かっちょいーーー!
— 野崎洋子 (@mplantyoko) November 26, 2025
Time Dance featuring Donal Lunny, Bill Whelan, Liam O'Flynn, Andy Irvine
The Ballymun Regatta
やっぱリアム・オフリンのパイプだよなぁ!! フィドルは、これは、ナリグ・ケイシー?https://t.co/X7MzTZr97s
好きなんだよなぁ、ビル・ウィーランの、リバーダンス前のリバーダンスっぽい曲。この曲も、「リバーダンス」みたいに、ユーロヴィジョンのホスト国による幕間の曲じゃなかったっけ。
ユーロヴィジョン、日本ではほとんど認知されていませんが、欧州では大変な音楽コンテストで、全欧州で放送され、優勝したバンドには欧州ツアーが約束され、未来の成功も(ほぼ)約束されています。
まぁ、バンドっていうか、「ソング」に与えられるコンテストなんだよね。作詞作曲者に与えられる賞、という。
が、日本で知られている当該コンテストの優勝者はアバくらいじゃないかな… 知らんけど。
で、前年度の優勝国を出した国が、翌年のコンテストをホストするという決まりが確かあって(今でもそうなのかな?)一時アイルランドが連続して優勝していた時期があった。これが結構(当時の)貧乏国には負担になっているという議論も確かあったのですが…
しかし、そんなわけでその時のそのホスト国の音楽のすべてを集結したのが、この幕間の7分間(8分間だったか?)なわけです。
ユーロヴィジョンで優勝する曲は、微妙にダサいという評価と、いわゆるポピュラーソング(笑)。あれだけ世界的なヒット曲を出している英国は絶対にふるわないという、このアンビバレントな感じがなんともいい。
でも大衆がテレビに出ているものを喜ぶという現象は、どこの国も一緒なんですね。
ちなみに私の大好きなファーザー・テッドが、このユーロヴィジョンをおちょくったエピソードもある。この感じ!! この感じがユーロヴィジョンなんです。
わかります?(笑)
しかし!! 幕間の曲は違った。これ、本当にかっこよくないですか? 本編と全然違う。ビル・ウィーラン作曲の「Time Dance」組曲。
特に3曲メドレーの最後の曲は、違うリズムが2つ同時に走っていて、すっごく面白い。
そして、こちらは似たような感じといってしまえば安直な92年のEast Wind。これも何度もここでも紹介しているけど、かっこいいよね。 こちらも先生作曲です。新しいドキュメンタリーが話題のドーナル・ラニーですが、University of Dublinの上映会にポールやトリーナ、リアムも駆けつけたようです。https://t.co/dVXbhbrdzX pic.twitter.com/anmauNu1ym
— 野崎洋子 (@mplantyoko) November 27, 2025
そして、やっぱりアイルランド音楽をこんなふうに進化させたのは、この人だよなぁ、と改めて。アンディ・アーヴァイン。実はイギリス人。アイルランド音楽にこういうリズムを持ち込んだ。
このアルバムの特に「Romanian Songs」から「Paidushko Horo」の流れを聞いてみて。ゾクゾクしちゃう!
違う民族が出会う時、多様性を内包する時、そこに新しいイノベイティブなものが生まれる。すごい。日本でもそういう音楽の発展が起こらないかなぁと期待している。今の時代を生きるミュージシャンの皆さん、こうやって長く聞かれる音楽を作っていきましょう。
それにしてもいいアルバム! タイトル曲もかっこいいんだ。「Rainy Sundays Windy Dreams, Cloudy memories, fading scenes..」
★



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