アンドリュー・ワイエス展、行ってきました。上野東京都美術館にて


こういう展示って、気づいた時には終わってしまっていることが多いので、もう行ける時に早めに行くのが正解だと思う。とはいえ、ゴールデン・ウィークは激混みだろうということで、GW明けの平日真昼間に行ってきました。これぞ年金生活者の特権! ワイエス展。

チケットはだいぶ前から前売りを買ってあった。今年、私が一番楽しみにしていた美術展のひとつだったかも。公式サイトはこちら

ワイエス、本物を見るのは初めて。その緻密さが、きっとすごいかも?!と想像を膨らませたけれど、本物を見たら割と緻密感はなかった。こまかぁ〜 みたいなのを期待していったのだが。

っていうか、せっかく良く見えるメガネ(映画用)を持っていったのに見えなかった、というのが正確なところか。でもって、ここで必要なのは度が強いメガネよりではない。本を読む時みたいにメガネを外して目を近づけてみないと、年寄りはわからないのかもしれない。

でもこの場合、作品からは常に50cmくらい離れてみないといけないので(柵があったり、床にテープが貼ってあったりする)、よくピンが合わなかった、ということか。

混み具合は平日の昼12時前後で、ちょうどよくストレスはなかった。っていうか、実際ワイエス人気どのくらいなんだろう。友人の中には好きだという人は多いが、実際は少ないのかもしれない。

実は、そんなわけで、ピンが合わなかったこともあって(笑)イマイチだった気がしないでもない。いわゆるグッときたのは、ほんの数点で、ワイエスっていうとテンペラだと思っている人が多いだろうけど、水彩画がかなりあって、かつ習作みたいなものも多い。

かつ有名なあの足の悪いお姉さんが草原で寝そべっているあれや、少年が座っているやつとか、その辺の有名作が来日してるわけではないということも、あったかも。

でも点数が少ないということではない。っていうか、国内のコレクションが多かったねー つまりワイエス、そんだけ人気があるのかーって思った。国内にこんなにコレクションが存在しているなんて!!

人気があった作品は、人だかりができてたワンコの灯台のやつ。これなんて実はユニマットグループの所蔵よ。ググったら、創業者の方がミレーとかルノアールとか藤田とかもコレクションしているらしい。知らなかった。

確かに成功したビジネスマンでそういう人、多いよなぁ。

チラシやポスターのメインビジュアルにもなっている玄関に座っているお姉さん(クリスティーナ)のやつ。あれは想像していたよりも大きく迫力があった。あちらはミネアポリスから来たらしいけど。

いつだったか呼んだ美術展の裏側みたいな本に書いてあったけど、企画展はやっぱりどれだけいろんな場所からチマチマと集めてきたか、って一つの指標になるらしい。そういう意味では、今回のこれはどうなんだろうと思った。

展示の様子は、美術手帖のこちらに詳しい。写真撮影OKの作品もあったので、数点パシャリ。


これがユニマットのワンコ。




これ(上の作品)なんて、時間かけて描いてる気が全然しない(笑)。
ちゃっちゃと書いてる筆のダイナミックさも出ている。
でもって光の表現とかが素晴らしい。


これなんて手前の暗さ、そして向こう側の白飛び気味の明るさだよねぇ…光!!!

楽しみにしていたグッズもあまり惹かれるものものなく、図録とミニファイルを2つ買って終了。図録のこの表紙の作品も正直あんまりワイエスっぽくない。(すみません、文句ばっかりのように聞こえるかも?)

終わった後、まだ暑すぎない上野公園でまったり広島焼きのランチ。至福〜


科博のこれにおおいに惹かれたけれど、やめておいた… 6月までかぁ。


こちら五郎先生解説。コピーライトの関係で、今は音声だけになっちゃってる。都美はベストなタイミングなんだから、コピーライトの分だけでもタイアップしてあげればいいのに、と思ったよ。でも音声だけでもすごく面白いからぜひ。 


ワイエス展、東京都美は7月5日まで。

◎1996年からかかげてきたTHE MUSIC PLANTの看板は2025年12月にて下ろしました。公式サイトは近日中にアーカイブ化する予定。自分の主催公演や招聘はもうやりませんが、2026年も若干の雇われ・お手伝い案件があるので、そちらはゆっくりとこなしていく予定です。

◎現在リリースしたCDの販売は終了しておりますが、書籍はあいかわらず販売しております。アイルランド名盤ガイド。楽曲への配信のリンク(Spotify)や、来日時のインタビュー、エッセイなど充実の内容。ポール・ブレイディ、メアリー・ブラック、マーティン・ヘイズ&デニス・カヒルの3冊です。こちらへどうぞ。

◎神保町すずらん通りのパサージュにてケルト書房という棚を運営しております。ケルト関係の書籍や友人の書籍などを販売中。こちらへどうぞ。

◎アイルランド映画祭、今年もやりますよ! ぜひご来場ください。5月29日よりYEBISU GARDEN CINEMAで2週間。毎日19時から。詳細は公式サイトirishfilmfes.jp  公式X@irishffjp まで。

6月9日にはドーナル・ラニーのドキュメンタリーの映画上映と、ピーター・バラカンさんの解説あり(野崎は聴き役として登場予定)。予約開始はまだ先ですが、今から予定しておいてください。

◎最近、こんな応援記事を書きました。ぺッテリ・サリオラの来日記念盤@Intoxicate

ピーター・バラカン Presents 未来へのプレイリスト 毎週金曜日 ETVにて22:30から放送中。6月いっぱいまで続きます。

◎あいかわらず無印良品BGMの仕事はしております。この4月27日より昨年録音にかかわったデンマーク編が配信スタートしております。良かったら、聴いてくださいね。店頭ではすでにその2週間くらい前から流れているようですが、結構まだBGM29のスコットランドもたくさん流れますね(のざき調査による)。

 

◎パンデミック後くらいから作曲家:日向敏文さんのお手伝いしております。昨年の6月25日に新作「the Dark Night Rhapsodies」がリリースされました。こちらが特設ページ(Sony Music Labels)。アナログ盤と、ピアノ小品集の楽譜は日向さんのサイトで通販中


◎その日向さんは、91年の大ヒットドラマ『東京ラブ・ストーリー』のサントラを手掛けていたわけですが、そちらが35周年記念のリイシューされることになりました。詳細はこちら。 最新インタビューをotonanoにて連載中! 

さらに今まで配信されていなかった『アナザー・グラフィティ』『妹よ』『陽のあたる場所』『愛という名のもとに』『ええにょぼ』も3月25日より配信スタートしております