最近の自分のこと



つらい映像だ。

佐伯さんのこのことはよく知らないけど、TVでなんどか拝見したことがある。明るくて元気できれいな人だなぁと思っていたのだが、この映像をみていろいろ考えた。

申し訳ないけど、正直、なんか違うんじゃないかな、と思った。良く知らないのに批判めいたことを書くのはなんだけど、自分の考えをまとめておきたくて、このブログを書く。たぶん私と同じように考える病気の人もいるかもしれない、ということで。

まずこういう病気の告白をすると「なんて勇気がある人なんだろう」とか「がんばってください」とかメディアは持ち上げるわけだけど…

(1)実は告白してしまった方がストレスがない、ということ。
告白するとよく勇気があると言われるが、全然そんなことない。人に隠してることこそストレスだと思う。病気になったら告白してしまい、みんなに助けてもらう方がずっと楽だ。少なくとも私はそう考える。

私も癌になって、このブログやfacebookにあれこれ書いた時、こっそり多くの人からメッセージをもらった。実は私も同じ病気です、と。びっくりするほど多くの人が癌だった。でも人には言えないで仕事を続けている。それはめちゃくちゃ大変なことだと思う。もちろん黙っていたり隠していたりする人を責める気にはなれない。そっちの方が彼ら彼女らには楽なんだろう。それは自分で決めて自分で判断すればいい。人がとやかく言うことではない。でも少なくとも私は言ってしまった方が楽だ。だからそうしている。そしてみんなに助けてもらっている。

(2)こういう映像をみて勇気をもらうのは元気な人。
よくこういう映像は「同じ病気の人を励ますために」とか言うが、それもまた違うように思う。こういう映像を見て、励まされるのは、実は病気の人ではなく元気で健康な人だ。「病気になっても前向きに頑張ってるんだ」「病気になっても大丈夫なんだ」と多くの健康で元気な人はそう思う。それがナチュラルだと思う。

(3)別に頑張らなくていいように思う。
生活習慣病ならともかく、病気はなぜか起こる。自分の身体の中は大自然と一緒。だから何も悪くないし、それについて責任をとらなくてもいい。自然にまかせていればいいじゃないかと思う。だから頑張らなくていいし、ましてや人に頑張れって言うのも間違っているように思う。少なくとも私はそう思う。


ちょっとそんなことを思ったので書きました。頑張るとか、言わなくてもいいんだよ、と思う。もっと自然体でいこうよ。だめかな… そういうの。ただこういう立場の人は「負けました」とか言えないんだろうな、と思う。それを思うと、なんだか余計につらいわ…



というわけで、久しぶりに最近の自分について書きたいと思う。昨日ケルト市の延期を発表したのだけど、正直、自分の緊張の糸が続かなかったというか、本音を言えば延期になって少し自分でもホッとしている。なにせ自分の体調も100%ではないからだ。とはいえ、優秀なスタッフを押さえていたため、現場が始まってしまえば、私が必要とされるのは、頭の1時間くらいで、あとはスタッフにすべて任せ私がいなくても大丈夫だろうという自信はあった。ほんとにスタッフのみんなには何ヶ月も前からスケジュール押さえておいてもらったのに申し訳なさすぎる。が、自分の主催者としてのキャパシティがここが限界だ、と私に伝えていた。そして延期となった。

とにかく身体はまだまだだるい。肩こりはひどいし、腰がいたくなったり、喉が極端に乾いたり、頭が痛くなったり、なんとなく熱っぽかったり。高血圧もまだまだだし、いろいろあるが、それでもおかげ様で、だいぶ調子はいい。

朝型生活にしてしばらくたつが、まずはこれが思ったより効果あるように思う。それか、偶然にも、自分が調子よくなる時期が、朝型に変えた頃と偶然一致していたのかもしれない。「寝るのは午前2時〜起きるまで」という以前の生活とはだいぶ違う。内臓に良い睡眠コアタイムは夜10時〜朝2時らしい。この時間帯を寝てすごせば、内臓はしっかり休めるのだとか。ただ最近8時間以上寝ると腰にくるようになってしまい、これが問題。ベットを買い替えるしかないのかなぁ。今まで問題だったことはないのだけど。

なので、朝布団の中でストレッチをすることを日課にしているが、これが結構効く。そして起きたらまずはラジオを体操をするようになった。これも効果がどうかと思うのだが、同じことを毎日やっていると、少しずつできなかったことができるようになったり、自分の復活度合いが感じられるのがいい。

最近ではようやっとぴょんぴょん飛ぶパートもできるようになった。まだまだフラフラだけど。ちなみにラジオ体操は多胡先生のこの映像を流しながらやると良い。




それにしても足の筋肉がまだまだで、いまだに階段はヒーコラしちゃう。駅でエスカレーターやリフトを探してうろうろ。でも便利だよね。駅の構内余計な注意書きに埋もれてはいるものの、ちょっと顔をあげれば、どこに上りエスカレーターがあるのか、どこにリフトがあるのか、わかりやすいサインですぐわかるようになっている。そして15分くらいなら歩けるようになったし、ちょっと前までは渋谷の反対側から反対側まですらもタクっていた自分が信じられない。もっとも病気になる前の私は1、2駅くらいなら平気で歩いていたし、営業してる日なんか1日2万歩とか平気で歩いていたのだから、早くそこまで回復したいと思う。

そして薬! 薬は実は一ヶ月くらい前からちゃんと飲むようになった。若くてスキンヘッド&筋肉マンの主治医に「野崎さん、お願いだから薬のんで! 治る時は一ヶ月でなおっちゃうから!」と言われたからだ。そこまでお願いされ、「そっか、そんなに先生が言うなら飲んでもいいかな」という気持ちになった。(俺って何様?/笑)で、薬は最近は比較的ちゃんと飲んでいる。そのせいか少しよくなってきたような気もしている。N先生、ありがとう。でもあいかわらず効いてんだか、効いてないんだか、って感じだけどね。

あと前は一粒ずつ飲んでいたのだが、それもよくなかった。最近では一気にせーので5粒くらい飲む。そうすると割と飲める。前は手の平にとった薬を15分くらいぼーーーーっと眺めているとか、よくあった。しかし薬は早く減らしたい。近所の内科医I先生曰く「野崎さんなんて、まだまだ。おばあちゃんでお茶碗いっぱい飲んでる人いますよ」とのこと。先生、おれ、まだばあさんじゃありません。I先生の内科には薬をもらいにちょくちょく行く。大病院における次回のCTスキャンは、5月下旬。どうなることやら。

自炊はあいかわらず続けている。写真はある日のフィッシュスープとアボカドご飯。フィッシュスープに浮かべるディルはやっぱり生じゃないと雰囲気がでないが、これはドライ。自炊して良いのは、何がどのくらい入っているか明確にわかること。これなんか調味料は塩しか入っていないというのがいい。



外を出歩く時は、赤いヘルプマークを鞄につけているのだが、いまだに電車で席をゆずってもらったことがない…というか、一度地元のバスの中で高齢のおばあちゃんに譲ってもらったのだけど、それは申し訳ないということで断ったのだった。しかしいわゆる電車の中では、優先席の前にヘルプマークをつけた私がたっていても、誰も見向きもしないのだ。…とか思いつつ半年以上たったのだが、なんと先日、一度だけ譲ってもらえた。私はその人にたいして背をむけていたのだが、彼からは鞄のヘルプマークが見えたのだろう。後ろからちょんちょんと背中をつつかれ「どうぞ」とその人は私に席を譲ってくれた。というか、その人は「どうぞ」とも言いもしなかったな。席を指差して、なんというか照れた感じのおじさんだった。おじさん、ありがとう!! おじさんに何か幸運が訪れますよう!!

しかし本当に早く健康になりたいよ。前の頭痛も辛さもまったく何もない身体に戻りたい。それには、多少の努力が必要というわけだ。病気以前の、いわゆるストレスもなにもない自由気ままなライフスタイルも最高だったが、こんな風に生活に対して、ちょっと努力するのも悪くないな、と思ってる今日このごろ。もっともまた健康になれることがあるとしたら、あっという間にもとのライフスタイルにもどっちゃいそうだけどね。

それにしても、早く荒川土手を走りたいなぁ、と思う。ほら、こんな感じなんですよー 走るのには最高のロケーション。走りたい、走りたい、走りたい。岩渕水門まで走ってもどってくる、あの感じが懐かしい。岩渕水門なんて、もう何年も見ていないよ。


PS
私を切ってくれた名医の本田ゴロー先生(今は病院を変わられている)はご近所さんで、同じく荒川土手を走っているらしい。かっこいい先生なのだが、走っている姿は本人いわく超かっこ悪いらしい(笑)。会っちゃわないように気をつけなくちゃ。外科医で走っている人は、本当に多い。面白いよね。