近況報告

昔は全然飲めなかったんだけど、最近のわたしはなんとコーヒーを飲み始めた。コーヒーは1日3杯までなら、消化器系に良いというのである。そして同じカフェイン系でも紅茶は香りのついたただの意味のない水だということを知り、コーヒーに挑戦してみようと思ったのだ。

で、ミルを購入したら、友人が自分で焙煎したというコーヒー豆をくれた。すごいぞ。これでこれから毎朝ガリガリするべし。

ちなみに午後3時からはカフェインを取らないように気をつけている。睡眠は大切だからね。

ケンソーの小口健一さんが亡くなってから、なんか健康に気をつけようと思うようになった。小口さんはラーメンとポテトチップスが大好きだった。どちらも身体に悪い事この上ない。そして62歳で逝ってしまった。

そうやって逝ってしまう人は、友人たちに「おまえらは健康に気をつけろよ」と言っているのかもしれない。

…言わないか… 小口さんは「おまえら」なんて。

小口さん、いつも丁寧な人だったよなぁ。年下の私にもずっと敬語だったし。あ、清水さんもそうだけど。

でも健康は大事だ。つい3週間くらい前まで、私はずっと山陰や九州や北海道をツアーしており、ずっと家に帰っていなかった。そして、ツアーが終わりの方になって、普段から調子悪いお腹がぐずぐずになってしまったというのがある。

私は2017年…あれ、2018だったかな…に大きな手術(膵臓がん)をして以来、とにかくずっと下痢をしている状態のままだった。まぁ、基本的に生活に支障はないけど、朝以外にもトイレになん度も行っていたし、基本、毎度の食事の後のトイレは必須。朝ごはんを食べてはトイレに行き、ランチをしてはトイレに行き、そして夕飯を食べてもトイレに行っていた。

当然、初めていくレストランではトイレの位置を確認する…くらいのことはしていた。

もう何年もずっとお腹が悪いので、あまり気にしていなかったのだけど、とにかくゴサード姉妹のツアーのあと、いつも以上にお腹が悪くなった。

で、なんでかな、と思ってよく考えてみたんだけど、確かにツアーがハードだというのはあれど、彼女たちの食生活につきあっているのが悪いのかもしれないという考えにいたった。

彼女たちは、ここにも何回か書いているけど、実は食べられる食べ物がものすごく限られているのだ。

でも、それはいい。変なものを食べて具合が悪くなられるよりはよっぽどいいからだ。あのポール・マッカトニーだって、生魚食べて具合が悪くなって公演キャンセルとか、あったじゃないか。ま、実際、生魚がどうであれ、気を付けるにこしたことはないのである。

そんなわけで、彼女たちと食べるものといったらだいたいメニューは決まっていた。毎日毎日、公演終わって深夜にラーメン、ピザ、パスタという食事を続けていた。

そこで、私はふと思ったのだ。もしかしたら小麦粉がいけないのかも…と。なので、小麦粉を少し控えてみた。そしたら、なんだか体調もいい。ぼんやりとだるい感じがあったのが、なくなった気がする。よくグルテンは問題だって、言うもんね… それかもしれない。

ついでに、以前友人の奥さまが教えてくれた、とある玄米も再度スタートしてみた。この玄米は以前も買って食べていたものの、あまりお腹に効果はなかったので挫折してそのまま辞めていたものだ。でもなんか玄米いい! 身体が浄化されるような気がする。

さらに! 砂糖もついでに控えるようにしてみた。私は気づくと1日のうちに甘いものをなん度も食べる。毎食後に甘いものを必ずかましているといっても過言ではない。加えて、果物も相当好きだ。

糖分、すごいことになっているかもしれない。それに果物は最近、びっくりするほど高いので、辞めてみるのは経済的にもいいかもしれない。というわけで、今、家にある果物は柿とりんごとブルーベリーとキューイだけだ……あれ、それでも結構あるな(笑)

さらに重ねて… ほぼ2日に1パック食べていたヨーグルトも辞めてみた。ついでに牛乳も。牛乳は今、問題だと言われることが多い。

そしたら、なんと下痢がここ数日、落ち着いてきているのである。私と同じような手術をした人で、18年下痢してますというブログを読んで、そっか、私ももう死ぬまでお腹悪いかな…と思っていたのだけど。

というわけで、昨日は久しぶりに地元のI先生に薬をもらいにいったのだけど、先生に交渉して下痢止めの量を減らしてもらった。先生曰く、調子を見て、飲むのを辞めてもいいよ、とまで言ってもらえた。いえぇい!

次のCTスキャンで、大病院の主治医であるDr.Oに会うのは、11月の中旬だが、見ておれよ、O。

とはいえ、私の肺には、まだまだ怪しい箇所があるらしく、それは前は「点」だったんだけど、今は壁面にへばりついている「皮」みたいな状態のやつが一番怪しいらしい。

「点」二つは二つとも転移だったから、「皮」の方も怪しいっちゃ怪しい。ガンにしてはちっとも大きくならないのが不思議なのだが、次のCTで、O先生とI先生が1mmでも大きくなったと判断すれば、すぐ手術室送りだ。まったく抜かりない。

っていうか、地元のI先生も、大病院のO先生とI先生も、誰も「小麦粉控えてみれば?」なんてアドバイスはくれなかったぜよ。おいっっ(笑)

まぁ、でもわからない。本当にそれが効果的なのか、もしくは単に自分が回復し調子が良くなる時期だったのか、理由はわからない。

でも、なにはともあれ、お腹が落ち着いているのは良い。というわけで、いわゆる「Improving myself月間」というわけだ。

以前20代のころ東京で一緒にルームシェアしていた英国人女性が呼んでいたアワ・キャンペーンで、そんなのがあったなぁ。

私たちは時々ヨーグルトになにやらあれこれ健康的な全粒粉やバナナなどを入れ、健康な朝食を食べていた時期があった。ダイエットも兼ねて。それを始めると、彼女はいつも「Improving ourselves月間だ」と宣言していた。

でも、そもそも健康的な食材がそもそも結構高額だったし、私たちは若くて貧乏だったから、毎回150円するヨーグルトを買うよりも、6枚入って100円のトーストを買う方が腹持ちが良かったのだ。なので、いつもImproving ourselves月間は、続かなかった。

でも、今は、割と好きな食材は買える身分にある。あれ、でも野崎さん、この前、美味しいもの食べてませんでしたっけ?という友人がいるかもしれない。そうね、Twitterにもfacebookにも、そんな写真を載せたわよ。

元々美味しいもの好きの私が、美味しいものを我慢できるわけがないでしょう。というわけで、自分に課したルールはこれ。

普段は、小麦粉、乳製品、砂糖は控える。でも、外食して友達とご飯する時は食べてよい、と。

とにかく食べるのであれば、バカな食べ方はしない。うんと良いもの、小麦粉、乳製品、砂糖のリスクを取ってでも、あまりあるくらい美味しいものならOKというルールを設定した。ナイスでしょ?

先日もCDセールで、土曜日は友人が夕方終わり時間近くに遊びにきてくれたので、彼女を引き留めて巣鴨の美味しい中華を食べに行ったのだった。デザートを我慢した手前、途中「甘いもの」が欲しくなり帰宅途中のコージーコーナーのショートケーキが食べたいなぁ、と思った。

私がベースにしている王子も赤羽も悪いことに「コージーコーナー」があり、割と夜遅くまで開いている。ついつい仕事終わりにケーキを買って帰ってしまうことが、今まではよくあった。でもそれを今回はぐっと我慢。

ケーキを食べるなら、せめてコージーコーナーより良いケーキじゃ無いとダメだ。

そして、翌日、巣鴨のおそらく都内でも有数のショートケーキの名店からケーキを買って購入し、食べたのだった。満足。それは、めちゃくちゃ美味しかった。あそこのケーキは本当に美味しい。あんなに美味しいのなら、小麦粉を食べるというリスクを取っても、いや、死んでも良かろう。

さらにタンパク質を補うために、こんなものも食べ始めたので、ご紹介。手作り豆腐!

よく冷えた豆乳200mlに、にがりを小さじ2杯(10mg)を入れて、よくかき混ぜて、500wで、1分30秒チン。

その後、5分放置してから、50秒再び500wでチン。これで完成。簡単でしょ?

実は以前、私は「豆腐製造機」と紹介されていた器をアマゾンで700円くらいで、だいぶ前(7、8年前だと思う)に購入したのだった。それは蓋に詳しくこのレシピが書いてある、プラスティックの箱みたいな器だ。

が、ほんとに騙されたなとあとから気づいたのが、実はこの製造機がなくても、豆腐はできる。マグカップなどで全然出来るのだ。やられたーって気分。まぁ、なんというか、四角にかっちり出来るから、それだけのための四角い器? これはこれでいいのか? 

それにしても、四角い器って、本当に洗いにくい…ホント今も、豆腐製造機をアマゾンでググると、結構な数の商品が出てくるんだけど、実際、こんなの必要ないですから。マグカップでできます。

というわけで、手作り豆腐。出来立てをいつも食べているせいか、いつも豆腐はユルユルではあります。

これ以上、長生きはしたくはないのですが、生きてる時間は、誰にも邪魔されず好きなことをやっていたい。そのためには健康は必須である。


材料はこちら2点。

豆乳はこちらがウチのスーパーにはよく置いてあるので、こちらを利用しています。
普通の牛乳よりも賞味期限が長くて良い。


そしてこちらのニガリ。使っても使っても減らない… 



せっかくだから、出来立てを、海水で出来たお塩で食べるのが良い。お塩はこちらを使ってます。いつ購入したか、覚えてないんだけど… 沖縄の塩らしい。カリウムもたくさん入っていてバッチリである。



果たして、私のImproving myselfのキャンペーンは、いつまで続くか? 

遠くから小口さん、見守ってくいてください。昨日相模大野の駅を通り過ぎた時、ケンソーを思い(ケンソーとは、県立相模原高校の略である)、清水さんのブログを読んで、また泣いた。

小口さん、ありがとう。いろんな想いが交差する。小口さんがプロになっていたら、私はきっと小口さんに出会えなかった。

でも私からみても、小口さんはプロにならず、誰にも口出しさせずかっこよく自分の道を追求するアマチュアミュージシャンが一番似合ってた。これ以上の人生はなかったよ。

小口さんの作ってくれたすごい曲たちに、乾杯!



 

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◎野崎は、現在作曲家:日向敏文さんのマネジメントおよび宣伝をお手伝いしております。
6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリース。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中

2年前にレコーディングした無印良品BGM29 スコットランド編がやっと公開になりました。良かったら、聞いてください。プロデュースはLAUのエイダン・オルークにやってもらいました。現在無印良品の店頭で聞くことができますし、配信でも聴けます

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