ポール・ブレイディ 東京滞在記 DAY 6 さようなら〜

 さてずっと続いてきたポールの滞在記ですが、最後の帰国日。でもフライトは夜中なのだった… というわけで、ポールと豪華ランチすることに。

プランクトンの川島さんもお誘いしていたのだけれど、大変お疲れとのことで結局二人でデートになったのでした。はい、はい、はい…

ポールの泊まっているホテルで、素敵な和食屋さんをブッキングしちゃった。





御大も食べ物の写真撮ってる(笑)


いやー 美味しかった!

それにしても笑えるんだけど、この日の朝、ポールから電話がかかってきて「声が出ないんだよ」と言う。言いながらも電話の向こうで爆笑しているポール。笑えることに、私もなぜか声が出ない(笑)

風邪かな?とも思ったんだけど、二人して高くて囁くような声で会話しているのが、めっちゃ笑える。

加えて時々話していると声が戻ったりするので、それもめちゃくちゃおかしい。っていうか、私はこの翌日にも公演があるので、ここで倒れるわけにはいかない。声以外は何も症状もないので、まぁ、のど飴なめつつ普通にしていたのでした。

御大とのランチが終わり、さてここから5時間くらい間がある、どうしよう。事前に映画をググっていたのだけど、どうも日本語字幕(つまり音声は英語)かつポールも好きそうな映画がない。

っていうか、アニメ多すぎだろ。東京の映画館、こんなにあるのに、みんな同じような映画ばかりだ。

普段のポールなら散歩好きだから散歩に行くんだけど、最近足の調子が悪いらしく(なにせも78歳だからね)、歩くのは嫌だという。(ちなみに3月現在、ポール先生は無事膝の手術を完了して復活しているそうです。すごいね!)

で、結果カフェでまったりすることに。すでに会話も少なく(笑) お互いに携帯眺めて、まったり。でもなんだかそういうのも嫌じゃない。ポールが帰っちゃって、なにが寂しいって、会話なんだよね。会話が本当にポールはいいんだ…

で、突然思い立って、マッサージでもブッキングしてあげようかと思ったんだけど、一番近いマッサージは予約でいっぱい。

ホテルの高いマッサージでもいいやと思ったんだけど、こちらは電話がなぜか繋がらない。(後ほどコールバックがあったけど、その時はすでにこちらの時間がない)

っていうか、もっとしっかりこういうの、私が準備しないとダメだよなぁ。そういうところにもう頭が全然回らない。ごめんよ、ポール。はぁ…  若いころは、もっと機敏にいろいろ考えてあげられたのに。

というわけで、カフェ2軒目で(笑)再び、まったり。そしてやっと夕方の6時になって迎えの車が来た。ほっ。

空港へ送る車の中で、「もう会えないのかなぁ」とか寂しいこと(かつ可愛いこと)を言ってくれる(笑)ポール。そんなことはないんじゃない?と力無く笑う私。

空港へ着くと、ポールはとっととゲイトに消えていったので、ほっ。ポール、日本に来てくれてありがとう。

お互いもう最後かなと分かっているけど、それはそれで(笑)。とにかく、無事に終わってほっとした。無事が一番なんですよ、ほんと。何も事故がなかった、みんな元気に終われた。ま、声は出てないんだけど。

ポールは次の仕事はテレビでコメディアンのTommy Tiernanの番組に出るのだという。(この番組、すごく内容が面白かったのでぜひ。他にもボブ・ゲルドフやマーティン・ヘイズ、デイヴィッド・グレイなども登場しています。すべてRTEPlayerで見れるのがいいね!)

それが日本から帰国して1週間後くらいだったから、それまでに声が戻らないとね、なんて話してた。

で、その日ずっと二人でなめていた、のど飴を一袋全部あげたのだけど、それが効いたのか、御大は経由地のヘルシンキでは声が出るようになった、とメールが来た(笑)。

私も御大が帰ったら、声が復活してきた。なんなんだろうね、これ。しかも滞在中の写真を早く送れと御大は言うのだが、こちとら佐野史郎さんと山本恭司さんと小泉凡先生の公演で、ばったばたなんだよ。実際、そこから数日はパニックだったのでした。

あ、そうそう、ご飯食べる時、小泉八雲の話をしたら、ポールは大親友のシャーキー元駐日アイルランド大使から八雲のことを聞いていたらしく、「すごいな、お前。俺は八雲の大ファンなんだよ!」と言っていたのでした。

ちなみにシャーキー大使はポールを初めて日本に招聘した人。1993年くらいだったと思う。懐かしいなぁ。大使館のパーティに行って、ポールに初めて会ったのは、あの時だった。それがここまで来たわけだ。ファンとしてはファン冥利につきる。

そしてこれでバイバイと思ったら、実は近いうちに会えることになった。もちろんアイルランドで。これについては、また今度。

それにしても終わったー ありがとう、ポール。というわけで、このレポートは終わります。読んでいただき、また長年ポールを応援していただき、ありがとうござました。

   

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◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろすことにしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分の主催公演や招聘はもうやりません。ただ2026年も若干の雇われ・お手伝い案件(笑)があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎現在リリースしたCDの販売は終了しておりますが、書籍はあいかわらず販売しております。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

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