にこんな風に大きく社会に影響が出ることは、おそらく5年に一度くらいはおこるということ前提で、普段の自分の生活を作っておかないといけないんだよ。いい加減、それを学ぼう。トイペって、震災以降は、みんな買いおきがあるもんだと思ってたよ。(それとも買い置きがあっても人々は買いに走っていたのだろうか…)
一番やばいのは、そんな時、他人に自分の運命を握られていることだ。こういう時、人からのギャランティで生活している人はサラリーマンもフリーランスも、第3者に運命を握られてしまう。だからやっぱり自分リスクのレベルで考えられる、自分が決定権を下せる自分の事業を持っていないとダメなんだよなぁと思う。人から与えられるだけの仕事だけじゃ、この時代、リスクがあまりにも大きすぎるぜよ…。
とはいえ、普段の平時には自分の仕事は赤字になることも多く、人のいうことを聞けばギャラをもらえるというのは当然のことで、このバランスをどう保っていくかが難しいわけだ。ベストは、両方持って、それぞれを選べる状態であることなのだ。それがなんとなく出来ている自分は幸せものだと思う。周りからの理解がなければ、こうはいくまい。
雇われ仕事だったとしても、クライアント1つに50%以上、依存しないように…とかね。常にリスク分散。これ基本かもしれない。そして物を持たずに(でも緊急用の準備はおこたらず)いつでも身軽に、自分一人くらいどうにでもなる、という気持ちでいないといけないのかもしれない。
そしてこのテの問題がおこるたびにデマに振り回される社会が改善されるまで、おそらくあと20年くらいはかかるだろう。その間、私たちエンタテイメントという生活必需品ではないことで食べているのだ、ということを自覚し、そういう物なんだ、ということを理解し備えるしかない。
そして、こういう事態と共存していくしかない。コロナに限らずインフルでは年間何千人も亡くっているらしい。ミュージシャンにはサイン会が終わった後、ただちに「手洗い&うがい」を指示してきたが、今後接触はNGということもありうるだろう。インフルが怖いから冬の公演はもうやらないことにしようと思いつつ、夏は台風のリスクもあるしなぁ!(笑) …と、まぁ、リスクはもう絶対回避はできないんだ、ということを認めよう。その上で、自分の生活をどうするのかを決めていこう。
とはいえ、今日来た友達(家庭内のことと会社役員業を成立させている素晴らしい女性)のメールによると、ほんとうにお母さんという立場の人は家族のために暇を見つけてはあれこれ買ったりして大変らしい。お母さんたち、本当にたいへんだと思う。この状況が続けば神経やられちゃうよ。その点、自分は一人だからどーにでもなると思える一人もんは楽だ。
と、思いつつも、こういう考え方が成熟したのが北欧社会なのかな、ってちょっと思った。なんというか、達観したものがあって、落ち着いているけど、その分、虚しさとか諦めとか寂しさみたいなものがある、という。また一人もんは楽だ、というのが達観しちゃうと人は子供を作らなくなるし、となると人類は滅んでしまうから、やっぱりこの考え方は違うのか、とか。あれこれグルグル考える。そうして、いつかは何も感じなくなっていってしまうのか。
今日の元気になれる音楽はメアリー・ブラックの「Don't Say Okay」。「もうテレビは諦めた。何の意味もなさない」「やっと頂上に登ったと思ったら、向こう側へと転げ落ちる」「でも、まぁいいや、って言って、諦めてしまわないで」そういう内容の歌。
サウンドがいい。曲のバックトラックでドーナル・ラニーのブズーキが失踪していく。かっこいいねー そして最後のキーラン・トゥーリッシュのフィドルがめっちゃいかしてる!! 元気が出るよ、メアリー。ありがとう。
【ブログ更新】 鈴木のりたけ『やっぱりしごとば』すごい素敵な絵本!! https://t.co/P5WFXHjhnb pic.twitter.com/3qYcaTI6cp— 野崎洋子 (@mplantyoko) February 24, 2020
でも本当にこの絵本素敵なので、みなさんにおすすめです。大人が読んでも全然おかしくないよ。すごくよく取材されてる。ディテールが、めっちゃ良い。開いていると、時間が経つのを忘れちゃいます(笑)
あと、昨日見つけたものでよかったもの。ちきりんさん出演のこの動画。めっちゃよかった。ちきりんさんの話すこと、すごくよくわかる。ひるがえって気象予報士の彼は全然ちきりんさんの言うことがわかってないね。最後まで「で、僕はどうやって食べてくの?」ってことにこだわってた。これ、わからない人にはわからないだろうが、私はちきりんさんにめっちゃ同意。マネタイズは市場が考えればいいこと。あなたは好きなことをつきつめなさい…ということ。そして強く発信していれば、必ず誰かがあなたを見つけてくれる。特に後半、チェックしてみて。仕事で悩んでいる人とかには、良いと思います。バランスを取るために、こんな記事も紹介しておこう。これもすごく納得なのだ。川内有緒「世界はあなたを発見しない」
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それにしてもいろいろ混乱してる。エンタテイメント系で働くフリーランスの友だちも大変だ。みんな仕事が飛んだ、3月の仕事は一本もない、と嘆く人もいる。かなりシリアスな状況であることは間違いない。
でもきっとこういう事は、今回で終わりではない。実際、現在のこの状況もいつ収束するのだろうかという感じだが、私たち、生活には必要のないエンタテイメント業界において、これからもこのようなリスクはおそらく続いていくだろう。
私の勝手な想像だけど、おそらくコロナウィルスは拡散されてしまうだろう。状況はひどくなる要素しかそろっていない。でもそうこうしているうちに経済の揺り戻しが起こり、おそらく4月には状況は悪化しつつも無理やり通常生活が戻ってくるように思う。そんな風に経済の力や人間の欲の力の方が、ウイルスよりも圧倒的に怖い。トイレットペーパーがなくなるのも人災だ。
そういえば、今までもいろいろあった。
アイスランドの火山灰、東日本大震災、大型台風、新型インフル…。いろんなことがあった。これからも常にそういうことは起こりうる。特にこんな風に大きく社会に影響が出ることは、おそらく5年に一度くらいはおこるということ前提で、普段の自分の生活を作っておかないといけないんだよ。いい加減、それを学ぼう。トイペって、震災以降は、みんな買いおきがあるもんだと思ってたよ。(それとも買い置きがあっても人々は買いに走っていたのだろうか…)
一番やばいのは、そんな時、他人に自分の運命を握られていることだ。こういう時、人からのギャランティで生活している人はサラリーマンもフリーランスも、第3者に運命を握られてしまう。だからやっぱり自分リスクのレベルで考えられる、自分が決定権を下せる自分の事業を持っていないとダメなんだよなぁと思う。人から与えられるだけの仕事だけじゃ、この時代、リスクがあまりにも大きすぎるぜよ…。
とはいえ、普段の平時には自分の仕事は赤字になることも多く、人のいうことを聞けばギャラをもらえるというのは当然のことで、このバランスをどう保っていくかが難しいわけだ。ベストは、両方持って、それぞれを選べる状態であることなのだ。それがなんとなく出来ている自分は幸せものだと思う。周りからの理解がなければ、こうはいくまい。
雇われ仕事だったとしても、クライアント1つに50%以上、依存しないように…とかね。常にリスク分散。これ基本かもしれない。そして物を持たずに(でも緊急用の準備はおこたらず)いつでも身軽に、自分一人くらいどうにでもなる、という気持ちでいないといけないのかもしれない。
そしてこのテの問題がおこるたびにデマに振り回される社会が改善されるまで、おそらくあと20年くらいはかかるだろう。その間、私たちエンタテイメントという生活必需品ではないことで食べているのだ、ということを自覚し、そういう物なんだ、ということを理解し備えるしかない。
そして、こういう事態と共存していくしかない。コロナに限らずインフルでは年間何千人も亡くっているらしい。ミュージシャンにはサイン会が終わった後、ただちに「手洗い&うがい」を指示してきたが、今後接触はNGということもありうるだろう。インフルが怖いから冬の公演はもうやらないことにしようと思いつつ、夏は台風のリスクもあるしなぁ!(笑) …と、まぁ、リスクはもう絶対回避はできないんだ、ということを認めよう。その上で、自分の生活をどうするのかを決めていこう。
とはいえ、今日来た友達(家庭内のことと会社役員業を成立させている素晴らしい女性)のメールによると、ほんとうにお母さんという立場の人は家族のために暇を見つけてはあれこれ買ったりして大変らしい。お母さんたち、本当にたいへんだと思う。この状況が続けば神経やられちゃうよ。その点、自分は一人だからどーにでもなると思える一人もんは楽だ。
と、思いつつも、こういう考え方が成熟したのが北欧社会なのかな、ってちょっと思った。なんというか、達観したものがあって、落ち着いているけど、その分、虚しさとか諦めとか寂しさみたいなものがある、という。また一人もんは楽だ、というのが達観しちゃうと人は子供を作らなくなるし、となると人類は滅んでしまうから、やっぱりこの考え方は違うのか、とか。あれこれグルグル考える。そうして、いつかは何も感じなくなっていってしまうのか。
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今日の元気になれる音楽はメアリー・ブラックの「Don't Say Okay」。「もうテレビは諦めた。何の意味もなさない」「やっと頂上に登ったと思ったら、向こう側へと転げ落ちる」「でも、まぁいいや、って言って、諦めてしまわないで」そういう内容の歌。
サウンドがいい。曲のバックトラックでドーナル・ラニーのブズーキが失踪していく。かっこいいねー そして最後のキーラン・トゥーリッシュのフィドルがめっちゃいかしてる!! 元気が出るよ、メアリー。ありがとう。