干菓子ドイツ(笑)

いつも楽しい話題を提供してくれる森本智子さん。ドイツ食品のエキスパート。

以前、うちのコーディネイトした講座でドイツパンの講座でお話しいただいたことから交流が始まっていますが、とっても楽しい方です。
▶︎講座のレポートはこちら

森本さんが翻訳した中世のビール作りの本も面白かった。
▶︎本についてのインタビュー
▶︎こちらはその感想

その森本さんがこんなユニークなプロダクトを作りました。その名も「干菓子ドイツ」。ベルリンの熊ちゃんやブランブルグ門などドイツ好きならたまらない干菓子です。

森本さん、ある日仕事で「ひがしどいつ」と打っていたら「干菓子」と出たそうで、このアイディアが降ってきたそうです。(ほんとか!? 森本さん、話めっちゃ面白いからなぁ。盛ってる感じもしないではないんだがなぁ・笑)

送料もかかるので、ちょっとするけど、ちょうどバレンタインデーとやらも近いので、今年はチョコレートではなく、これにしてみては? ちなみに同じ送料で4個まで送ってもらえるので、まとめて注文するのが良いかも。

 ●ブランデンブルク門: 首都ベルリンのシンボル的存在。フリードリヒ・ヴィルヘルム2世により建てられ、第二次大戦後の冷戦時代は東ベルリン側にあり、東西ドイツ統一後改修され、ベルリンを代表する観光名所になりました。落雁にかたどられたブランデンブルク門は、左右で風味が異なっています(リンゴ、シナモン)。これは、分かれていた東西ドイツ、東西ベルリンが今は一つになっている、と言う意味が込められています。左右を順番に食べても一緒に食べても楽しめる味です。(落雁:砂糖を主原料とした生地を型で押し固めた和菓子)

 ●ベルリンの熊: ベルリン市の紋章は黒い熊で、1280年頃からの長い歴史があります。ベルリン市内には様々な熊のオブジェがあります。これは雲平で作られています。白い熊は白芥子、黒い熊は青芥子が混ざっています。お手元に届いたばかりのときは、まだほんのり柔らかく、時間がたつとパリパリと固めになって、食感の変化も楽しめます。(雲平:砂糖と米粉と水だけというシンプルな材料の和菓子、形を自在に変形できるため工芸菓子によく用いられる) 

 ●トラバント:旧東ドイツを代表する「トラビ」の愛称で呼ばれた国民的自動車。西側にもファンを持つカルト的存在。図面から抜け出たような菓子にしました。ドイツではよく知られたクルマバソウのシロップを混ぜた琥珀糖です。光に透かすとシロップの緑が鮮やかに見えます。製法は日本、味はドイツといった感じです。(琥珀糖:砂糖液に海藻が原料の寒天を溶かして煮詰め、時間をかけて乾燥させた和菓子) 



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