映画『パリタクシー』いやーーー やばかった。これは泣いた! おとぎ話チック。でも最高!


いやーーー まじでよかった!! 『パリタクシー』すごくよかったです。

この作品、いつも信頼できるレビューを友達にしか読まれないMixiの日記にアップしている(というか、私は彼の日記を読むためだけにMixiのアカウントを保持している)、ライブ・ミシュラン(彼はいつもこっそりウチの公演にもチケットを買ってくれて来てくれる)と私が呼ぶ友人が激推ししてたので、これは見に行かねばと思って見に行った。

そしたらやっぱり良かった! 

っていうか、全然この映画、私の情報圏内に入ってきてなかったよ。全然宣伝されてないでしょ? 良かった、見逃さなくて。いずれ配信で見れるのかもだけど、やっぱり映画は映画館で見たいのさ〜

というか、なんか最近映画はポップで前向きなのが好きになってきたかも。

これはそんな映画の代表格です。確かに今年NO.1…もありうるかも。フランス映画ということで『最強の二人』以降、最高のポップさかもしれない。



とにかくこの映画、主演の二人がいいのよーーーー。今思い出しても泣けちゃう。

おばあちゃん役は1928年生まれのリーヌ・ルノーさん。そして親父役はダニー・ブーンさん。こちらは私と同じ66年生まれ。

おばあちゃん役のルノーさんが、もうやっぱりオーラが違うのよ。いや、私は彼女が初めて画面に出てきた瞬間からハッとしたわ。

ストーリーはホームに入所するという92歳のおばあちゃん。そのおばあちゃんがタクシーを呼ぶ。そしてちょっと昔住んでたところが見たいとか、寄り道をする…あれこれあるうちに最初ぶっきらぼうだった運転手が少しずつ心を開いていく。

二人の間に確固たる友情が生まれてからは、もう…

それにしても女の人の人生はすごいな。でも、これがこの時代の女の人の生き方だった。離婚もできず、DVうんぬんも男の陰にかくれて公にされていなかった時代。そして、少しずつ声をあげていったそういう激動の時代。

この映画を見て、ちょっとこの先の50年とか、どうなるのかなぁと思ったよ。女の人を取り巻く環境はもしかしたら、私たちより前の50年よりも、この先の50年の方がすごく大きく変わるかもしれない!! そういう可能性だってあるよね。

あぁ、女の人の人生! 92歳のおばあちゃん、素敵すぎる。最後はすごいオチで、ちょっとおとぎ話臭いんだけど、いや、そんなことどうだっていいじゃん! もう素直に泣いて笑って、感動しちゃいましょうよ。

東京は角川有楽町シネマでやってた。みなさんもぜひ!!