相手を取り込む力


コペンハーゲンの空港にて。あぁ、どこかに行きたいなぁ。どこでもいいんだけど。海外にこんなに長く行かないのなんて、30年ぶりくらいじゃないか? 少なくともサラリーマン時代も1年に一回は海外に出ていた。フリーになってからは三ヶ月に一度。それでガス抜きしてきたのに、今はガスがたまりっぱなしだ。とほほほほ…  昨年9月にコロナ禍の合間をぬって数日だったがポーランドに行けたのは奇跡としかいいようながない。

最近元2chオーナー(という肩書きはあっているのだろうか)のひろゆき氏があちこちでコメンテーターとして活躍されている。確かに短くて受けが良いコメントは数字が欲しいメディアには喜ばれるのかもしれない。

が、画面でみる彼を見ていて、いつも気になることが一つ。なんか目を見開いて相手やカメラをぐわっとみつめる仕草だ。これって、アイドルがよくやる「ぶりっこ?」的仕草ではないだろうか…思ってしまったが、心理学的にはなんだったっけか?

で、ちょっとネットで調べたら出てきた。いくつかあった。男性がこれをやる場合と、女性がこれをやる場合と…  だいたいは性的魅力を発揮する時に使われるようなのだが、一つピンとくるものがあった。どうやらこれは相手を取り込もうとする心理状態が発している仕草らしい。

なるほどー

私は「ぶりっ子」は明らかに嫌いだし、ひろゆき氏もファンではないのだが、自分も営業に行くと営業先でやっているかも、とふと思う。こういう「ぶりっこ」を。目を大きく見開いて相手を見る。営業ぶりっ子か?(笑)でも相手を取り込んで自分の思い通りに世の中を自分の思い通りに動かしたいと思った時、きっと私もその仕草をしている。

やばい… そして、わたしは そんな時、自分の中に自分の「ひろゆき性」を見てしまうのだ。時々そうやって、決して好きではない相手が持っている何かを自分の中に見つけてしまう。

「その時、あなたはあなたのジプシー性を見るのだ」You see your Gypsy.... ジプシー性=ジプシーをジプシーたらしめているもの。人間性=人間を人間たらしめているもの。ひろゆき性=ひろゆきをひろゆきさたらしめているもの。

 

スティービー・ニックスって、渋い歌詞を書くんだよなぁ。ちょっと思わせぶりな。

女性ファンが多いのは、そんなところが理由なのかも。美人だけど、なんかよく見ると五頭身で、その「ちんちくりん」な感じとか。ひらひらの服やヒールの極端に高い靴もそういった体型を誤魔化しているのだろうが、これも女性にとっては好感度アップ。一方で男にとっては面倒くさい女なのかもしれない。

ポップなヒット曲という点では、クリスティン・マクヴィが書く曲の方が上だと思うけど、今、大人になっても聞きたいのはスティービー・ニックスだ。

フリートウッドマックっていい。全員がかっこよく頭が良い感じがする。いや、実態はそうじゃないかもしれない。バンドの伝記を読むとヒットアルバムを連発していた頃、バンド内の人間関係はボロボロであった。ここでも、また思うのだ。音楽はミュージシャンよりも大きい、と。音楽の犠牲になっているのはミュージシャン本人かも。ある意味、残酷だよなぁ。

ところで「バッキンガム・ニックス」のアルバム。CD化はイリーガルだという話もあり入手していなかったのだけど、ついにポチってしまった。実際はどうなんだろう。でもこの作品こそフリートウッドマックのアルバムよりも名作である。カセットテープで散々聞いていた作品なので、CDを手にしてちょっと嬉しく思ったり…。